ゴーヤーと言えば、ゴーヤーチャンプルーが定番中の定番ですが、「それ以外の食べ方はないのか?」と思っている人も多いはず。ゴーヤーは、塩味ベースの豚ひき肉あんかけ煮にすると、また大変ウマイです。この記事では、ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮の、おいしい理由と作り方を紹介します。
ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮がおいしい理由
ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮がおいしい理由は、ゴーヤーは、そぼろあんかけと塩ベースの味の、両者がとても良く合うからです。
理由1|ゴーヤーはそぼろあんかけが合うから
ゴーヤーにそぼろあんかけが合う理由は、ゴーヤーが「ウリ科」だからです。冬瓜にしろカボチャにしろ、 コックリと煮てそぼろあんで閉じるのは、食べ方の定石です。
このことは、「麻婆ゴーヤー」の記事で解説しました。
じつは、ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮は、簡単にいえば、麻婆ゴーヤーから醤油とみりん、トマトを取り去り、豆板醤を減らしたものです。
理由2|ゴーヤーは塩ベースの味が合うから
ゴーヤーに塩ベースの味が合うのは、定番料理ゴーヤーチャンプルーが塩ベースの味であることから証明済みです。麻婆ゴーヤーは、ゴーヤー料理として「ちょっと意表をついたウマさ」ですが、この豚ひき肉そぼろあんかけ煮は、「王道のウマさ」です。
ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮を作るポイント
ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮を作るポイントは、まず、ひき肉をしっかり炒めること。それから、ショウガと豆板醤、ナンプラーを加えることです。
ポイント1|ひき肉はしっかり炒める
ひき肉をしっかりと炒めることは、そぼろあんかけ煮を作る際の最大のポイントです。ひき肉の肉汁にはちょっとクサミがありますので、これを炒めてしっかりと飛ばさないと、焦点が定まらない、ボンヤリとした味になります。
また、焼き色が付くくらいまでしっかりと炒めることで、ひき肉に味がしみやすくなります。
ポイント2|ショウガと豆板醤、ナンプラーを加える
ゴーヤーチャンプルーの味つけは、「塩+魚介ダシ(だしの素またはかつお節)」で、このゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮では、ナンプラーが、魚介ダシの役割を担っています。ベースににんにくを使いますので、だしの素やかつお節より、ちょっとアクが強いナンプラーの方がよく合います。
さらに、ここにわりとたっぷりのショウガと、豆板醤をちょこっと入れると、「パンチのある塩味」になって、最高にウマイです。
ゴーヤーの豚ひきにあんかけ煮 レシピ
ゴーヤーの豚ひき肉あんかけ煮は、ひき肉をしっかりと炒めることさえ外さなければ、食べられないほど不味くなることは、まずないです。鶏ガラスープの素は化学調味料 無添加のものが、毎日食べても飽きないのでオススメです。
STEP1|ひき肉などの材料を炒めて味つけする
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ1
- にんにく 1かけ(せん切り)
- ショウガ 1~2センチ大(せん切り)
- 豚ひき肉 100グラムくらい
- 厚揚げ 50グラムなど(5ミリ~1センチ厚さの短冊にする)
を入れて中火にかけ、3~4分、ひき肉と厚揚げから水気が出る「ジュージュー」という音が収まり、厚揚げにもひき肉にも、軽く焼き色がつくまでしっかり炒める。
続いて、
- 豆板醤 小さじ1
- 酒 大さじ1(紹興酒だとさらにウマイです)
- ナンプラー 小さじ1
- コショウ 少々
を加え、1分くらい炒めて味をなじませ、
- ゴーヤー 2分の1本(タテ半分に割り、スプーンでワタをかき出して、5ミリ幅くらいに切る)
- 玉ねぎ 4分の1個(やはり5ミリ幅くらいに切る)
を入れたら、1~2分炒めて油をなじませる。
STEP2|水とスープの素を加えて煮たらトロミをつける
- 水 300cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
を加え、煮立ったら火を弱め、5分くらい、ゴーヤーが適度にやわらかくなるまでコトコト煮る。
味を見て、
- 塩 少々
を加え、
- 片栗粉 大さじ1
- 水 大さじ1
の水溶き片栗粉を、弱めの火のまま、混ぜながら少しずつ加えてトロミをつける。
皿に盛り、粗挽きコショウをかける
まとめ
ご飯にかけてどんぶりにすると、最高にウマイです。
だいたい、2万9回くらいは死ねます。