沖縄発祥の料理タコライス。蛸めしを横文字で呼んでいるわけではなく、メキシコ料理タコスの具材をライスにかけた料理です。ケチャップとウスターソースで簡単に作ることができ、自分でガッツリ食べるのにも、彼女に作るおしゃれな料理としてもおすすめです。
この記事では、タコライスとは何なのか、およびタコライスを作るポイント、作り方について紹介します。
タコライスとは?
タコライスは、沖縄県金武町(きんちょう)にあったレストラン「パーラー千里(せんり)」(現在は閉店)で1984年(昭和59年)に考案されたといわれています。変動相場制の導入でお金に困っていたキャンプハンセンの海兵隊員に向け、安くてボリュームがある料理を提供することが目的だったとか。
系列店のチェーン展開により沖縄全土に広まり、さらに吉野家やほっかほっか亭、モスバーガーなどがメニューに取り入れて全国区になりました。沖縄が誇る名物料理の1つといえるでしょう。
タコライスを作る際のポイント
さて、そのタコライスですが、ケチャップとウスターソースがあれば比較的簡単に作れます。失敗の可能性は初心者でもあまりないと思うので、とりあえず十八番の料理とかにして、得意げに彼女に作ってあげるとかもいいでしょう。タコライスを作る際のポイントは、ひき肉をじっくりと炒めること、および隠し味としてオイスターソースを使うことです。
ポイント1 ひき肉はじっくり炒める
タコライスを作る際の第1のポイントは、ひき肉をじっくり炒めることです。これは、マーボー豆腐やドライカレーなどひき肉を使うすべての料理にいえることなのですが、ひき肉は炒め方が足りないと臭みが出やすいからです。
時間の目安としては5分くらい、ヘラやスプーンでひき肉をフライパンの鍋肌に押し付けて、肉汁が出てくる「ジュージュー」という音がしなくなるまで中火で炒めます。
ポイント2 オイスターソースをちょこっと入れる
それから、タコライスを作る際のもう1つのポイントは、オイスターソースをちょこっと隠し味程度に入れることです。日本人は、カツオ出汁を代表とする「魚介味」が入っていないと、料理をおいしいと感じられない人種だと思います。牡蠣が原料であるオイスターソースを加えることで、タコミートがご飯に格段に合うようになります。
タコライスを作る際の調味料は、まず最低限必須なのがオリーブオイルとケチャップ、ウスターソース、それに酒としょうゆ、仕上げの際にコショウとレモン汁。辛味をつけたい場合にはタバスコか豆板醤、またはカレー粉。そして、さらにおいしくしようと思えばオイスターソースです。
オイスターソースは冷蔵庫に入れておけば腐りませんし、肉を使う料理ならどんなものでもちょこっと入れるとおいしくなるので、常備しておくのはおすすめです。
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タコライスのレシピ・作り方
タコライスの作り方は、ひき肉を香味野菜をじっくり炒め、調味料を入れるだけです。ほんとにマジで、あっという間にでき上がります。
ステップ1 ひき肉と香味野菜をじっくり炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- ショウガ 1~2センチ大(みじん切り)
- 玉ねぎ 4分の1個(みじん切り)
- 牛豚合いびき肉 150グラムなど
を入れて中火にかけ、ひき肉の肉汁や玉ねぎの水気が「ジュージュー」と立てる音が静まるまで5分くらい、スプーンやヘラで鍋肌に押し付け、しばらく焼いては返しをくり返しながらじっくり炒める。
ステップ2 ケチャップなどで味付けする
じっくりと炒めたら一度火を止め、
- 酒 大さじ1(紹興酒だとなおウマイです)
- ケチャップ 大さじ3
- ウスターソース 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- オイスターソース 小さじ1
- 豆板醤 小さじ1(またはタバスコ少々など好みで)
- カレー粉 小さじ1(好みで)
を加えてふたたび中火にし、1分くらい混ぜながら炒める。最後に、
- レモン汁(ポッカレモン100など) 大さじ1
- 粗挽きコショウ 少々
を加えてひと混ぜする。
ステップ3 レタスやトマト、それにご飯と一緒に器に盛る
皿にご飯と千切りレタス、ぶつ切りトマトをよそっておき、できたタコミートを盛り付ける。ご飯との相性はバッチリで、だいたい5,094回くらい死ねるはずだと思います。
まとめ
沖縄料理タコライスは、自分で作るのもとてもカンタン。
彼女ができたら作ってあげると、評価がワンランクアップしますよ!
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