ゴロゴロの鶏めしはマジでうまいのである。

ゴロゴロの鶏めし 自炊

鶏肉を、おでんにするか鶏めしにするか迷った結果、鶏めしにした。

ゴロゴロの鶏めし

ゴロゴロの鶏めしは、マジでうまいのである。

 

 

集団的自炊権を行使する「自炊隊」、順調に活動を開始しているのだけれど、ここでちょっと、場所を移動することにした。

フェイスブックの「ページ」を利用していたのだが、それだと思っていたようにならないのである。

 

自炊隊は、隊員が投稿する自炊写真が中心だから、やはりそれは、ページの中央に表示されてほしいところだ。ところがページだと、隅っこの方に小さく出てくるだけになる。

また隊員の投稿写真は、全て隊員のタイムラインに配信されるようになってほしい。ところがページだと、タイムラインに届けられるのは管理人の投稿だけで、隊員のものは配信されない。

 

どうしたらいいかと思っていたら、親切にもメールで教えてくれる人がいた。ページでなく、「グループ」を利用すれば、ぼくが思っていた通りになるのだそうだ。

そこで、すでに登録してくれた人には二度手間をかけることになるのだけれど、新たにグループを作成し、自炊隊はそちらでやることにした。

自炊隊
自炊隊のページ

もうこちらで自炊写真が続々投稿されている。

 

上のリンクをクリックすると、自炊隊のグループページヘ飛ぶようになっている。ページ右上の方に「+参加」というボタンがあるから、それを押してもらいたい。

ただしグループには管理人の承認が必要で、場合によっては承認まで、数時間がかかることもある。

本当は、誰でも勝手に入ってきて欲しいのだが、グループではそれはできないようだ。

 

それからもし、グループの投稿がいちいちタイムラインに入ってくるのがうざったければ、それを止めることもできる。

グループページの右上にある「お知らせ」ボタンをクリックし、「オフ」を選ぶだけである。

 

しかし自炊隊はいい。きのうもつらつら見ていたが、まずどれも面白い。

「やはり自炊は自由なのだ」

と、つくづく思う。

「自炊の『自』は、自由の『自』だ」

と言いたいくらいだ。

 

主婦の場合は、下手なものを作ると、ご主人やお子さんに文句を言われることもあるかも知れない。だから何を作るか、どうしても制約が出てくるだろう。

しかし特に一人暮らしの自炊の場合、その手の制約は全くない。もし不味くても、自分が責任を取ればいいだけだ。

そのためだろう、投稿されるものの中には、料理の名前がはっきりしないものが多い。

レシピなどを見ず、自分で考えて作っているから、なんと名前を付けたらいいか、わからないのだろう。

 

きのうは「料理初心者」の女性がおでんを作ったのだが、定番の大根・厚揚げ・玉子などは入れず、さらにソーセージやらシメジやらを入れたために、自信がなくなったらしい。

「これっておでんでしょうか?」

と言うのには、大笑いした。

 

しかしこれこそが、料理の本来の姿なのだろうと思う。

料理には、元々境界などなかったのだ。

 

例えばおでんと大根煮、親子丼の頭などは、いずれも「うす味のだしで煮る」という意味で共通している。

それらが、入っている材料の違いにより、ちがった名前が付けられているわけである。

しかし材料など、いくらでも好きなものを入れることができるだろう。

そうなれば、料理と料理のあいだには、無数の「何と呼んだらいいかわからない微妙な料理」が分布することになる。

 

料理の名前は、後からそれを指し示すために生まれるものだ。

料理を自分の頭で考える人にとっては、必要のないものだろう。

 

それから自炊隊の投稿写真を見ていると、その料理が強烈に作りたくなる。

これは晩飯の献立を考える上で、大変ありがたい。

 

強烈に作りたくなるのは、料理がいずれも自分の頭で考えられているために、パワーに溢れているからだろう。

ちんまりと整った、よくレシピなどにある写真とは、全くちがうのだ。

きのうもまず、上の女性に影響され、おでんが作りたくなった。

それでスーパーで鶏肉を買い、それに大根とうどんを加え、「一人おどん」にしようと思った。

 

しかしきのうは、炊き込みご飯の投稿も多かった。

これがまた、どれもうまそうだったのである。

 

おどんにするか、炊き込みご飯にするか、散々迷いに迷ったあげく、結局炊き込みご飯にした。

ゴロゴロの鶏めし

写真を見た回数が、勝敗を決めたようである。

 

これは鶏めしなのだが、ゴボウと油あげ、それに鶏肉を、上に乗せて炊いてある。

鶏肉を、ゴロゴロと大きく切るのが、最大のポイントだ。

 

それから鶏めしには、削りぶしのだしを使うのが最もうまいのだが、それはちょっと面倒だ。

それで魚気は、オイスターソースで代用している。

 

鍋は一人用の土鍋を使うと、食卓にそのまま出すことができ、見栄えがいい。

ゴロゴロの鶏めし

5センチ角くらいのだし昆布を敷き、研いで水を切った米1カップを入れる。

米の上に、ささがきにして水に晒したゴボウを乗せ、さらに細く刻んだ油あげを乗せる。

 

鶏モモ肉一枚は、表と裏に、塩ほんの一つまみ(小さじ4分の1)ほどを振って擦り込む。

その上で、ゴロゴロと大きめに切り、油あげの上に乗せる。

水1カップを入れ、酒とみりん、淡口しょうゆを大さじ1ずつ、オイスターソースとおろしショウガ小さじ1ずつをよく混ぜ合わせて上からかけ、フタをして中火にかける。

 

フタの穴から、湯気が勢いよく噴き出してくるようになったら、弱火に落として10分炊く。

ゴロゴロの鶏めし

10分たったら火を止めて、さらにそのまま10分蒸らす。

 

青ねぎと、好みで一味、味ポン酢などをかけて食べる。

ゴロゴロの鶏めし

 

もっちりとしたゴロゴロの鶏は、食べ応えが最高で、これはマジでうまいのである。

ゴロゴロの鶏めし

 
 

きのうあと作ったのは、ナスのじゃこポン。

ナスのじゃこポン

1センチ幅くらいに切り、塩揉みして少しおき、水洗いしてよく絞ったナスを、ちりめんじゃこと味ポン酢で和える。

 

しりしりニンジンのゴマ和え。

しりしりニンジンのゴマ和え

マッチ棒くらいの太さに切り、塩揉みして少しおき、水洗いしてよく絞ったニンジンを、すりゴマと削りぶし、少々の砂糖とみりん、淡口しょうゆで和える。

 

酒は焼酎水割り。

酒は焼酎水割り

きのうもよく飲み、しみじみと幸せな気持ちになった。

 

「自炊している人、意外に多くてビックリだね。」

チェブ夫

ほんとだな。

 

 

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