きのうは、牛肉のポパイ炒め。味つけは、オリーブオイルにニンニクと砂糖・しょうゆで、これが「バターじょうゆ」の味になり、死ねるのだ。
生活が、とにかくダラダラしている。
朝起きてから、家を出るまでに、2時間かかる。ダラダラとツイッターなどを見ているからだ。
家を出て、近所のコーヒー店でブログの更新をする。すぐにやればいいのに、さらにダラダラと1時間くらい、タバコを吸いながらツイッターを見たりする。
さらに更新を始めてからも、タバコ休憩のためにしょうっちゅう喫煙室へ行く。おかげで大した内容のブログでもないのに、だいたい3時間くらいはかかる。
家に帰ると、まず酒を飲み、飯を食う。そして昼寝。
昼寝も、1時間くらいはたっぷり寝て、目が覚めてからもしばらくは、布団のなかでダラダラしている。
おかげで仕事を始めるのが、あっという間に4時や5時になってしまうのだ。もうみんな、「そろそろ仕事を終えようか」という時間だろう。
そんな時間から仕事をするから、捗らない。仕事をしながら眺めているツイッターのタイムラインに、酒だの飯だのの画像が上がってくる。
そうなるとこちらも飲みたくなってしまうから、仕事も早々にやめてしまうわけである。
だいたい、こんな毎日なのだ。こんなことでは、いけないことは分かっている。
分かっていても、ダラダラするのが好き過ぎて、どうしてもこうなってしまうのだ。
でももちろん、飯を作ることだけには、熱心だ。きのうは、安かったオージー・ビーフで、ポパイ炒めを作ることにした。
ポパイ炒めは、ほうれん草と卵を炒め合わせると決っている。あと問題は、「味つけ」ということになる。
中華風にやろうと思えば、オイスターソースを使うのが定石だろう。牛肉とオイスターソースの相性は抜群だ。
また韓国風にやる手もある。砂糖としょうゆにニンニクの「焼肉のタレ味」は、牛肉と相性がいいのは知れた話だ。
韓国風にやるならば、ゴマ油を利かせる手だ。しかしきのうは、オリーブオイルを使うことにした。
「オリーブオイルとしょうゆ」とは、あまり合わないと思うかもしれない。でも実は、最高の相性なのだ。
オリーブオイルは、ひとことで言えば、「バターをあっさりさせた味」。
なのでオリーブオイルとしょうゆは、「バターじょうゆ」の味になり、日本の味つけとしては、王道中の王道なのだ。
ポイントは、唐辛子に加えて、コショウをちょっと利かせること。
ニンニクと砂糖・しょうゆは、コショウを加えることで、味が一気に引きしまるのだ。
まずは卵を炒めておく。
フライパンに、オリーブオイル・大さじ1を引いて中火で温め、溶き卵・3個分を流し入れる。
あまり細かくかき混ぜず、大きめにまとめて皿にとり出す。
あらためて、フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ2
- 包丁の腹で押しつぶしたニンニク 1かけ
- 鷹の爪 1本
を入れ、中火にかけ、2~3分、ニンニクがきつね色になるまでじっくり熱する。
ここで一旦火を止めて、
- ざく切りにしたほうれん草 1把
- 牛うす切り肉 200グラム
を、牛肉はほうれん草の上に広げるようにして入れ、あらためて中火にかけて、合わせておいた調味料を牛肉の上からまわしかける。
調味料は、
- 酒 大さじ1
- 淡口醤油(淡口は色をきれいに保つため) 大さじ2
- 砂糖 小さじ2
- コショウ 1振り
牛肉をできるだけ鍋肌に当てるようにして、手早く炒める。
牛肉の色が変わったら、とり出しておいた卵をもどしてひと混ぜし、
- 片栗粉 小さじ1
- 水 小さじ2
の水溶き片栗粉を、スプーンで混ぜながら入れ、トロミをつけて、火を止める。
グズグズせずに、熱いうちに皿に盛る。
ニンニク風味のバターじょうゆ味になるわけで、これは、死ねる。
あとは、残り野菜のニンニク赤出し。
これはやみつきで、もうやめられない。
押しつぶしたニンニクと、頭とわたを取った煮干しを5分くらい煮てだしを取り、赤出しみそと、コショウ・1振りで味付けする。
あとはこれで、きのうは油あげと大根、ウインナーと玉ねぎを煮て、お椀によそい、青ねぎと一味をかけ、ゴマ油をひと垂らしする。
それに、白めし。
焼酎水わり。
酒もダラダラ飲むわけで、きのう寝たのは夜中の2時。
起きたのも遅かったから、きょうも仕事が捗らないのは、もう決まっているのである。
「あきれたバカだね。」
ほんとだな。
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