きのうは、鶏肉と大根のニンニク入り赤出しみそ汁。ふつうの赤出しみそ汁に、ニンニクとゴマ油、豆板醤にコショウを加えたというもので、これはマジでうまくて、ほんとに死ねる。
きのうもまた、激しく飲み過ぎた。敗因はまず、煮込み料理だったこと。
おれは料理を、酒を飲みながらする。調理作業がいろいろあれば、飲む量もおのずと少なくなる。
ところが煮込み時間は、何もすることがないから、格好のドリンクタイムになってしまう。30分あれば、かるく2杯は飲んでしまうことになるのである。
さらに酒が進むと、ご飯を炊き忘れる。
ご飯は、いつもは酒を一杯飲んだころ、炊き上がるようにしている。それを、一杯飲んだころ炊き始めてしまうから、炊き上がるあがるまでに、また酒が進む。
おかげできのうは、後半は記憶がない。朝も起きられず、二度寝、三度寝をくりかえす。
遅れを取りもどすため、バリバリ仕事しなくちゃいけないのに、まったく何をやっているのか、おれは、という話なのだ。
さてきのう、その泥酔しながらつくった料理は、鶏肉と大根のニンニク入り赤出しみそ汁。
ニンニクは、もう欠かせない。
これは考え方として、ふつうの赤出しみそ汁に、ニンニクとゴマ油、豆板醤、それに隠し味程度にコショウをくわえたもの。おとといちょっとやってみたら、とてもうまかったから、きのうは主役に昇格させた。
みそ汁は、和食に欠かせない料理の一つ。これにニンニクを入れるのは「どうなのか」と、おれも正直、思っていた。
ところがこれが、死ねるのだ。じつに「リッチ」な味になる。
ちょっとチゲっぽい感じ。でも、みそ汁。
おれはこの味を、「新和食」と呼びたいところだ。
、、と、またつまらないキャッチフレーズを作ってみせるわけである。
作り方は、まずゴマ油でニンニクや豆板醤を炒め、そこに水を入れる、中国流。入れた具は、きのうは鶏肉と大根で、ここにソーセージを加えると、コクが増す。
野菜はさらに、ゴボウやもやし、ニラなども入れた。
具がいろいろ入っていれば、みそ汁でも、完全にメインの一品としていける。
鍋に、
- ゴマ油 大さじ2~3
- みじん切りのニンニク 1~2かけ
- 豆板醤 小さじ1~2
- 頭とわたを取った煮干し 1つまみ
を入れ、弱火で2~3分、じっくり炒めて味を出す。
つづいて、
- うすく塩コショウをすり込んだ鶏肉(きのうは骨付きもも肉のぶつ切り) 200グラム
- 切り込みを2~3本入れたウインナー 4本
を入れ、弱火のまま、さらに2~3分、じっくり炒める。
3~4センチ大の乱切りにした大根(皮はむかなくていい)・鶏肉やウインナーより見た目ちょっと多いくらいを入れ、かるく炒めて、味のついた油をまぶす。
水・4カップ(1カップは煮詰まる分)を加えて中火にし、煮立ったら弱火にして2~3分煮て味をなじませ、
- みりん 大さじ1
- 八丁・赤出しみそ 大さじ3~4
を、味をみながら、これから煮詰まることを見越してうすめに入れて、コショウ・少々をふる。
フタをして、弱火で20~30分、大根がやわらかくなるまで煮たら、
- 細切りにした油あげ 2分の1枚
- ささがきにして5分ほど水にさらしたゴボウ 2分の1本
を加えて、さらに5分くらい煮る。
最後に、
- 横にうすく切った玉ねぎ 2分の1個
- もやし 2分の1袋
- 食べやすい大きさに切ったエノキ 2分の1束
- ざく切りのニラ 2分の1束
を入れて、サッと煮たら火を止める。
どんぶりに、たっぷりよそう。
これはほんとにウマイから、作ってみるのはオススメだ。
あとは、白めし。
酒は、焼酎水わり。
そういうわけで、もう昼を過ぎているのに、まだ頭はボッとして、しかも気持ち悪い。
きょうも仕事は、捗りそうにないのである。
「吐きながら仕事して。」
そうだよな。
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