ウインナーを使ったピラフ。一人分でも、フライパンを使って手軽にできる。
ピラフは洋風炊き込みごはんのこと。トルコが発祥なのだそうで、それがスペインに伝わってパエリアになったそうだ。
まあ詳しいことは知らないが、要は具材と生の米を炒め、水やスープを加えて炊くという話。米に吸水させないから、やや硬めに仕上がるのが特徴で、それがまたうまいのだ。
これまではこのピラフ、いつも使っている24センチのフライパンでは、一人前は炊けないと思っていた。大きすぎて、熱が逃げてしまうような気がしたからだ。
でもきょう、ウインナーのピラフをフライパンで作ってみたら、全くそんなことはなく、普通にうまく炊くことができた。
ピラフは初めに炒めてしまえば、あとは炊くだけ。炊き時間こそちょっと必要ではあるけれど、手間としてはチャーハンを作るのと変わらない。
ごはんを炊いて、おかずを作ることにくらべれば全然ラクだから、一人暮らしの手軽な食事としてとても向いていると思う。
作り方
ピラフはお店などで作る際には、たぶんスープを入れると思う。でも肉類をきちんと使えば、そのだしが出るから、スープは使わなくても問題なくおいしくできる。
ただし今回のように味出しにウインナーを使う場合は、ウインナーは「シャウエッセン」「アルトバイエルン」級の、ちょっといい目のを買うのがおすすめ。といっても、1食分2本で100円にもならないのだから、安い話だ。
加える水は、本当は熱湯にすると、アルデンテ加減になってよりおいしくなる。でも水でも決してまずいことはないから、僕はお湯をわかす手間を惜しんで水を加える。
ピラフを作る場合の水加減は、標準では米の1.5倍。ただし1人分2分の1カップの米だと、それでは水の絶対量が少ないから、1カップの水を入れている。
とりあえず下のレシピ通りにやってみるのがいいのだが、フライパンの大きさや材質、火加減などによって、炊き上がりは変わってくる。不満が残る出来になったら、水加減と火加減、炊き時間を、自分なりに調整してみたらいいと思う。
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- 玉ねぎ 4分の1個 (みじん切り)
- ウインナー 2本 (2~3ミリ幅の小口に切る)
を入れ、強めの弱火くらいにかけ、4~5分じっくり炒めて玉ねぎの水気を飛ばし、味をひき出す。
つづいて洗わない生の米・2分の1カップを入れ、米が油を吸って透明になってくるまで2~3分、さらに炒める。
- 水(または熱湯)1+4分の1カップ
- 塩 小さじ4分の1(1つまみ)
- コショウ 少々
を入れて中火にし、1分くらい、鍋を揺すりながら煮立てる(ヘラなどで混ぜると粘り気がでるので注意)。
フタをして弱火にし、25分炊く。
蒸らしはしなくていいから20分炊いたら皿に盛り、粗挽きこしょうとパセリをかける。
これは、ウマイ……。
プリプリの炊き上がり。おこげもいい感じでできていて、184回はぜったい死ねる。
そしてこれが、またどう考えてもビールに合う。
それなのに、今朝も「朝だから」という理由で飲まなかったのは、酒の神様に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「神様なんか信じてないのに」
そうだよな。