【汁なしマーボー茄子】ドライカレーより53倍うまい!

反和食レシピ

マーボーは、「汁なし」で作っても、大変うまいです。汁がたっぷりあるのが普通のラーメンですら、「汁なし担々麺」「油そば」など汁なしメニューがあるくらいなので、マーボーが汁なしでも、目を皿のようにして探しても、問題点は絶対に見つかりません!

この記事では、汁なしマーボー茄子がいかに手軽でドライカレーよりもうまいのか、およびマーボーは揚げない作り方で全然OKであること、汁なしマーボー茄子を作り方を紹介します。

 

汁なしマーボー茄子は手軽でドライカレーよりうまい!

汁なしマーボー茄子の特長は、まず第一に手軽にできることです。汁なしマーボーは、ひとことで言えば「ドライカレーのマーボー版」となりますが、ドライカレーより53倍くらいはおいしいと思います。

汁なしマーボー茄子は手軽

汁なしマーボー茄子が手軽なのは、それはもちろん今さら言うまでもなく、煮ない分、工程が1つ減るからです。トロミも付ける必要がありませんので、「え、もう出来ちゃった?」と、拍子抜けするくらいアッサリ作れてしまうのは、87%くらい確実です。

ひき肉を使い、煮込まないで作る料理として、ほかにドライカレーがあります。ドライカレーは、ひき肉と野菜を炒め、カレー粉などで味をつければ出来てしまうわけですが、汁なしマーボーも、作る工程は全くいっしょです。

汁なしマーボー茄子はドライカレーよりうまい!

この、「ひき肉を使った煮込まない料理」の双璧ともいえる汁なしマーボーとドライカレーの、「どちらがうまいか」という問題は、たしかに微妙なところがあります。なぜならば、カレーが好きな人はドライカレーが、マーボーが好きな人は汁なしマーボーがうまいと思う傾向が、91%くらいあるからです。

それでは、カレーとマーボーのどちらも好きな人は、ドライカレーと汁なしマーボーのどちらをウマイと思うのでしょうか?

筆者の判定によれば、ドライカレーより汁なしマーボーの方が、53倍ほど(52.8倍)ウマイです。なぜならば、筆者に言わせれば、カレーはお酒に全くと言っていいほど合わないからです。

マーボー茄子は揚げないで全然OK

マーボー茄子は、通常、茄子をまず素揚げして作ります。でも、茄子は異常に大量に油を吸うため、素揚げすると茄子の肉がみっちりと油を含み、「マズイ」とは言わないですが、あまり細かいことは気にしない筆者でも、さすがにカロリーが気になるほどです。

しかし、マーボー茄子は、揚げずに作っても全く問題ありません。

今回は、油を全く敷かないフライパンで茄子を焼くようにしましたが、サッパリし、といって物足りなくなることもなく、大変おいしかったです。

揚げない汁なしマーボーを作るポイント

揚げない汁なしマーボー茄子を作るポイントを紹介します。これらのポイントは、通常のマーボー茄子でも全くおなじです。

ポイント1 トマトを入れる

マーボー茄子を作る際の最大のポイントは、この「トマトを入れる」ことです。マーボー豆腐の場合でも、トマトを入れるとおいしいですが、マーボー茄子の場合は、トマトを入れると特にウマイです。

マーボー茄子にトマトを入れるとおいしい理由は、トマトと茄子の相性が、とてもいいからです。トマトと茄子は近縁で、相性の良さは、洋風料理である「茄子ミート」を思い出すとわかるかと思います。

ポイント2 甜麺醤やみそは使わずしょうゆでOK

マーボーを作るには、一般に「甜麺醤(テンメンジャン)」が使われます。でも、これは使わなくていいです。

甜麺醤は、ひとことで言えば「砂糖しょうゆをもっとドロリとさせた味」です。でも、そこまでドロリとさせなくても、砂糖(みりん)しょうゆで全く不足はありません。

ポイント3 粗挽きコショウをたっぷりかければ花椒も不要

マーボーには、一般に中国山椒である「花椒」が使われます。でも、これも使う必要はありません。

山椒は、「椒」の字が使われることからもわかる通り、胡椒の親戚です(知りませんが)。ですので、よっぽど口の中を痺れさせたい人以外の人は、粗挽きコショウをたっぷりかけるので十分です。

ポイント4 ひき肉は合いびき肉がオススメ

マーボーは、ひき肉は通常は豚で作ります。ですが、マーボー茄子にトマトを入れて作る場合は、圧倒的に牛肉、または合いびき肉で作るのがおすすめです。なぜならば、マーボー茄子トマト入りは、「中華風茄子ミート」とも言えるわけで、ミートソースは合いびき肉を使うとおいしいからです。

揚げない汁なしマーボーの作り方

揚げない汁なしマーボーの作り方は、

  1. 茄子を焼く
  2. 肉を炒めて茄子を加える

の2ステップです。どんなにゆっくり作っても、20分もあれば出来ちゃうと思います。

ステップ1 茄子を焼く

フライパンに、

  • 茄子 1本(5ミリ~1センチ厚さくらいで、好きなように切る)

を、茄子ができるだけ鍋肌に当たるように平らにして中火にかける。「上下を返しては平らにし」をくり返し、3~4分、茄子がしんなりし始めるまでじっくり焼く。

ただし、茄子はしんなりし始めたかと思ったら、一気に崩れてしまいますので、焼きすぎないのが肝心です。

ステップ2 肉を炒めて茄子を加える

焼けた茄子は器に取り出しておき、改めてフライパンに、

  • ゴマ油 大さじ1
  • にんにく 1かけ(みじん切り)
  • ショウガ 1~2センチ大(みじん切り)
  • 玉ねぎ 4分の1個(みじん切り)
  • 豆板醤 小さじ1~3(好みで)
  • 合いびき肉 100グラムくらい

を入れ、ひき肉をヘラやスプーンで鍋肌に押し付けては返しながら、2~3分、ひき肉と玉ねぎから出た水気がジュージュー言うのが収まってくるまでじっくり炒める。

つづいて、

  • トマト 2分の1個(ざく切り)

を加え、1~2分炒めて水気を飛ばしたところで、

  • 酒(紹興酒)大さじ1
  • みりん 小さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • オイスターソース 小さじ1
  • コショウ 少々

を加え、1分ほど炒めて味をなじませる。

最後に、焼いた茄子を入れてさらに1~2分、茄子に油がしっかりと絡むまで炒めたら、器によそい、粗挽きコショウをたっぷりかける。

(コショウは2度入れするのがポイントです)

揚げない汁なしマーボーはうまい!

揚げない汁なしマーボー茄子は、言うまでもなくご飯を添えるとウマイです。

あまりにうまくてバクバクと食い、気付いたら食べ終わっているために、食べ終わってから「お前はもう死んでいる」と言われ、驚くのは確実です!

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