トマトのゴーヤチャンプルーは少し残しておき、次の日のチャーハンの具として入れる。
炒め物をチャーハンに入れると、とてもうまいのである。
きのうのトマトのゴーヤチャンプルーを、少し残しておいたのだ。
いつも炒め物をするときは、全部食べてしまわずに、4分の1ほどを取っておく。次の日の昼、チャーハンにするためである。
炒め物をチャーハンに入れると、とてもうまい。炒め物の味がご飯にしみるのがいいのはもちろん、炒め物のゴロゴロとした具が、パラパラご飯に混ざっているという、食べ応えもたまらない。
これが、どんぶりではダメなのだ。炒め物を乗せたどんぶりも、もちろん「まずい」とは言わないけれど、味がご飯にしみるのに、どうしても「ベチャッ」とした感じになる。
ところがチャーハンの場合は、味がしみたご飯が、さらにパラパラになる。
これが「炒め物チャーハン」の最大のポイントなのだ。
ご飯は冷凍したのを、前日に冷蔵庫に入れておく。チャーハンにするときは、温かいご飯を使うより、この冷たい冷蔵ご飯を使う方が、ご飯がパラパラになりやすい。
フライパンにサラダ油少々を引いて強火にかけ、まず卵一つを割り落とし、黄身をくずす。間髪入れずにご飯を入れ、フライ返しで潰しながら、卵によく絡ませる。
ここでご飯に、卵でコーティングを施すことが、パラパラとしたチャーハンを作るコツだといえる。
ご飯を、潰しては全体を返し、また潰しては返す。これを何度も繰り返し、ご飯がパラパラとしてきたところで、トマトのゴーヤチャンプルーを投入。
たっぷりの青ねぎ、それにオイスターソースと塩、それぞれ少々で味をつけ、さらに炒める。ゴーヤチャンプルーにはもう火が通っているから、ここでは味をなじませる程度にサッと炒め、皿に盛る。
トマトゴーヤチャンプルーの味がしみた、パラパラご飯。
酒はやはり、ビールだろう。
「食べたら昼寝でお気楽だね。」
ほんとだな。
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