キムチ鍋にうどんを入れたらうまいのは、それはもちろん、言うまでもないのである。しかし問題は、そう思い立ったとき、キムチがちょっと少なめだった場合にどうするか、だ。
キムチ鍋は、キムチをたっぷり入れればあとは塩を加えるだけで十分うまい。水と同量、3カップの水なら300グラム入りパックを全て入れるくらいだと、申し分ない。
キムチが少ない場合には、まず「だし」を使う必要がある。煮干のだしは、キムチによく合う。
それから合うのが、干し椎茸。これは鶴橋の食堂で学んだ。クセのあるキムチの味をうまく膨らませてくれ、さらに椎茸自体も具として使えるから完璧だ。
あとは、調味料。コチュジャンを加えるのは、やめた方がいいと思う。
日本の料理にしょうゆ味とみそ味があるのとおなじように、キムチとコチュジャンは別系統の味なわけで、キムチ鍋にコチュジャンを加えると、コチュジャンに圧倒されて、「コチュジャン鍋」になってしまう。
塩だけで足りなければ、みりんと醤油を少し加えるのがいいと思う。それから辛みが欲しければ、豆板醤を加えるのがいい。
というう具合に作ったキムチのうどんすき、これがまたうまかった、、
キムチが足りない場合には、やってみるのがおすすめだ。
まずは干し椎茸のだしを取る。
4カップの水(1カップは煮詰まる分)に干し椎茸を適当と思われる量だけ入れて中火にかけ、小さく沸いてきたら火を止めて、そのまま置いておく。
鍋にゴマ油大さじ2を引き、頭とわたを取った煮干し1つまみくらい、それから辛みを加えたい場合には、ここで豆板醤小さじ1くらいを入れる。
その上に、豚こま肉200グラムを広げて入れ、その上にキムチ(きのうは150グラムくらいだったのではないかと思う)を重ね、キムチの汁をあるだけ入れて、5分くらい置いておく。こうして肉に下味をつけるわけだ。
5分置いたら強めの弱火くらいの火をつけ、フタをして、ときどき混ぜながら5分くらい蒸し焼きにする。こうしてキムチと豚肉の味を出し、それと油をなじませる。
椎茸のもどし汁を入れ、弱火で5分くらい煮て味をなじませてから、
- 酒 大さじ1
- 塩 味を見ながら少々
- みりん 小さじ1~2
- 醤油 小さじ1~2
で味付けし、豆腐と細く刻んだ椎茸をくわえて、さらに弱火で10分くらい煮る。
うどんを加えて5分くらい煮たら、ざく切りのニラを加え、ひと煮立ちさせて火を止める。
卓上コンロで適宜温めながら食べる。
これは、うまい、、
コクも辛みも完璧に十分、またそれがうどんにしみたのが、たまらないっす。
酒は、焼酎水わり。
だいたい料理ができる時点で、完璧に泥酔しているのだ。料理を考えながら、また作りながら、空きっ腹で飲む酒はうまい。
料理ができれば、当然また飲むわけで、そうなれば、飲み過ぎるのはどうしようもないことなのだ。
「仕事もしてよ。」
そうだよな。