きのうは、新キャベツとあさりの酒蒸し(うどん入りだよん)。
これがまた、うまかった。
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このメニューにしたのは、2分の1玉買ったキャベツがまだ半分余っていたからで、新キャベツといえば、やはりなんといっても「あさり」だということを思い出したのだ。
「おなじ季節に旬をむかえる、海のものと山のものとは相性がいい」のは「鉄則」といえるわけで、「ブリ大根」「若竹煮」「真ダラの子とフキ」などなど、あげればキリがない。
「新キャベツとあさり」もまさにそういう組み合わせの一つで、どちらも、これからが旬となる。
あさりの食べ方として代表的なものに「酒蒸し」があるわけだが、この酒蒸し、あさりだけでやってしまうと、せっかくのあさりのうま味のたっぷりと出た汁が、皿に残ってもったいない。
やはりこれを、吸わせる何かがほしいわけで、それには新キャベツが打ってつけなのだ。
ポイントは、バターを利かせること。
あさりの汁に酒としょうゆの味付だけだと、ちょっとアッサリし過ぎてしまう。
加えてきのうは、仕上げに粗挽きコショウをふった。
それからきのうは、さらにうどんも、汁を吸わせるために入れた。
新キャベツだけだと汁を吸いきれないからで、これがまた、バターが利いたややコッテリとした味によく合って、うまかった。
作るには、まず新キャベツだけちょっと蒸してから、あさりとうどんを時間差で入れる。
あさりは蒸すと、わりとすぐに殻が開いてしまうからで、こうすると、あさりも新キャベツもちょうどいい加減になる。
フライパンに、ざく切りにした新キャベツ4分の1玉と、酒・大さじ2、しょうゆ・小さじ1、それにバター1かけを入れ、フタをして、弱めの中火にかける。
時間にして3~4分か、バターが溶けるくらいまで蒸す。
バターが溶けたら、うどん1玉とあさり200グラム、それにほぐしたシメジを入れ、ふたたびフタをし、あさりの殻がひらくまで、やはり弱めの中火で蒸す。
あさりは、スーパーなどで売っているのはすでに砂抜きされているから、塩水に30分~1時間ほど、浸けておくに越したことはないけれど、それほど神経質にならなくていい。
それより大事なのは「よく水洗いすること」で、殻についた汚れが臭みになるから、両手であさりをすくい、ガシガシとこすり合わせるようにしながら、水を4~5回は替えて洗う。
あさりの殻が開いたら、皿に盛り、ネギと粗挽きコショウをふる。
これがまた、うまかった。
あさりは洋風に料理してもうまいのは知れた話で、バターと粗挽きコショウは非常に合う。
本来ならニンニクを入れるわけだが、かわりにバターと相性がよい「しょうゆ」を入れたというわけで、まさに「たまらない味」になる。
パスタではなく「うどん」というのも、作るのも簡単で、おすすめだ。
あとは、さつま揚げとほうれん草の甘辛炒め。
フライパンにサラダ油少々を引いて中火にかけ、細く切ったさつま揚げをサッと炒める。
- 酒 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1弱(さつま揚げに塩があるから少なめにする)
で味付し、すこし煮立てて、ざく切りにしたほうれん草をさらに炒める。
粉山椒と一味をかけて食べる。
とろろ昆布のぬく奴。
豆腐を水で静かに煮て、温まったところで、とろろ昆布と削りぶし、ネギを入れたお椀に水ごと注ぎ、しょうゆを入れて、ショウガのおろしたのをかける。
それに、すぐき。
酒は、熱燗。
きのうも、「ウマすぎるわ」「マジでたまんない」と、飲みながらつぶやくわけである。
「ひとり言は年の証拠だよ。」
そうだよな。
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