キムチのお取り寄せなら、大阪・鶴橋の「豊田商店」がおすすめです。
通販キムチのトップブランドでありながら、価格はスーパーのキムチ並み。
もちろん味は、スーパーとは比較にならないくらいウマイです。
キムチのお取り寄せを決意
筆者高野は、これまでお取り寄せはしてきませんでした。
「調味料や食材は、スーパーや商店で売っている中級品で十分。大事なのは料理の腕!」
と考えてきたからです。
なのだけれども、今回、キムチをお取り寄せしてみる気になりました。このごろ韓国式料理にハマっていて、キムチを食べたり、料理に使ったりすることが増えたからです。
キムチはスーパーで、300グラム入り300円くらいのを買っていました。もちろんそれで、べつに「まずい」と思っていたわけではありません。
しかしキムチは、モノによって味が大きくちがうのは、言うまでもない話。キムチを使った料理も、キムチがうまければ味がいいに決まっています。
「料理は腕」などと粋がらなくても、それほど値段が高くなく、いいのがあれば、それを使えばいいことです。
そこで通販で買える、適当なキムチがないか、物色をしてみました。
豊田商店はキムチ通販のトップブランド
関西では、韓国料理・食品として最大の拠点が「鶴橋」です。コリアンタウンがあり、在日コリアンがたくさん住んでいます。韓国料理・食品の店も、山ほどあります。
これまでスーパーで買っていたキムチも、「鶴橋」の名前を冠したものを選んでいました。
そこでGoogle検索で、「キムチ 鶴橋」と入力すると、キムチ通販の店として一番上に出てくるのが、「豊田商店」です。
次に楽天のランキングも見てみます。すると豊田商店のチャンジャが、「キムチ」部門の第1位となっています。
楽天で買った人の評価も見てみました。
白菜キムチの総合評価が4.52のかなりの高得点で、160人中111人が、5つ星(★★★★★)をつけています。
なるほど、豊田商店は、キムチ通販のトップブランドの一つと見てまちがいはないようです。
値段も手頃
豊田商店がトップブランドであることは分かりました、問題は、やはり値段です。あまり高級で、値段が高いようだと買う気はしません。
そこで豊田商店の白菜キムチの価格をみると、500gで648円(税込)。100gあたりの単価は約130円。
スーパーで買っていたキムチも、300g入りのが298円(税抜)とかだったので、100gあたり約100円。ほぼ似たようなものとなります。
念のため、他のメーカーの価格と比較してみました(いずれも白菜キムチ・税込)。
- 鶴橋「山田商店」 980円(500g)
- 鶴橋「丸金商店」 500円(500g)
- 鶴橋「崔おばさんのキムチ」 380円(450g)=422円(500g)
- 京都「ほし山」 890円(500g)
- 神戸「中山商店」 756円(500g)
豊田商店の価格は、めぼしい有名店のなかでは、比較的安い部類に入ります。
ネットを探すと、韓国から輸入したキムチもあり、これも相場は、だいたい100gあたり100円くらい。
でもキムチは、韓国に住んでいる人が作ったものより、2代・3代と日本に住む在日コリアンが作ったもののほうが、日本の食卓になじみやすいのではないかと、筆者・高野は思います。
豊田商店でキムチとチャンジャを注文した
豊田商店でお取り寄せすることはほぼ決めて、豊田商店のサイトを詳しく見てみました。
豊田商店は、45年前に創業されたとのことだ。機械や安い食材などは使わず、先代のオモニがやっていた通りのやり方で、今でも手作りしているみたいです。
白菜は、日本産を使用。夏は長野、冬は愛知・九州と、季節によって仕入先を変えているとのこと。
また、唐辛子は韓国産および中国産。ニンニクは、青森の農家と直接契約しているそうです。
豊田商店はキムチ作りにそれなりのこだわりを持って作っているとみえます。
とりあえず、白菜キムチを500グラム、注文することにしました。
それから公式サイトを見ていて、目に止まったのが、チャンジャです。
豊田商店の人気No.1らしいです。
豊田商店は、キムチも白菜のほか、キュウリ、大根、レンコン、水菜の種類があり、そのほかに、このチャンジャや明太子、スルメ味つけ、イカジャン、タコジャン、ゴマの葉醤油漬けなどの珍味があります。
さらにコチュジャンやチョジャン、ヤンニョンジャンなどの調味料、韓国海苔や松の実などの乾物、生の青唐辛子や赤唐辛子、粉唐辛子、さらにはスプーンや箸、石焼ビビンバの器や冷麺の器などもあり、韓国の食に関するものが、一通り手に入るようになっているみたいです。
その中でも人気No.1のチャンジャ、ベーリング海峡で育った1メートルを超える大型の本マダラのみを使っているのだとのこと。
胃袋のまわりについているムダな繊維をとり除くなど、「気の遠くなるほど時間のかかる」という下処理を、すべて手作業で行っているそうです。
これも、310g入り1,088円(税込)のを、注文することにしました。
送料は、全国一律850円(ただし、沖縄と北海道は1,400円)。
これが、10,800円以上の注文だと、無料となるようになっています。
購入は、注文した品をショッピングカートへ入れていき、最後にまとめて決済する、ネット通販ではおなじみのやり方。
支払い方法は、
- クレジットカード(VISA、Master、JCB、Dines、AMEX)
- 銀行振込(先払いおよび後払い)
- 代金引換
- Apple Pay
- コンビニ払い
の中から選べます。
キムチとチャンジャが家に届いた
さて注文して3日後に、キムチとチャンジャが、クール宅急便で家に届きました。
日付と時間帯を指定しておいたので、届いたのはその通りの日と時刻。
箱を開けると、袋が一つ。
袋を開けると、さらに袋と、保冷剤。
ちなみにこの時点まで、キムチのニオイは全くしませんでした。キムチはニオイが漏れやすく、旅行などで買っても、持ち帰るのに苦労するのが一般的です。
これは、保冷剤と一緒に入っている袋が、「無臭袋」というものだからのようだ。
キムチを容器に移し替える前、この袋に入れたまま冷蔵庫に入れておいても、他のものにニオイが移る心配はないというわけです。
無臭袋を開けると、いよいよ中から、注文したキムチとチャンジャが登場。
早速容器に移し替えます。
キムチはカットしていないのを買いました。
これを切るには、容器に移し替えてからハサミできるようにすれば、せっかくのキムチの汁が、まな板などについてムダになったりすることがありません。
味見をしてみた
ここでちょっと、味見をしてみます・・・・・・。
これは、ウマイ・・・・・・。
まずキムチ。
辛さはしっかりと立っている。でも辛過ぎることはなく、「中辛」くらいになると思います。
それで味は、まず濃いです。
この濃さは、スーパーのキムチとは比にならなりません。うまみがしっかりとあり、さらにフルーツの甘味も感じる気がします。
全体として、出過ぎたところも足りないところもない、「まん丸」と言いたくなる味。
似たような値段でありながら、いつも食べているスーパーのキムチとの、あまりのちがいにビックリしました。
届いたキムチは作りたてだから、発酵度合いはまだ低いです。
これが1~2週間たつと、発酵してクセが出て、炒め物や鍋に入れるには打ってつけとなるはずです。
それから、チャンジャ。
これは、本当にプリップリ。筆者・高野がこれまで食べたすべてのチャンジャの中で、一番プリプリしている気がします。
味つけも、程よい加減。
ご飯なら、このままおかずにすれば、何杯でもイケると思います。
酒の肴には、たっぷりの青ねぎと少しのゴマ油をかけ、よく混ぜて食べるのが定番です。
料理にも使ってみた
キムチは、届いてからしばらくは、そのまま食べました。
10日くらいたち、だいぶ発酵してきたから、料理に使うことにしました。
まず作ったのは、あさりのキムチみそ汁。
それから、豚キムチ。
どちらも大変うまかったです。
キムチを使った料理は、「キムチの味」なのだから、入れるキムチがいいものならば、うまくなるのは知れた話です。
豊田商店は価格は手頃で味はよい!
今回お取り寄せした大阪・鶴橋「豊田商店」のキムチとチャンジャ、価格は手頃で味はよく、当たりでした。
スーパーのキムチと似たような値段なのに、味がこれほどちがうのは、直販だからなのでしょう。
問屋や小売店などへのマージンが入らない分、材料にお金がかけられるのだと思います。
ただしもし、このキムチを買わない方がいい人がいるとすると、「激辛味が好きな人」。
豊田商店のキムチは、スーパーのよりは辛いにせよ、中辛味です。韓国式の、口がヒリヒリするくらい辛いキムチが好きな人は、韓国産のキムチを買うようにした方がいいと思います。
筆者・高野は、これくらいの辛さがちょうどいいです。
すでに次の分も、コチュジャンなどと合わせてリピートしました。
「今度はお取り寄せにハマらないでよ」
そうだよな。