前回の投稿で、
「『ゴーヤーのレシピって、チャンプルー以外に何があるんだろう?』と考えている人もいるでしょう」
と書きましたら、ツイッターでの反響がいくつかありました。
「カレーに入れてもいいですよ。あとはすり下ろしてジュース!」
カレーは、スライスしたゴーヤーを冷凍庫で保存しておき、凍ったまま鍋に入れるのだそうです。
「おひたしも美味しい。」
おひたしは、うすくスライスしたゴーヤーを塩もみし、サッとゆで、削りぶしと醤油あるいはポン酢をかけるやつだと思います。おいしいですよね。
この方は、ゴーヤーを「パスタにも入れる」とのことでした。
ゴーヤーのレシピにけっこう需要があることがわかりましたので、このブログ『おっさんひとりめし』 に、タグ「ゴーヤー」を追加し、ゴーヤーのレシピを探しやすくしました。
ゴーヤーを使った料理一覧は、上のリンクをクリックしても見られますし、普段はブログ画面上部などにあるメニューの「レシピ紹介」にカーソルを当てると、項目の1つとして「ゴーヤー」が出てくるように設定しました。
ゴーヤーのレシピは、2019年6月22日現在で、この記事を含めて58記事あります。ゴーヤーは、僕もかなり食べてきているんですよね。
このなかで特におすすめなのは、まず直近のレシピである「ゴーヤーの中華丼 酢豚風」。
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ゴーヤーはトマトと、キュウリやズッキーニなど近縁のものがよく合うことからもわかる通り、ものすごく相性がいいんですよね。
あとは、「マーボーゴーヤー」
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「スイートチリソースの鶏肉ゴーヤーチャンプルー」
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「ゴーヤの豚キムチ丼」
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など、ゴーヤーは赤唐辛子やキムチとの相性もとてもいいです。
そのほか、「うすくち醤油味のゴーヤーチャンプルー」
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「みそ味のゴーヤーチャンプルー」
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など、比較的ノーマルなやつもあります。
ゴーヤーの肉じゃが塩味は「かなり基本」といえる味
さて、それらさまざまなゴーヤー レシピのなかで、今回紹介する「ゴーヤーの肉じゃが塩味」は、「かなり基本」といえる味です。
ゴーヤーは、「洋風の塩味」がよく合います。
豚肉に洋風の味付けをしたスパムを使用し、塩だけで醤油を使わずに味つけする沖縄のゴーヤーチャンプルーは、その1つの例であるといえます。
ゴーヤーは、沖縄では煮込みませんが、洋風料理の基本といえる煮込み料理に使ってもおいしいです。おなじウリ科の野菜であるウリや冬瓜と同様に、煮込むと夏向きのホックリとした味になります。
沖縄でゴーヤーを煮込まないのは、ゴーヤーの苦味が汁にでるからかと思います。でも、にんにくとコショウをしっかり使えば、苦味は全く気にならず、むしろ滋味を増すものとして感じられます。
しかも、このゴーヤーの肉じゃが塩味は、お酒の肴としては申し分ありません。
醤油を使わないため、ごはんのおかずになるかどうかは微妙なところがありますが、じゃがいもは炭水化物ですので、僕の場合はごはんはなしでもこれだけで満足できます。
ゴーヤーの肉じゃが塩味の作り方
それでは、ゴーヤーの肉じゃが塩味の作り方を紹介します。
作る手順は、
- 豚肉とにんにくを炒める
- ゴーヤーなどの野菜を炒める
- 調味料と水を加えて煮込む
- 片栗粉でトロミをつける
の4工程です。
火加減を中火以下にし、強くしすぎないようにすれば、初心者でも失敗することはあまりないと思います。
ゴーヤーを大きめに切り、ホックリとした食べ応えが味わえるようにするのがポイントです。
1.豚肉とにんにくを炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- 豚肉 100グラムくらい(今回は肩ロースのかたまり肉を細く切って使いましたが、コマ肉とかでも問題ないです。塩・コショウ・酒それぞれ少々をかるくもみ込み、片栗粉 小さじ1をまぶしておく)
を入れて中火にかけ、3~4分、豚肉に焼き色がつくまで炒める。
つづいて、
- にんにく 1かけ(みじん切り)
を加え、1分くらいサッと炒めて香りをだす。
2.ゴーヤーなどの野菜を炒める
次に、
- ゴーヤー 2分の1本(ヘタを落としてタテ半分に切り、スプーンでわたをかき出して、1センチ幅くらいに切る)
- にんじん 2分の1本(1~2センチ大に切る)
- じゃがいも 1~2個(大きさにより。皮をむき、2センチ大程度に切る)
- 玉ねぎ 2分の1個(1~2センチ幅のくし切りにする)
を入れ、3~4分中火で炒めて油をなじませる。
肉を炒め終わった時点で野菜を切り終わっていなければ、野菜を切り終わるまで火を止めてしまってもいいです。
3.調味料と水を加えて煮込む
野菜に油がまわったら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 酢 大さじ1
- ナンプラーまたはオイスターソース 小さじ1
を入れ、1分ほど炒めて味をなじませる。
- 水 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- コショウ 4~5振り
を入れ、フライパンのフタをして火を強め、沸騰したら弱めの中火くらいにし、10分煮る。
途中で1~2回、上下を返してもよい。
4.片栗粉でトロミをつける
10分煮込んだら、味をみて塩気が足りなければ塩を加える。
火を止めて、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 大さじ3
の水溶き片栗粉を、3回くらいに分けて混ぜながら入れ、さらによくまぜる。
中火をつけ、1分くらい炒めてしっかりとトロミをつけたら皿に盛り、
- 粗挽き黒コショウ 少々(好みで)
をかける。
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ゴーヤーの肉じゃが塩味は3億22回死ねる!
ゴーヤーの肉じゃが塩味は、ゴーヤーのさわやかな苦味を存分に味わうことができ、だいたい3億22回くらい死ねるほどおいしいです。
煮込むことにより、ゴーヤーの苦味は穏やかになりますので、「ゴーヤーの苦味がニガテ」という人でも大丈夫かと思います。
また、野菜を入れるときにざく切りにしたトマトを入れれば、「トマト肉じゃが」となりこれもまたおいしいです。
ゴーヤーの肉じゃが、ぜひ試してみて、ゴーヤーレシピのレパートリーを増やしてくださいNE!