「ゴーヤーは、チャンプルー以外にどうやって食べたらいいの?」
そう思う人は多いハズ。
お答えします。「マーボーです!」
ゴーヤーは、辛いそぼろあんかけがよく合います。
辛いそぼろあんかけといえば・・・・・・? そう、マーボー!
この記事では、マーボー・ゴーヤーの作り方を紹介します。
わりと手軽にできるので、あまりにおいしくて毎日作っちゃうかもしれませんYO!
ゴーヤーはマーボーとよく合う!
ゴーヤーは、マーボーとよく合います。なぜなら、ゴーヤーは、「辛いそぼろあんかけ」がよく合うからです。
ゴーヤーは辛い料理がよく合う
辛い料理がゴーヤーとよく合うのは、ゴーヤーをカレーに入れることが定番となっていることからもわかります。
韓国では、ゴーヤーのキムチもあるそうです。
パンチのあるゴーヤーの苦味に辛みが加わることにより、まさに「ダブルパンチ」でノックアウト確実の、強烈でありながらバランスの取れた味になります。
ゴーヤーはそぼろあんかけがよく合う
そぼろあんかけがよく合うのは、ゴーヤーがウリ科だからです。
ウリや冬瓜などのそぼろあんかけは、定番中の定番料理。
コックリとやわらかく煮えたウリや冬瓜は、なめらかなそぼろあんに包まれると口のなかで溶けるよう。
ゴーヤーも、ちょっと煮込むと、ウリや冬瓜と同様のコックリとした食べごたえになります。
以上のように、辛い料理、およびそぼろあんかけがよく合うゴーヤー。
それでは、両者を兼ね備えた「辛いそぼろあんかけ」といえば・・・・・・? そう、マーボーしかありません!
マーボー・ゴーヤーは、辛い味的、およびやわらかな食べごたえ的の両面において、非常にバランスの取れた味になります。
「ゴーヤー料理の決定版」とも思えるほどです。
マーボー・ゴーヤーを作るポイント
マーボー・ゴーヤーを作る際は、ゴーヤーを厚めに切ることがポイントの1つとなります。
また、一般にマーボーを作る際に必要とされる甜麺醤やトウチ、花椒(ホワジャオ)は、しょうゆとみりん、粗挽き黒コショウで完全に代用することができます。
ゴーヤーは厚めに切る
ゴーヤーチャンプルーなどを作る際には、ゴーヤーはうすく切ります。
しかし、マーボー・ゴーヤーは「煮込み料理」です。
煮込まれたゴーヤーのコックリとしたやわらかさを生かすため、ゴーヤーは厚めに切るのがポイントです。
今回は、5ミリ幅くらいに輪切りにしました。
しかし、何なら、2センチ大ほどに非常に大きく切ってもまた問題なくおいしいです。
中国調味料はしょうゆと粗挽き黒コショウで代用できる
マーボーのレシピには、最近のものではほぼ間違いなく、
- 甜麺醤(テンメンジャン)
- トウチ
- 花椒(ホワジャオ)
が使われることになっています。
これらの中国調味料、マーボー以外にどうやって使えばいいのか、ほとんどの人はよくわからないでしょう。
使い道がわからない調味料は、購入しても棚の肥やしになる可能性が高いです。
しかし、マーボーを、家庭で食べるレベルでおいしいものにするために、上の中国調味料は全く必要ありません。
日常的によく使われる調味料で、完全に代用できます。
代用の仕方は、次の通りです。
甜麺醤 | 甜麺醤は「甘い豆みそ」です。「みりん+しょうゆ」でOKです。 |
トウチ | トウチは、「発酵させた大豆」です。しょうゆで全然だいじょうぶ。 |
花椒 | 粗挽き黒コショウで全く問題ありません。街の安価な中華屋さんとかでは、実際に花椒のかわりに粗挽き黒コショウを使っているところもあります。 |
ただし、「豆板醤(トウバンジャン)」と「オイスターソース」だけは、ないとマーボーが作れません。
これらは、使い出も非常にあり、筆者 高野のレシピでもよく使われます。
冷蔵庫に入れておけば腐りませんので、もしまだ常備していない人はぜひ購入したらいいと思います。
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マーボー・ゴーヤーの作り方
それでは、マーボー・ゴーヤーの作り方を紹介します。
作る手順は、
- ひき肉と香味野菜をじっくり炒める
- ゴーヤーと厚揚げを加えてさらに炒める
- 調味料とスープを加えて煮込む
- 片栗粉でトロミをつける
の4工程です。
1.ひき肉と香味野菜をじっくり炒める
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ1
- 豚ひき肉 100グラム程度
を入れ、弱めの中火にかける。
ヘラで鍋肌に押しつけるようにしながら3~4分じっくりと、ひき肉からでてくる水分が「ジュージュー」という音が収まってくるまで炒める。
つづいて、
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- ショウガ 1センチ大程度(みじん切り)
- 長ねぎ 5センチくらい(みじん切り)
- 豆板醤 小さじ1~3(小さじ1:中辛、小さじ3:激辛 です)
を加え、さらに2~3分じっくり炒める。
2.ゴーヤーと厚揚げを加えてさらに炒める
ひき肉と香味野菜を炒めたら、
- ゴーヤー 2分の1本(ヘタを落としてタテ半分に切り、スプーンでわたをかき出して、5ミリ幅くらいの輪切りにする)
- 厚揚げ 2分の1パック(1センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
を加え、3分くらいじっくり炒める。
3.調味料とスープを加えて煮込む
肉と野菜を炒めたら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1~3(好みで。みりんを増やすとまろやかな味になります)
- 酢 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を入れ、1~2分炒めて味をなじませる。
- 水 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- コショウ 4~5振り
を入れ、フライパンのフタをして、火を強めて煮立ってきたら弱めの中火くらいにもどし、5分煮る。
4.片栗粉でトロミをつける
味をみて、もし塩気が足りなければ塩を加える(入れすぎ注意)。
火を止めて、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 大さじ3
をよく溶きまぜた水溶き片栗粉を、まぜながら少しずつ加えていく。
ふたたび弱めの中火をつけ、1分くらい加熱してしっかりとトロミをつけたら、
- 粗挽き黒コショウ わりとたっぷり
をかけ、皿に盛る。
マーボー・ゴーヤーは3億2回くらい死ぬ!
このマーボー・ゴーヤー、まじでウマくて、だいたい3億2回くらいは死ぬと思います。
ごはんを添えて「マーボー・ゴーヤー・ライス」にすると、さらに56回くらいは死ねます。
ぜひ試してみてくださいNE!