ソーミンチャンプルーは焼きそばと並び、もっとも手軽にできる料理の一つ。でありながら、しかも材料もどこにあるものを使うのに、南国の味がして346回は死ねる。
ソーミンチャンプルーの材料は、日本の普通のそうめんとツナ缶、それにニラ。味つけは、塩コショウのみ。
究極にシンプルでありながら、実際に食べてみると、ベトナムのフォーとか、そういうものと共通する味がする。
僕が沖縄の料理に興味を持つようになったのは、この日本料理と南国の料理のクロスオーバーがきっかけだ。
作り方も超簡単。麺をゆで、あとはツナ缶とニラと炒めるだけという話だから、忙しい人はぜひやってもらいたいと思うのだが、このツナ缶のソーミンチャンプルー、コツの第一は麺のゆで時間。
30秒くらいでいいのだ。
ゆで過ぎると、麺の腰が全くなくなりおいしくない。
それから炒め過ぎないのも大切。炒め過ぎると、麺に粘りが出るからだ。
レシピでは、そうめんは2束になっているけれど、1束にする場合でも、塩の量を少なくするだけであとの分量はおなじでいい。
作り方
フライパンに水を入れて強火にかけ、グラグラと煮立ったら、そうめん2束を入れて30~40秒ゆでる。ザルに取り、水で洗って粗熱を取る。
フライパンに、
- ツナ缶 1缶 (中の油ごと入れる)
- ニラ 2分の1束 (3センチ長さくらいのざく切り)
を入れて中火にかけ、さっとひと混ぜしたら、ゆでたそうめんを入れる。
塩・小さじ2分の1くらい(1束なら小さじ4分の1くらい)とコショウ少々で味つけし、2分くらい、よくほぐしながら炒めて皿に盛る。
ツナ缶とニラの相性が、一見ミスマッチとも思えながら実はバッチリなのである。
このシンプルな味つけに、そうめんがまたよく合う。
これがまた、ビールに最高に合うわけなのだが、きのうも朝だったから、酒は飲まなかったのだ。
僕はもう、酒が飲めない体になってしまったのではないかと思い、心配だ。
夜は飲んでるじゃん。
そうだよな。