鮎の塩焼きで酒を飲んだ。
タリーズの女の子はカワイイのである。
ぼくは京都大宮のほんとに狭い世界でいつも暮らしており、それで用が足りている。
喫茶店「PiPi」でブログ更新をしているか、三条会商店街で買い物しているか、大宮飲み屋街で飲んでいるかという話だが、残り一つが「タリーズコーヒー」だ。
ここは仕事場となっていて、依頼された原稿仕事はここでやる。
スターバックスと違って喫煙室があるのがよく、ここにコーヒーをお代わりしながら数時間にわたって粘る。
この4月からお代わりコーヒーが150円になったので、利用に拍車がかかっているわけである。
一人でパソコン相手に仕事する人はそういうことが多いのではないかと思うのだが、家で仕事していると煮詰まる。
一人の方が、邪念がかえってあれこれ浮かび、おまけにベッドもあるからそのうち横になって寝てしまう。
周りに人がいたほうが気が紛れて、逆に集中することができる。
カフェでは時々、大きな声で話をする人もいる。
でもぼくは、それがどんなに大きな声であっても仕事に差し障ることはない。
しかしさらにタリーズは、「女の子がカワイイ」のである。
これは特筆すべきであり、大宮の飲み屋街ではあまり見かけないような、きれいに化粧し、着飾った女の子が続々とやって来る。
大宮のカワイイ女の子は、全員ここに集まっているのではないかと思うくらいだ。
もちろんこちらはおっさんだから、ジロジロ見ないよう気を付けてはいる。
気を付けながら、横目でチラチラ女の子を見るのが、また仕事が捗るわけである。
この頃は暖かくなり、女の子の露出度が高まっているのがありがたい。
ぼくは特に、二の腕のマニアである。
太くてむっちりしているのがよく、多少垂れていてもかまわない。
昨日もぼくの2メートルくらい前に、ノースリーブを着て見事な二の腕を晒した若い女性が、二の腕をぼくの方へ向けて座った。
それを眺めることでどれだけ仕事が捗ったかについては、改めて指摘されるまでもないのである。
さて昨日の昼飯は、前日のチキントマト煮をご飯に添えた。
ご飯は片手鍋で炊く。
白飯を鍋で炊くのは簡単である。
フタが透明になっていると、中が見えてさらにやりやすい。
1カップの米を研ぎ、よく水を切ってから、1.2カップの水を入れる。
15分ほど浸したあと、中火にかける。
するとそのうち水は煮立ち、さらに粘り気のある泡が上昇してきてフタまで達し、吹きこぼれ始める。
その瞬間に、火加減を弱火にして、8分炊く。
「8分」はオコゲができない時間で、10分だとオコゲができる。
8分たったら、火加減をさらに弱く、「これ以上小さくできない」というくらい小さな火にする。
蒸らす時、温度が急に下がってしまうとふっくらと仕上がらないのである。
そうして火をつけたまま5分蒸らし、さらに火を止めて5分蒸らせば炊き上がりとなる。
昨日はいつも行く魚屋「ダイシン食料品店」で、立派な鮎が280円で売っていた。
夜はそれを塩焼きにして、酒を飲んだのである。
鮎が店に出るのは本当に短い期間で、去年は気付いたらもう終わっていた。
見かけたら、すかさず買うようにするのがおすすめである。
塩焼きにすればいいのだから、難しいことは何もない。
鮎を塩焼きにする際は、全体にまんべんなく塩を振るのではなく、ヒレの部分にだけ塩を塗り付けるようにする。
これは焼いてヒレが焦げてしまうのを防ぐことを兼ねている。
ガス台にグリルがあればそれで焼けばいいわけだが、ない場合は焼き網で焼くよりも、フライパンで焼いた方がきれいに焼ける。
フライパンを中火にかけ、十分熱する。
魚を乗せた時「ジュッ」と音がするくらいまで熱しないとくっつくから、これだけは注意が必要だ。
魚を、食べる時上になる方を下にしてフライパンに入れ、フタをして、5分ほど、きれいに焼き色が付くまで焼く。
フタをするのは、フライパンに接していない中や横の部分にもきちんと火を通すためである。
フライ返しでひっくり返し、今度はフタを外して反対側を焼く。
フタを外すのは、水気を飛ばしてこんがりと焼き上げるためだ。
3~4分、きれいな焼き色が付いたら火を止めて、皿に盛る。
昨日は魚屋でもらった「たで酢」を付けて食べたが、酢醤油でもいいそうである。
上品な風味があり、ほんとにうまい。
あとはしじみの赤だし。
しじみは肝機能を高める栄養素を含んでいて、酒飲みの友である。
砂出しし、よく洗ったしじみ100グラムとだし昆布、水1カップ、酒大さじ1を鍋に入れ、中火にかける。
アクを取り、殻が開いたら火を止めて、赤だし味噌(八丁味噌)を溶き入れる。
お椀によそい、青ねぎと一味をかける。
ホタテの酢の物。
酢の物は、タコがもちろん代表だが、カニやホタテなどの魚介を入れるととてもうまい。
ホタテは茹でたのを買ってくる。
キュウリは薄い小口切りにし、塩一つまみを振って水洗いし、水気を拭きとる。
ホタテとキュウリ、生わかめ、薄切りにしたちくわを、砂糖小さじ3、酢大さじ3、塩少々で和える。
それにわさび醤油の冷奴。
すぐき。
酒は冷や酒。
昨日も気分よく泥酔した。
「エロおやじだね。」
ほんとだな。
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コメント
おっさんお疲れ!
鮎って高いイメージあるけど
うまそやし、今度食ってみるわ笑笑!
ところでおっさんに質問やが
女の二の腕ってな
何と同じ柔らかさなん笑笑?
鮎うまいですよ。
二の腕、鶏もも肉ですね。
鮎に添えられている黄緑色の液体が たで酢なのですか?
抹茶みたいな きれいな色ですね。普通の酢の味ですか?
そうそう、緑色のがたで酢です。
爽やかな酸味です。
高野さん、こんにちは(*^^*) 毎日欠かさず拝読しています☆彡 パニックが緩和し、最近あちこちの料理教室に行けるように(^^) 21日に大宮のベジカフェがお休みなので、タリーズに行こうと思っています。お会い出来たら嬉しいです(*^_^*)
そうですか。当日いるかどうかは確約はできませんが、お会いできましたら少しお話しましょう。
笑える
高野さん、お久しぶり。
私も、自宅、図書館、公園、喫茶店、と転々としながらやってます。
自宅にはPCも本もコーヒーも揃っているのですが。なぜか移動します。
「周りに人がいたほうが気が紛れて、逆に集中することができる。」
良くわかります。
ただウチの近くのタリーズは美人がいません。
スタバにはいますけど。
関西と関東では違うのでしょうか?。
あと魚の塩焼きをフライパンのが良いとは眼から鱗でした。いままではガスでやってたのですが、これからフライパンでやってみます。そのほうが洗い物も少ないしね。
今後とも楽しい話をお聴かせ下さい。
「夏服を着た女たち」ですね。
なるほど。
大宮にはスタバがないからかもしれませんね。