アサリのだしは活用しないともったいないです。そばのだしとして使うと、これがまた信じられないほどウマイです。
アサリのだしは活用しないともったいない
アサリの代表的な料理の一つに「酒蒸し」があります。作るのは簡単で実際とてもおいしいですが、とてももったいない料理です。
なぜならば、アサリのだしが器に残ってしまうから。アサリはだしもおいしいわけで、これを活用しない手は天地神明に誓ってありません。
みそ汁などは定番ですが、今回はアサリをそばに入れました。アサリのだしがそば麺に絡むのは、まったく信じられないほどウマイです。
作り方
アサリのだしはそれだけでもウマイですが、豚肉を加えるとコッテリとしてさらにウマイです。
アサリに豚肉というと日本的な感覚だと首をかしげるところかもしれないですが、キムチチゲにアサリを入れることがあったり、アサリのミルクスープであるクラムチャウダーにベーコンを入れることがあったりすることからも分かる通り、よく合います。
それからこの料理の最大のポイントは、アサリをケチらないことです。水2カップ(400cc)に対してアサリは200グラムは使いましょう。
材料はあまりゴテゴテと入れないで、アサリの味を活かすようにするのがおすすめ。今回は玉ねぎだけですが、しめじがあれば入れたところだったです。
アサリはスーパーなどで塩水に浸して売られているのは、もう砂抜きする必要はありません。ですが殻をよく洗い、臭みの元となる汚れを落としておくのはポイントです。
麺(ゆで麺または蒸し麺)は、沖縄そばの麺があれば、煮込んでもコシがなくなりにくくてベストです。沖縄そば麺は本土だとなかなか手に入りにくいかと思うので、次善の策は稲庭うどんなどの細めのうどん。
中華麺は煮込むとコシがなくなりやすいですが、できるだけ太めのものを選ぶのがいいです。ラーメン用の麺より焼きそば麺の方が、コシがなくなりにくかったりしますのでおすすめです。
STEP1 豚肉と玉ねぎを炒める
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 豚コマ肉 50グラムくらい(かるく塩コショウしておく)
- 玉ねぎ 4分の1個(細く切る)
を入れて中火にかけ、豚肉に火が通るまで2~3分炒めます。
STEP2 アサリを煮る
- アサリ 200グラム(砂抜きする必要があれば塩小さじ2分の1、水100ccの塩水に30分~1時間くらい浸しておく。それから流水の下にアサリを入れた器を置き、両手でガシガシとアサリの殻をこすりながらよく洗う)
を入れてひと混ぜしたら、
- 酒 大さじ2
- 水 2カップ(=400cc)
を入れてフタをして、アサリの殻が全部開くまで2~3分煮る。
味をみて、
- 塩 少々
を加える。
STEP3 麺を加えてトロミをつける
- 麺 1人前(200グラムなど)
を入れ、再沸騰してきたら間髪入れずに、
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ2
の水溶き片栗粉をまぜながら少しずつ入れてトロミをつける。
粗挽きコショウをかけて食べます。
ほんとに信じられないほどウマく、食べ終わると恍惚とするのはまちがいないです。