きのうはニンニクをたっぷり加え、鶏肉と煮込んだうどん。疲れを取るときには、これに決まっているのである。
おれは自炊の天才だから、栄養など考えなくても、体が必要とするものを自動的に作れるのである。
きのうは、旅から帰ってきて疲れていた。胃にやさしく、しかも体が温まって疲れがとれるものを食べたい。
さらに疲れているから、めんどう臭いことはしたくない。手軽にできる料理がいい。
となれば、「鶏の韓国風煮込みうどん」に決まっている。
これはこないだ、町田の韓国料理屋で似たのを食べた。鶏肉にうどんが胃にやさしいのは、知れた話だ。
しかもニンニクがたっぷり入っているから、温まることこの上ない。
ただし韓国料理屋では、鶏がらで、時間をかけてだしを取っているはずだ。家でやる場合には手羽元を使うとラクだが、これも1時間くらいは煮ないといけない。
でもきのうは疲れているから、鶏もも肉をサッと煮ることにする。
それだけだとコクが足りないはずだから、だし昆布やしょうゆも加えれば、完璧だ。
鍋に、
- 水 3カップ
- 酒 2分の1カップ
- だし昆布 10センチくらい
- ニンニク 2~3かけ
- 表と裏に、それぞれ塩1つまみ(小さじ2分の1)、コショウ少々をすり込み、細く切った鶏もも肉 1枚
を入れて中火にかけ、煮立ってきたら弱火にする。
はじめに出たアクはサッと取り、軽く煮立たせながら15分くらい煮る。
塩を小さじ2分の1くらい、味を見ながら入れる。これだとコクが足りないはずだから、
- みりん 小さじ1
- 淡口醤油 小さじ1~2
を、味を見ながらさらに加える。
粗挽きコショウをたっぷり振って、
- ゆでうどん 1玉
- 5ミリくらいの拍子木に切ったジャガイモ 1~2個
- 細く刻んだ油あげ 2分の1枚
- 細く切った玉ねぎ 2分の1個
を入れ、じゃがいもがほぼ柔らかくなるまで、5~6分煮る。
最後に、
- バラして半分に切ったえのき 2分の1把
- ざく切りにしたニラ 2分の1把
を加え、サッと煮て火を止める。
鶏の味がしみたうどんは、たまらない。
味を変えたい場合には、キムチを乗せると死ぬほど合う。
酒は、焼酎水わり。
疲れていると、酒はなおさら進むのだ。おかげできのうも、飲み過ぎた。
酒は、胃にはやさしくないわけなのだが、食べ物が胃にやさしいから、マシというものなのである。
「意味ないね。」
ほんとだな。
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