きのうは、あさりのオイスターソース炒め。あさりは中華風に炒めると、またうまいのだ。
きのうもまた飲み過ぎたのである。
だいたい、食事の支度をするあいだに飲むのがよくない。この「料理しながらの酒」が、またうまいのだ。
ふつう、たとえば仕事の作業などをしながらだと、酒を飲んでしまうと作業ができなくなるものだ。または、作業に熱中すると、悪酔いして気持ち悪くなったりする。
ところが料理しながらの酒は、そんなことは全くない。飲むほどに料理が楽しくなり、またそれによって酒もうまくなる。
たぶん料理が、作業とはいえ、「食べる」という本能にもっとも近いところにあるものだからではなかろうか。
そのため料理が終わるころには、いつもほぼ、「泥酔」と呼べるほどの状態となる。
それから食事となるわけで、そうなればまた飲むわけだ。
特に危ないのは、つくった料理がご飯のおかずというよりも、酒の肴にふさわしい場合。きのうもそれだった。
まず酒を飲み、シメをご飯にするわけで、その酒が、ついつい進んでしまうわけである。
それできのうも、布団に入るころには完全に前後不覚になった。ツイッターを見ようとしても、まったく頭に入ってこないほど。
家で飲むから、べつに誰に迷惑をかけるというわけではない。でも一人で話し相手もいないのに、これほど酔わなくてもよさそうなものである。
我ながら、あきれるわけだ。
さてきのうは、あさりを食べることにした。あさりはわりと安いから、手頃な庶民のおかずになる。
日本だと、あさりはみそ汁やご飯に入れたり、酒蒸しにしたりするのが定番だ。ところがあさりは世界中でとれるから、世界各国に料理がある。
洋風なら、クラムチャウダーが定番だ。韓国だと、キムチ鍋に入れたりする。
当然中華風もあるわけで、ニラやねぎと合わせてオイスターソースで炒めるのだ。
これが簡単にできながら、じつに、死ぬかと思うくらい、ウマイ。
つくるには、たいしてコツはない。あえて言えば、ニラに火を通し過ぎないことくらいか。
味つけは、ニンニクがベースで、それに唐辛子と、最後に酢を少し入れる。
この「辛酸っぱい味」が、貝類にはよく合うのだ。
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1~2
- うす切りにしたニンニク 1かけ
- ちぎった鷹の爪 1本
を入れて弱めの中火にかけ、2~3分じっくり熱して油に味つけする。
弱めの中火のまま、
- 海水くらいの塩水に30分~1時間ひたして砂抜きし、両手でこすり合わせるようにしてよく洗ったあさり 300グラム
- 酒 大さじ1くらい
を入れ、フタをして、アサリの殻がひらくまで蒸し焼きにする。
中火にし、合わせておいた調味料、
- オイスターソース 大さじ2
- 酢 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1
を入れ、ひと混ぜしたら、ざく切りのニラ1把を加え、サッと炒めて火を止める。
あさりとオイスターソースの相性は、おなじ貝類どうしで、最高なのだ。
シャッキリとしたニラが、またたまらない。
あとは、鶏肉とゴボウの赤だし。
煮干しだしに酒少々と赤だしみそで味をつけ、鶏肉とゴボウ、油あげをゴボウがやわらかくなるまで煮て、最後にシメジ、割り落とした生卵を入れる。
それに、ご飯。
酒は、花春。
きのう飲み過ぎたおかげで、今朝は遅くに起き出して、しかも酒がまだ残っている。
きょうは午後から出かけようかとも思っていたのに、それもちょっと無理そうだ。
「しっかりしなよ。」
そうだよな。
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