きのうは、豚肉の若竹炒め。
旬のタケノコと豚肉の炒め物は、たまらない味である。
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タケノコと豚肉が、また合うのである。コッテリと脂がある豚肉に、シャッキリとしながらも柔らかい、旬のタケノコは、たまらない。
豚肉といえば、やはり炒め物にするのがウマイ。
豚肉とタケノコ、それに卵ときくらげの炒め物は、中華定番メニューの一つだが、きのうは、このきくらげの代わりにワカメを使った。
ワカメも、実は炒めるとうまい。向田邦子のレシピに、ワカメをゴマ油と醤油で炒めたのがあって、これがビックリするうまさなのだ。
ワカメは、タケノコとは「若竹」の仲であり、相性がいいことは言うまでもない。
この豚肉の若竹炒めは、まさに「王道」ともいうべき炒め物なのである。
材料は、豚こま肉・200グラムと、ゆでたタケノコ・小1本、卵2個と、タケノコと見た目同量くらいのゆでワカメ。
大さじ2くらいのゴマ油と2センチ大くらいのショウガみじん切り、輪切り赤唐辛子・少々で炒め、合わせ調味料は、
- 酒 大さじ3
- オイスターソース 小さじ1
- 砂糖 小さじ2分の1
- 塩 小さじ2分の1
の塩ベース。
醤油は入れず、コク出しにはオイスターソースを使っている。
材料を順番に入れて炒めるだけで、難しいことはほとんどない。
ただし卵だけは、最初にふっくらと炒めたものを一旦とり出し、後から加えるようにする。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火にかけて温まったら、溶いて塩と砂糖・小さじ4分の1づつを入れた卵を流し入れる。
あまり細かくかき混ぜず、最初は少し固まるのを待ち、大きめにふっくらとまとめて、皿にとり出す。
改めて、フライパンにゴマ油とショウガ、輪切り唐辛子を入れ、中火にかける。
1~2分じっくり炒めて香りを引き出し、次に豚肉を、箸でほぐしながら炒める。
豚肉の色が変わったら、合わせ調味料を入れる。
1分ほど炒めて味がなじんだところで、上半分は8等分のくし切り、下半分は3ミリ幅くらいの半月切りにしたタケノコを入れ、さらに1分くらい炒める。
ざく切りにしたゆでワカメ、それに卵を入れ、さらに1~2分、全体を混ぜながら味をなじませる。
ゆでワカメは、小分けにして冷凍しておけば、何ヶ月でも食べられる。
味を見て、塩気が足りなければ塩を足す。
片栗粉・小さじ1と水・小さじ2の水溶き片栗粉を、少しずつまわし入れ、全体を混ぜてトロミをつける。
豚肉のコッテリとした脂が、全体にまわっている。
ワカメがまた、絶好のアクセントなのである。
タケノコの姫皮は、梅だれをかけた。
梅だれは、梅肉1個分をペースト状になるまで包丁で叩いたところに、砂糖とみりんそれぞれ少々で、甘酸っぱい味にする。
生利節と厚揚げの吸物。
ほぐした生利節・少々を弱火ですこし煮出したあと、酒と淡口醤油、少しのみりんで味をつけ、1センチ厚さに切った厚揚げをすこし煮て、とろろ昆布をくわえてお椀によそう。
それに、長芋のせん切り・わさび醤油。
酒は、冷や酒。
自分で作った肴で酒を飲むのは、幸せだ。
これだけあれば、他の何がなくてもいいと思えるくらいなのである。
「仕事もしないとダメだからね。」
そうだよな。
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