【鶏肉とゴーヤー・豆腐のチリソース煮】バッチリ「チリソース煮」と呼んで過言のない味になり、35,229回死ねる

反和食レシピ

先日チリソース煮のつもりで作ったゴーヤーチャンプルーが、チリソースというよりはトマトソースのような味になってしまい、僕は反省したのである。

たとえうまかったとしても、料理は「うまければいい」というものではない。やはりきちんと主張がなくてはいけないのだ。

チリソースのつもりがトマトソースになるなどは、たとえてみれば、北極に行こうと思っていたのに、南極に着いてしまったとでもいうようなものではないか。

 

そこで先日のチリソースのつもりのトマトソースに、次のような改善を加えてみた。

まずそもそも、ケチャップの量が多かったのだ。
そこでケチャップは、大さじ2だったのを大さじ1にした。

それから豚肉は、トマトとの相性がよすぎるから、トマト味を強調してしまうところがあるのではないかと思う。チリソースといえばエビなくらいで、やはりもっとサッパリしたものを合わせないとダメと見た。
そこで肉は、豚肉ではなく鶏肉にする。

あと油はオリーブオイルを使ったのだが、オリーブオイルはトマトソースを作るとき定番として使われるものだから、これもトマト味が強調される一因となったと思える。
そこでオリーブオイルはやめ、サラダ油を使った。

 

以上のような改善をほどこした今回の料理……。

これはバッチリ、「鶏肉とゴーヤー・豆腐のチリソース煮」と呼んで、過言がないものになった。

 

作るのは、むずかしいことは全くない。

味の選択肢に「チリソース」が加わると、それだけで料理のレパートリーは一気に広がるわけだから、試してみるのがいいのではないかと思うところだ。

 

フライパンに、

  • サラダ油 大さじ1
  • にんにく 1~2かけ
  • 豆板醤 大さじ1
  • ケチャップ 大さじ1
  • 鶏もも肉 150グラムくらい(食べやすい大きさに切り、塩・ひとつまみ、コショウ・少々、酒・小さじ1くらいをまぶす)
  • 木綿豆腐 200グラムとか(1センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)

を入れ、5分くらいじっくり炒める。

 

  • ゴーヤー 2分の1本(ヘタを落とし、タテ半分に切ってスプーンでわたをかき出して、5ミリ幅くらいに切る)

を入れ、1~2分炒めて油をなじませ、

  • 酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 水 200cc
  • オイスターソース 小さじ1
  • 塩 小さじ4分の1くらい
  • コショウ 少々

を入れる。

5~10分、フタをして弱火でコトコト、ゴーヤーがほぼやわらかくなるまで煮たら、

  • 片栗粉 大さじ1
  • 水 大さじ1

の水溶き片栗粉を、まぜながら少しずつ加えてトロミをつける。

最後に、

  • 酢 大さじ1

を入れ、ひと混ぜして皿に盛る。

 

これはマジで、うまいのだ……。

ゴーヤーがまた、ピリ辛甘酸っぱい味によく合って、35,229回は死ねる。

 

しかもこの、鶏肉とゴーヤー・豆腐のチリソース炒めが、死ぬかと思うほど酒に合うのだ。

これほど酒に合ってしまうと、「飲み過ぎない」などというのがナンセンスに思えてくるから不思議である。

 

「あきれるね」

そうだよな。

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