きのうの夜に作った菜の花と豚肉のチャンポンを、下ごしらえなし・炒めなし、15分足らずでできるようにしたもの。なのにスゴイうまいから、これはおすすめ。
残っていた菜の花と豚肉を、きょうの昼はチャチャッと焼きそばにするつもりでいた。菜の花と豚肉の焼きそばも、うまいのは絶対まちがいない。
でもきのうの晩の、菜の花と豚肉のチャンポンがうま過ぎたのだ。どうしてもまた食べたくなったのだが、きのうのはそれなりに手間がかかっているから、おなじことを昼にもやる気はしない。
そこで下ごしらえなし、炒めなし、鍋に順に材料を入れていくだけ、15分足らずでできてしまうやり方で、きのうとおなじ材料を使ったチャンポンを作ってみた。
そしたら、すごくウマかったのだ。
もちろんきちんと下ごしらえし、炒め煮をしたものの方が、コクがあってウマイはウマイ。でもこれも、下手なラーメン屋のラーメンよりよっぽどイケているという話であって、15分でできるのなら、忙しい時などこれで十分。
料理初心者の人は、あまりレシピが複雑だと、こなし切れないこともあるかと思う。
これならインスタントラーメンを作るのに毛が生えた程度の手間でできるから、試してみるのはおすすめだ。
火にかけた鍋に順番に、ただ材料や調味料を入れていくだけだから、まずその順番を守ることが大切だ。はじめに入れるのはだしの具材と菜の花以外の野菜、それから味をつけ、そのあと豚肉、最後に麺と菜の花ということになる。
それから麺と菜の花はすぐに火が通るから、煮過ぎないようにするのが何より肝心。水溶き片栗粉だけはあらかじめ用意して、麺を必要な時間煮たら、即座にトロミをつけるようにする。
だしの具材は、干し椎茸と、それに干しエビ。
干しエビは100円くらいで、使い出はとてもあるから、買っておくのはおすすめだ。
鍋に3カップの水を入れ、強めの弱火くらいにかける。
- 干し椎茸(中) 2~3枚
- 干しエビ 大さじ1
- ニンニク 1かけ (包丁の腹でつぶして皮を取る)
- ニンジン ちょびっと (2ミリくらいの厚さに切る)
- タケノコ 4分の1本 (同上)
- 長ねぎ 10センチくらい (斜め切り)
をこの順番で入れて、5分くらい、「ニンジンがそろそろ柔らかくなってきた」というくらいまで煮る。
ここで椎茸をいったん取り出し、石づきの先端を切り落として1センチ幅くらいに切り、またもどす。
- 酒 大さじ2
- みりん 小さじ2
- 薄口醤油 大さじ2
- コショウ 1~2ふり
- 豚コマ肉 50~100グラム (食べやすい大きさに切る)
を入れて、豚肉の色がほぼ変わるまで煮る。
沸騰が止まってしまってもかまわないから、火加減はそのまま強めの弱火くらいにしておく。
ここで煮ながら、菜の花・1つかみを点検し、長さが5センチくらいならそのままで、10センチくらいなら、半分に切って葉と茎を分けておく。もし手間取っら、火を止めてしまってもかまわない。
中火にし、一度沸騰させてから、
- 菜の花の茎
を入れ、
- 中華麺 1人前 (ゆででも蒸しでもどちらでもいい。「焼きそば麺」でも問題ない)
を鍋の片側に寄せて入れる。
30秒したら、
- 菜の花の葉 (茎と葉を分けなかった場合は、こちらで全部)
を入れる。
さらに30秒、麺を入れてからきっかり1分したら、
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ2
の水溶き片栗粉をスプーンで混ぜながら加え、トロミをつける。
最後に、
- ゴマ油 小さじ1
を入れ、ひと混ぜしてどんぶりによそう。
好みで粗挽きコショウをかける。
これはほんとにウマイから、ぜひともやってみてもらいたい。