青椒肉絲的もやしの中華丼 ~手軽でしかも満足感が高い!

反和食レシピ

具材を炒めてからさらにサッと煮てトロミをつけ、ごはんを添える「中華丼」は、通常の炒め物よりおすすめです。

その理由は、第1に、下処理が必要となる場合がある炒め物よりむしろ手軽にできること。第2に、構成が「カレーライス」と同じであり、特に日本人にとっては満足度が高いからです。

今回は、中華丼の具体例として「青椒肉絲的もやしの中華丼」を紹介します。

中華丼を作るコツを1度つかめば、具材を入れ替えることにより様々なバリエーションを付けられますので、毎日の食事作りがラクになりますYO!

中華丼は炒め物よりむしろ手軽に作れる

青椒肉絲的もやしの中華丼

炒め物は、たしかに比較的手軽に作れる料理の1つです。

でも、たとえば具材をどっさり使うなどの場合には、炒めるだけでは火が通りにくいために、おいしく作ろうと思うと下処理が必要になってきます。

下処理は、本格中華なら「油通し」、家庭料理なら油通しを簡略化した「下ゆで」によって行います。

油通しはもちろんのこと、下ゆでもけっこう面倒なので、炒め物はカンタンとはいえ意外に手間がかかることがあります。

その点、中華丼なら、炒めたあとに煮ることにより火がまんべんなく通るため、具材をどっさり使っても、「炒める ⇒ 煮る」のシンプルな作り方でOKです。

作り方は、通常の炒め物より、むしろ簡単になることが多いです。

中華丼は日本人にとっては満足度が高い

青椒肉絲的もやしの中華丼

炒め物に「煮る」工程を加える中華丼は、

  1. 具材に味を含ませることができる
  2. 完成した料理に汁気がある

の2つの意味で、特に日本人にとっては満足感が高いといえます。

1.具材に味を含ませることができる

「具材に味を含ませた煮物」は、日本人が大好きな食べ物の1つだといえるでしょう。

しかし、炒め物には煮る工程がありませんので、煮汁の味を含ませることはできません。

その点、中華丼なら、厚揚げやタケノコに味を含ませることができます。

2.完成した料理に汁気がある

煮る工程がありませんので、炒め物は、完成した料理に汁気がありません。

しかし、料理の汁気は、多くの日本人にとって欠かすことができないのではないでしょうか?

「炒め物とごはん」だけでは食事として完結した感じがせず、みそ汁などの汁物をどうしても付けたくなる人が多いのではないかと思います。

その点、中華丼は煮ますので、完成した料理に汁気があります。

「カレーライス」と構成が同じですので、それだけで食事として完結させることができ、みそ汁などをさらに作る手間を省けます。

中華丼にはもやしと厚揚げを加えるとウマイ!

青椒肉絲的もやしの中華丼

さて、その中華丼ですが、ベース具材としてもやしを使うと最高です。

また、厚揚げを加えると、味を含んでおいしいです。

中華丼のベース具材はもやしが最高!

一般に、中華丼のベースとなる具材には白菜やキャベツが使われるかと思います。

これらももちろん悪いわけではありませんが、中華丼のベース具材はもやしが最高です!

中華丼に入れたもやしは、細長くて弾力がありますので、ちょうど麺類みたいにチュルチュルと口に入ります。

もやしは価格も安いので、1袋全部入れるのがいいです。

厚揚げを入れると味を含んでウマイ

煮る工程がある中華丼は、味を含むものを入れるとウマイです。

今回は、厚揚げを細く切って入れました。

厚揚げの煮物は、日本人にとっては王道といえるかと思います。

今回は入れませんでしたが、タケノコやしいたけを入れてもウマイです。

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青椒肉絲的もやしの中華丼の作り方

青椒肉絲的もやしの中華丼 作り方

それでは、「青椒肉絲的もやしの中華丼」の作り方を紹介します。

作り方は、

  1. 豚肉とにんにく・ショウガを炒める
  2. 野菜を炒める
  3. 調味料と水を加えて煮る
  4. 片栗粉でトロミをつける

の4工程となります。

1.豚肉とにんにく・ショウガを炒める

フライパンに、

  • サラダ油 大さじ1
  • 豚肉 100グラム程度(肩ロースのかたまり肉を細長く切って使いましたが、コマ肉とかでも特に問題はありません。塩・コショウと酒それぞれ少々をもみ込み、片栗粉小さじ1くらいをあらかじめまぶしておきます)

を入れて中火にかけ、豚肉にかるく焼き色がつくまでじっくり炒める。

豚肉に火が通ったら、

  • にんにく 1かけ(みじん切り)
  • ショウガ 1センチ大程度(みじん切り)

をフライパンの端に入れ、フライパンを傾けることによりそこに脂を集めて1分くらい炒める。

豚肉を炒めた時点で、もし油が肉に吸われてなくなってしまった場合には、さらに油を少し足すようにします。

2.野菜を炒める

つづいて、

  • 厚揚げ 2分の1パックなど(細めに切る)
  • もやし 1袋
  • 玉ねぎ 4分の1個(タテに細く切る)
  • ピーマン 1~2個(大きさにより。タテに細く切る)
  • 赤ピーマン 1個(タテに細く切る。これは、ただ色合いだけのためなので、省略も可)

を入れ、3~4分、上下を返しながら全体に油がまわるまでサッと炒める。

野菜は、このあとさらに煮ますので、炒めすぎないことがポイントです。「全体に油がまわるまで」が炒め終わる目安です。

3.調味料と水を加えて煮る

野菜に油がまわったら、

  • 酒 大さじ1
  • みりん 小さじ1
  • 酢 小さじ1
  • オイスターソース 小さじ1

を入れ、1分ほどサッと炒めて味をなじませ、

  • 水 200cc
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • 塩 小さじ4分の1
  • コショウ 2~3振り

を加える。

火を強め、煮立ってきたら中火にもどし、フライパンのフタをして2~3分サッと煮る。

ここでも、野菜をクッタリとさせないため煮すぎないことがポイントです。

4.片栗粉でトロミをつける

一度火を止め、

  • 片栗粉 大さじ1+2分の1
  • 水 大さじ3

をよく溶きまぜた水溶き片栗粉をまわし入れ、よくまぜる。

ふたたび中火をつけ、上下を返しながら1分ほど炒めてしっかりとトロミをつける。

最後に、

  • ゴマ油 小さじ1

をまわし入れて1まぜし、ごはんを盛った皿によそう。

まとめ

青椒肉絲的もやしの中華丼

好みで、粗挽きコショウをかけて食べます。

中華丼の味つけは今回のが基本の塩味となりますが、塩を少し減らして醤油を入れたり、赤唐辛子(塩味の場合)や豆板醤(醤油を入れた場合)で辛くしてもおいしいです。

色々と試してみてくださいNE!

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