ほうれん草を豚肉・卵と、サッと炒めたポパイ炒め。シャッキリとした旬のほうれん草は、死ぬほどウマイ。
ほうれん草のおいしい季節。ただでさえ栄養豊富で、ポパイがもりもりと元気になってしまうこのほうれん草、冬場には、ビタミンCが夏の3倍も含まれているそうだ。
ほうれん草は、食べ方が意外にむずかしいのではないかと思う。ほかの野菜とはまず合わないから、野菜炒めなどには向かない。アクが出るから煮込むのにも向かない。
だからおひたしや青菜炒めなど単独で使うか、何かと合わせる場合にはその相手を厳選し、火はサッと通すだけにするのがポイントだ。
ほうれん草は、肉や魚、乳製品など動物系のものと相性がいい。
中でも相性がいいのは、豚肉と卵。この2つを合わせたポパイ炒めは、まちがいなく黄金メニューの一つといえる。
これを作る場合のコツは、とにかく炒め過ぎないこと。
ほうれん草は、あっという間に火が通る。「まだ炒め足りないかな」と思うくらいで火から上げることが必要だ。
卵は初めに炒めてとり出しておき、最後に加えるようにする。
豚肉も火を通しすぎると硬くなるから、ほうれん草を入れるまでは、極力弱い火で炒めるのもコツの一つだ。
まずは卵を炒める。
フライパンにサラダ油・大さじ1を入れて中火にかけ、よく温めてから溶き卵・3個分を入れ、あまり細かくかき混ぜずに大きめにまとめてとり出しておく。
あらためてフライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- みじん切りのニンニク 1かけ
- 種を取りだし小さくちぎった赤唐辛子 1本
を入れて弱火にかけ、2~3分じっくり炒めて味をひき出す。
ニンニクがきつね色になってきたら、弱火のままで、まず豚うす切り肉(きのうは肩ロース)200グラムをじっくり炒め、肉に半分くらい火が通ったところでほうれん草の根の部分を入れる。
肉にほぼ火が通ったら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ2
- 淡口醤油 大さじ1(淡口にするのは色を黒くしないため)
- オイスターソース 大さじ1
- 塩 小さじ2分の1
- コショウ 1~2ふり
を入れ、中火にしてひと混ぜする。
ざく切りのほうれん草を入れ、2~3回混ぜたら、とり出しておいた卵を入れる。
混ぜながら炒め、ほうれん草がしんなりしかけたくらいのところで、火を止める。
好みで粗挽きコショウをかけて食べる。
シャッキリとした旬のほうれん草は、死ぬほどウマイ。
あとは、鶏肉とネギのわかめスープ。
鍋に、
- 水 2+2分の1カップ
- 頭とワタを取った煮干し 1~2つまみ
- つぶしたニンニク 1かけ
- 乾燥わかめ 1~2つまみ
を入れて弱火で5分くらい煮て、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 淡口醤油 大さじ1
- 塩 少々
- コショウ 1~2ふり
で味つけする。
- 細く切った鶏肉 100グラム
- ネギ 2分の1本
を加え、さらに5~10分、弱火のままじっくり煮る。
お椀によそい、青ねぎとゴマをかける。
酒は、焼酎水わり。
シメは、白めし。
そしてきのうも、また飲み過ぎるのだ。
飲み過ぎは、脳がイカレルとは思うのだが、どうせ元からイカレテいるから、変わらないのだ。
「ほんとにね。」
そうだよな。