きのうは神戸まで、在特会がおこなう街宣のカウンターに行った。
そのあとは、大阪・動物園前にある天国のような中国ギャル居酒屋「えいちゃん」へ、結局行ってしまうのだ。
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在特会がきのう神戸で街宣することは、あらかじめツイッターを見て知っていたのだが、行くか行かないかは迷っていた。
神戸までは、京都からだとやはりちょっと遠いし、在特会が衰退傾向にあることを思えば、人数もそれほどではないだろうと思われた。街宣の趣旨も、4月にある統一地方選挙についてということで、どうせ差別発言は出るだろうが、一応は差別と関係ないものになっていた。それにぼくは、金曜日に原発抗議へ出かけたので、あまり続くと、さすがに仕事に差し障りが出てしまう。
でも午前中、ブログを更新しながらも、やはり気になる。ツイッターを見ていても、それほど大きく告知されず、カウンターの人数もあまり集まらないだろうから、加勢が必要とも思われた。
それに大阪の天国のような中国ギャル居酒屋「えいちゃん」に、もう3週間顔を出していなかったから、オネエチャンから「どうしたの?」「いつ来れる?」とじゃんじゃんメールが来て、そろそろ顔を出さないといけない雰囲気になっていた。神戸に行けば、帰りに大阪に寄れるからちょうどいい。
ブログ更新は1時に終わり、それからダッシュで出かければちょうど間に合う時間だった。
そこで結局、家に戻ってプラカードとメガホンをかばんに入れ、西へ向かう阪急電車に乗り込んだわけなのだ。
街宣場所は、神戸元町の駅前だった。
到着すると、すでに街宣は始まっている。
在特会のメンバーは、中心になるのは20代~30代、まだ若く、これからいくらでも色んなことをやっていける年代なのに、空理空論をふりまわし、在日韓国・朝鮮人を攻撃する。
だいたい在特会が主張する「在日特権」なるものがまず、まったく存在していないわけで、完全なる「デマ」である。そんなこと、ちょっと調べればわかるのに、それをしようともせず盲信している。
一種の「カルト」と言っていいわけで、それに引っかかっている若者は、「哀れ」としか言いようがない。
若者も、あるとき自分のまちがいに気がつく時が来るだろう。しかしその先、自分がどれだけ多くの人を、深く傷つけてしまったのかという後悔の念を抱きながら、罪を償う時間が必要になるわけで、人生を大きくまわり道することになる。
本人が選んだ道だから、仕方がないこととはいえ、それを思うと暗澹とした気持ちになる。
カウンターは、そういう連中を相手にしないといけないから、疲れるのだ。
まあそれでも、カウンターも、やることはやる。
在特会も、世の中から批判を浴びているのは分かっているから、組織維持のため、差別と関係がない話をしたりして、「自分たちは差別ばかりしている団体ではない」ということを主張しようとする。それはべつに構わないわけなのだが、本当にやりたいのは朝鮮人差別だから、そのうち差別発言が出るようになる。
そこは許さず、きっちり罵声を浴びせてたたき潰す。
それにつけても腹が立つのは、警察が、カウンター側に厳しく当たってくることだ。東京などは、それでもかなり態度が変わってきたようだし、京都や大阪などでも、以前と比べれば警備はずいぶん緩やかになっていると聞く。
しかし兵庫県警は、まだ昔のままだから、カウンターは街宣の正面からどけられて、端っこに追いやられる。
不当な街宣に抗議するのは、憲法でも保証された、市民の当然の権利だということを、早く分かってほしいものだ。
1時間半の街宣は、カウンターの罵声を浴びながら、無事終了。
在特会がいなくなったのを確認し、こちらも「打ち上げ」という段になる。
運動の後の打ち上げは、やはり楽しい。ほとんどが、初めて合う人、またはカウンターで顔を見たことはあったけれど、話したことはない人なのだが、共通の話題があるから、話はかならず盛り上がる。
カウンターを長くやっている人もいて、きのうは在特会のメンバーについて、いろいろ詳しく話を聞いた。
話を聞くと、ひたすら哀れなばかりだが、酒の肴にするにはちょうどいい。
打ち上げは2時間ほどで終了し、さらにぼくは、カウンターの友だちと、動物園前へ向かった。
めざすのは、天国のような中国ギャル居酒屋の「えいちゃん」。
きのうも、ママに、
チーママ、
かわいいギャルが勢揃い。
カラオケを歌いまくり、カウンターの疲れも癒やされるわけである。
大宮へもどり、ラーメンを食べて帰ろうかと思ったが、思い直して家でうどん。
腹の虫は、まだ収まらず、結局さらに飲んでしまった。
寝る支度をしていたら、ドアの外でにゃんこが「ニャーニャー」鳴く声がする。ドアをあけると、ちびニャンが入ってきた。
ちびニャンは、我が物顔でベッドに上がり、くつろいだ様子で毛づくろいを始める。
エサをだしに一度外へ出したが、またニャーニャー鳴くから入れてやり、結局朝まで、ぼくの脇で寝ていった。
カウンターの疲れは、きょうもまだ、残っている。
でもきょうこそは、さすがにちゃんと仕事しないとマズイのだ。
「シッカリしてよ。」
そうだよな。
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