あさりの和風パエリア/食を考えない奴はバカなのだ

アサリの和風パエリア その他魚料理

きのうは、あさりの和風パエリア。

アサリの和風パエリア

食を考えない奴は、バカなのだ。

 

 

優先順位をつけまちがう奴が、バカの代表例であるのは言うまでもないことだ。何が大事かが分からないから、つまらないことに拘って、それで時間をムダにする。

そういう意味で、「食」を考えない奴は、真正のバカである。

人生の優先順位をまちがえているからだ。

 

人間が、すべてに先立って「生き物」であることは、疑問の余地がない。そして生き物にとってもっとも重要なのが、「食い物」であることも明らかだろう。

食を考えない奴は、そのことを忘れている。

大もとを履き違えているから、そこからあとは全てのボタンをかけ違い、実のあることは一つもできずに死ぬはずだ。

 

「カネがないから」「時間がないから」と、牛丼やコンビニ弁当で済ます奴らのアタマの悪さは考えるまでもないとして、やたらと高いものをありがたがったり、奥さんに料理をまかせたりする奴らも救えない。

そういう奴らは、大事な問題をカネで解決できると思っている。人を雇ってやらせれば、それで済むと錯覚しているのである。

 

しかし大事な問題であればあるほど、自分自身でやらなければ上手くいかないことは、知れた話だ。企業戦略の決定を社長が人にまかせたら、その会社は潰れるだろう。

 

人生の優先順位をまちがう奴は、ロクな人生を歩めない。それは、どんなにカネがあっても同じことだ。

「バカは死んでも治らない」から、言う甲斐もないこととはいえ、まったく可哀相な話である。

 

 

さてきのうは、あさりの和風パエリアを作った。

あさりの和風パエリア

 

「和風」の意味は、まず「ニンニクを使わない」ということだ。ニンニクを使ってしまうと、他の和風メニューの味が、全くしなくなってしまうからだ。

それから、パプリカやらズッキーニやらパセリやらの洋風野菜も使わない。いつも和食メニューばかりを作る関係上、洋風野菜が中途半端に余っても、あとで使いようがないのである。

 

ニンニクを使わない代わり、コク出しにはショウガとゴマ油、オイスターソースを使う。薬味のパセリは、青ねぎで代用。

鶏肉を入れ、さらに加えてジャガイモも入れた。

鶏肉とあさり、それにジャガイモは、最強のトリオの一つなのだ。

 

あさり250グラムは塩水に1時間くらい浸して塩抜きし、そのあと水を4~5回替えて、両手でガシガシとこすり合わせながらよく洗う。

カットトマト1缶(400グラム)は鍋にあけ、

  • 酒 大さじ1
  • オイスターソース 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • 塩 小さじ2分の1

を加えて火にかけ、温めておく。

 

一人分なら、20センチの小さめのフライパンが使いやすい。

ゴマ油大さじ3くらいを敷き、

  • みじん切りのショウガ 2センチ大
  • みじん切りの玉ねぎ 中2分の1

を入れて、中火にかける。

あさりの和風パエリア

2~3分、じっくり炒めて香りを引き出す。

 

食べやすい大きさに切った、鶏(きのうは胸)肉100グラムくらいを、皮を下にして入れて炒める。

あさりの和風パエリア

 

鶏肉に火が通ったら、1~2センチ大に切ったジャガイモを加えて炒め、油がまわったところで、洗わないそのままのコメ、1カップを加えてさらに炒める。

あさりの和風パエリア

3~4分、米が十分油を吸うまでじっくり炒める。

 

温めておいたトマト缶と、あさりを入れる。

あさりの和風パエリア

 

中火のまま2~3分、フライパンを揺すりながら煮立てて全体をなじませる。

あさりの和風パエリア

フタを閉めて弱火にし、そのまま25分炊いて、火を止める。

 

「25分」は、生米を油で炒めて炊いた場合の、リゾットにも共通の炊き時間である。

米にちょっと芯が残り、ちょうど「アルデンテ」の状態に炊き上がる。

 

青ねぎは、振りかけたあとフタをしてちょっと置くと、味が穏やかになる。

あさりの和風パエリア

 

鶏肉とあさりのだしで、バツグンのうまさである。

あさりの和風パエリア

 

 

あとは、春キャベツの塩もみ。

春キャベツの塩もみ

ざく切りにした春キャベツに塩一つまみをふって揉み、30分くらい置いてからよく絞り、レモン汁(ポッカレモン100)と実山椒(または一味)をかける。

これがまた、和風パエリアによく合った。

 

それにとろろ昆布と焼き麩の吸物。

とろろ昆布と焼き麩の吸物

 

一味ぽん酢の冷奴。

一味ぽん酢の冷奴

 

 

酒は、冷や酒。

きのうも、調理中に飲む酒の肴に、炒りコンニャクを作った。

炒りコンニャク

中火にかけたフライパンで、スプーンでちぎったコンニャクを炒り、醤油で味を付けて七味をかける。

 

ダラダラと作り、さらにダラダラと食べるから、寝るのは遅くなってしまうのだ。

まったく自堕落な生活だが、あとは死ぬだけの50過ぎ、別にそれでいいのである。

 

「飲んでばかりで仕事しないのもバカだと思うよ。」

チェブ夫

そうだよな。

 

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