きのうは、カキとたっぷりねぎの小鍋だて。
カキとねぎは、相性最高なんですよね~。
きのうは朝から、ツイッターでフォローしているカウンター界隈の人たちは、夜に放映される予定の「クローズアップ現代」の話題でもちきりだった。
「ヘイトスピーチ(差別扇動)」がテーマとなっていたからだ。
安倍氏が首相になってから、やはり統制が強まったのか、政府の提灯番組がふえたといわれるNHK。しかしどうやら、今回はかなり本気のようだ。
「ぜひ見たい、、、」
そうおもいはしたものの、家にはテレビがないのである。
飲み屋に行けばテレビはあるが、NHKがかかっていた試しはないし、ましてやヘイトスピーチの番組など、お客さんも興ざめだろう。
あきらめて仕事をしたが、家に帰ってツイッターをふたたび見ると、番組についてのツイートで、タイムラインは埋めつくされている。
「やはり見たい、、、」
そうおもって試しに検索してみると、すでにネットに、動画がアップされていた!
動画は「内緒」だとはおもうけれども、おかげでぼくも、番組をみることができたのである。
まず番組の冒頭で、うす汚いヘイトスピーチの実際の様子が流される。そのうえで、「在日特権」や「生活保護の優遇」などが、「ない」ことが、法務省などの見解を借りるかたちでハッキリとしめされる。
カウンターの活動がまったくとり上げられなかったことや、ヘイトスピーチは「暴力につながるからいけない」ばかりでなく、「言葉の暴力そのもの」という視点がぬけ落ちていたことなど、食い足りないところもあるにはあったが、ヘイトスピーチをまったく知らない人がみるには、悪くないものだとおもった。
さらに識者の言葉を借り、
「自分たちの国が100%正しく、『美しく』という風潮はコワイ」
と語られる。
番組のスタッフが、統制に負けず、かなりガンバったのはまちがいがないところだろう。
これは番組のスタッフを、ぜひとも応援しないといけない。
ぼくは、NHKに、はげましのメールを送った。
⇒ https://www.nhk.or.jp/gendai/inquiry/inquiry.html
なぜならば、ネットで在日の人たちを相手に差別発言をくり返す「ネトウヨ」が、NHKに大量の苦情メールを送っているはずだからである。
ネトウヨのたまり場では、番組のヘイトスピーチ完全否定の内容に、ネトウヨたちが半狂乱になっていた。
そんな苦情メールばかりでは、番組のスタッフも疲弊してしまうだろう。
このように、ネトウヨにメールで対抗するのも、「カウンター」の一つといえる。
カウンターの場は、「路上」だけではないのである。
また路上でも、ただ差別者たちに罵声をあびせるばかりでなく、一般の人にチラシを配り、理解を求めるなどのこともしないといけない。
そんなこんなをしているうちに、時刻ははや、深夜12時。
パソコンの画面をとじ、食事の支度をすることにした。
きのうは、「カキ」が買ってあった。
カキは、いまがまさに旬である。
これをどうやって食べようかとあれこれ考え、たっぷりのねぎと、小鍋だてにすることにした。
カキのおいしい食べ方の一つとして、サッとゆでてねぎと合わせ、ポン酢や酢みそで食べるというのがある。
小鍋だてにしてぽん酢で食べれば、それをそのまま食卓でつくれるわけだ。
ポイントは、ねぎをたっぷりいれること。
きのうは1把をまるまるつかった。
ねぎはカキと、とても相性がいいのである。
だしは、昆布。
小鍋に直接、だし昆布をいれてもいいが、あらかじめじっくりと煮出すほうが味は濃くなる。
だし昆布を煮出したら、大さじ3くらいの酒をくわえる。
カキは、生食用なら水で洗うだけでいいが、加熱用の場合には、片栗粉をふってもみ洗いする。
そのあと水を何度かかえてよくすすげば、汚れなどはきれいに落ちる。
小鍋にだしを煮立てたら、まず油あげ、それからしめじ、青ねぎと、いれていく。
最後にカキ。
カキの煮時間は「1分」で、それ以上煮ると縮んでしまう。
味ぽん酢と大根おろし、それに一味で食べる。
旬のカキは、プリプリとして、いうまでもなく、ウマイ。
酒は、熱燗。
カキは、ウマイばかりか疲労回復効果も高く、体をポカポカあたためる。
さらにアルコールの分解も助け、きのうはつい、いつもよりたくさん飲んでしまったにもかかわらず、今朝はまったく残ってなかった。
「ダラダラ飲まずにもっと早く寝ればいいのに。」
そうだよな。
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