「ゴーヤーのレシピって、チャンプルー以外に何があるんだろう?」と考える人もいるでしょう。
レモンの3倍というビタミンCをはじめとして豊富な栄養素を含み、夏バテ防止にも効果があるといわれるゴーヤー。
出盛りになる夏場には、できれば毎日でも食べたいところですが、「毎日ゴーヤーチャンプルー」もどうかと思わなくもありません。
そのようなときに打って付けなのが、この「ゴーヤーの中華丼 酢豚風」です。
「中華丼 酢豚風」とは、油で揚げたりすることなく、炒め煮によって手軽に酢豚を作るものです。
この中華丼 酢豚風にゴーヤーを入れると、ゴーヤーと酢豚味がマーベラスに合うこと、および煮込むためゴーヤーの苦味が穏やかになることにより、2億3回くらい死ぬかと思うほどウマイです。
今回は、このゴーヤーの中華丼 酢豚風の作り方を紹介します。
これを覚えることにより、ゴーヤーレシピのバリエーションが増え、ゴーヤーをもっとたくさん食べられるようになりますYO!
ゴーヤーの中華丼 酢豚風を作るポイント
ゴーヤーの中華丼 酢豚風を作るポイントは、
- ゴーヤーはすこし厚めに切る
- 肉はすぐ火が通るものを使う
- トマトは生を使うとさわやか
- 厚揚げを入れるとまたウマイ
- 豆板醤を入れてもウマイ
の3つです。
1.ゴーヤーはすこし厚めに切る
ゴーヤーチャンプルーを作る際には、ゴーヤーは、火が通りやすいようにうすく切ります。
ですが、ゴーヤーの中華丼 酢豚風では、ゴーヤーをちょっと煮込みます。
そのため、ゴーヤーは3ミリ幅くらい、少し厚めに切ると、ホックリとした食べ応えがおいしいです。
2.豚肉はすぐ火が通るものを使う
豚肉は、酢豚の場合にはゴロゴロと大きく角切りにします。
たしかに、角切りのごろごろ豚肉は食べ応えがあっておいしいですが、火を通すのに時間がかかります。
ゴーヤーの中華丼 酢豚風では、豚肉は火が通りやすい大きさに切ります。
今回は、肩ロースのかたまり肉を細長く切りましたが、コマ肉でも、またはスパムなどを使うのでもかまいません。
3.トマトは生を使うとさわやか
トマトは、酢豚ではケチャップが使われることが多いです。
ケチャップで問題はありませんが、今回のレシピでは生トマトを使っています。
生トマトは、ケチャップよりさわやかな味になります。
4.厚揚げを入れるとまたウマイ
今回のレシピでは具材として、ゴーヤーのほかには、酢豚の定番具材である玉ねぎとタケノコに加えて厚揚げを使っています。
厚揚げは、酢豚でも中華丼でも、使われることは一般的にはありませんが、中華味のスープで煮込むと大変ウマイです。
ただし、今回は、煮込み時間を短めにしてありますので、厚揚げも味がすぐにしみるよう細めに切るのがポイントです。
5.豆板醤を入れてもウマイ
豆板醤を入れ、ピリ辛味にするとまたウマイです。
ゴーヤーは、ピリ辛味がよく合うからです。
豆板醤、およびやはりこのレシピで使われるオイスターソースを常備していない場合は、こちらからも購入できます。
[afTag id=36934]
[afTag id=36937]
ゴーヤーの中華丼 酢豚風の作り方
それでは、ゴーヤーの中華丼 酢豚風の作り方を紹介します。
手順は、
- 豚肉とにんにく・ショウガを炒める
- ゴーヤーなどの野菜を炒める
- 調味料と水を加えて煮込む
- 水溶き片栗粉でトロミをつける
の4工程です。
失敗を避けるためには、火を強くしすぎずに、急がずじっくりと作ることが重要です。
もし、野菜や調味料を入れる際に時間がかかってしまうようなら、火を一度完全に止めてしまってもいいです。
1.豚肉とにんにく・ショウガを炒める
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- 豚肉 100グラム程度(肩ロースかたまり肉を細く切る、あるいはコマ肉を使うなど火が通りやすい大きさ・厚さのものを選び、塩・コショウ・酒それぞれ少々をもみ込んで、片栗粉小さじ1をまぶし付けておく。スパムの場合なら、3ミリ厚さ程度の拍子木的に切り、下味はつけずにそのまま使う)
を入れて中火にかけ、肉にかるく焼き色がつくまで3~4分じっくり炒める。
次に、
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- ショウガ 1センチ大(みじん切り)
- 豆板醤 小さじ1(好みで。入れないのも可)
を加え、1分ほど炒める。
もし、油を肉がすべて吸ってしまったら、サラダ油をすこし加えてからにんにく・ショウガを炒めます。
2.ゴーヤーなどの野菜を炒める
次に、
- 厚揚げ 2分の1パックほど(1センチ角くらいの拍子木に切る)
- トマト 2分の1個(ざく切り)
- ゴーヤー 2分の1本(ヘタを落としてタテ半分に切り、スプーンでワタをかき出したうえで、3ミリ幅くらいの小口に切る)
- 玉ねぎ 4分の1個(3ミリ幅くらいにタテに切る)
- 穂先カットの水煮タケノコ 4~5本(厚ければ、5ミリ厚さくらいに切る)
を入れ、中火で3~4分、全体に油がまわるまでじっくり炒める。
3.調味料と水を加えて煮込む
野菜に油がまわったら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 酢 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を加え、1分ほど炒めて味をなじませる。
つづいて、
- 水 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- コショウ 4~5振り
を入れ、フライパンのフタをして火を強め、沸騰したら中火にして2~3分煮込む。
4.水溶き片栗粉でトロミをつける
味をみて、塩気が足りなければ塩を加える。
一度火を止め、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 大さじ3
をよく溶きまぜた水溶き片栗粉を、3回くらいに分けて「入れてはまぜ」し、全部を入れたらさらによくまぜる。
中火をつけ、上下を返しながら1分ほど炒めてしっかりとトロミをつける。
ゴーヤーと酢豚味の相性はまじでマーベラス!
ゴーヤーと酢豚味の相性はまじでマーベラスであるために、このゴーヤーの中華丼 酢豚味、ほんとに2億3回か2億4回くらい死ぬと思います。
作るのはカンタンですので、手早い人なら20分程度でできちゃうかと思います。
ぜひ試してみて、ゴーヤーレシピのバリエーションを増やしてくださいNE!