きのうはまだ、終わってから丸2日が過ぎたのに、まだ国会前での疲れが残っていた。眠いし、やたら腹が減るしで、50を過ぎると疲れもなかなか回復しないのである。
となれば、豚肉とニラの料理を食べるしかない。豚肉に豊富に含まれている「ビタミンB1」と、ニラに、やはり豊富に含まれる「硫化アリル」は、疲労回復には最強なのだ。
豚肉とニラの料理で代表的なのは、やはり、キムチを使った豚キムチやキムチ鍋。しかしこれは、わりと最近食べている。
おなじものばかり食べるのもな、、、
という場合には、ブテチゲ鍋。
ブテチゲ鍋は、味の作り方としてはキムチ鍋と一緒で、「具がちがう」というものだ。
「ブテ」は「部隊」で、ブテチゲ鍋は、韓国の軍隊で作られるようになったらしい。軍隊で豊富に手に入るのだろう、スパムやソーセージなど豚肉の加工食品がメイン具材となっている。
このスパムやソーセージが、キムチと大変よく合うことは、キムチが元々豚肉と相性がいいのだから「当然」というべきだ。
ブテチゲ鍋は、あとは入れないといけないのは、まずジャガイモ。ジャガイモがソーセージなどと相性がいいのは、ポトフなどを見ても知れた話。
それに、インスタントラーメン。
インスタントラーメンのチープな味が、スパムやソーセージとまたよく合う。
キムチで味を作るから、キムチとかぶる白菜は入れないようにすれば、あとは、どんな具を入れてもいい。
きのう入れたのは、厚揚げと玉ねぎ、しめじと、そしてもちろんニラ。キャベツも入れようかと思ったのだけれど、もう鍋にスペースがなくなってしまったので、やめておいた。
インスタントラーメンは、辛ラーメンの袋麺が、煮込んでも柔らかくなりすぎず、一番いい。
きのうはスーパーで、袋麺がなかったので、辛ラーメンのカップ麺にしてみたら、やはりちょっと、柔らかくなりすぎた。
まずは、スパムとソーセージ、キムチを炒め、味のベースを作る。
鍋にゴマ油・大さじ2を入れ、
- 食べやすい大きさに切った減塩スパム 2分の1缶(170グラム)
- 爆発しないようにするのと、味を出やすくするために、切り込みを入れるか穴を空けるかしたウインナー・ソーセージ 4本
を並べて、その上にスパム・ソーセージと見た目同量(200グラムくらい)のキムチをのせる。
フタをして、弱めの中火にかけ、5分ほど蒸し焼きにしたあと、フタを外し、混ぜながら5分ほど炒める。
水・3カップと、混ぜ合わせておいた調味料、
- みそ 大さじ1
- コチュジャン 大さじ1
- 淡口醤油 大さじ1
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- おろしショウガ 1~2センチ大
を加える。
まずジャガイモと厚揚げ、玉ねぎ、それからインスタントラーメン、そしてしめじ、最後にニラ、、と、煮えにくいものから順に入れて煮る。
韓国式に、鍋から直接、箸とスプーンを使って食べる。
味がしみた、じゃがいもとインスタントラーメンが、また「たまらない」という企画である。
酒は、冷や酒。
シメは、ご飯。
「年を取ると大変だね。」
ほんとにな。