きのうはまた、大阪・動物園前にある、天国のような中国居酒屋「えいちゃん」に行ってきた。
完全に、ハマりまくっているわけなのだ。
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「えいちゃん」には、今週月曜に、行ったばかりだったのだが、きのうは中国の旧正月だったそうだ。
中国では、正月には水餃子を食べる風習があるとのこと。
「えいちゃんでも水餃子をふるまうから、ぜひ食べて」
と、中国ギャルにカワイイ顔をされて言われてしまうと、断るわけにもいかないのだ。
阪急・大宮から堺筋線・動物園前までは、淡路で1回乗り換えるだけだし、通勤時間帯でも意外にすわれ、本なども読めるから、それほど大変でもないといえば、ない。
それでも、電車に乗っている時間だけで、片道小一時間、運賃640円をかけていくのは「どうなのか」と、我ながら思うのだが、何しろハマっているから、仕方がない。
電車に乗る前に女の子にメールしたりして、いそいそと出かけるのだ。
まずビール。
それからすぐに、餃子が出てくる。
この餃子、たしかに中国人が作るだけあって、うまかった。
皮から手作りするのだそうで、その皮が分厚くてモチモチ。餡もジューシーで、こういう餃子は、なかなか日本では食べられない。
腹も減っていたから、もう一皿おかわりした。
きのうはママが、正月で中国へ帰っていなかったから、かわりに先日相手をしてくれた「れいなちゃん」が代理ママ。
その他にも何人か、女の子がいた。
ケイコちゃん、
モモちゃんと、
それにフーちゃん。
全員、気立てのいい、明るい子ばかりである。
この3人は、たぶん学生。この店で、アルバイトとして学費を稼いでいるのだろう。
若い女性にとっては、酔っぱらいのおっさんの相手をするのは面倒なものだろう。しかし中国の若い女性は、気負った様子もなく、酔客の席に見事にとけこんでいる。
ぼくはそれを見ながら、「中国人は、やはり特別なんだ」と思った。
中国人が、中国大陸だけでなく、世界中へ進出しているのは知れた話だ。異国の人を相手にし、商売するのに長けている。
それにはこうして、相手の懐に瞬時にとびこむ、「心の壁」の低さが必要なのに違いない。
韓国人も、フィリピン人も、アジアの女性はみな気取らず、気立てがやさしい。
しかし、この中国人の人懐こさは、やはり4千年の歴史に裏打ちされた、中国ならではの国民性なのではないかと、ぼくは女の子たちを見ながら思った。
そんなことを思っているうちに、だんだん酔いは回ってきて、そうなれば、あとはカラオケ。
女の子とデュエットやら、一人でやら、また7~8曲を歌った。
ビールを3本ほど飲み、最後は熱燗。
体をあたため、寒空を駅まで歩いて、最終電車に飛び乗った。
大宮に着いたら、「餃子の王将」でみそラーメン。
腹もふくれて、家に帰った。
我ながら、このハマりよう、「大丈夫なのか」と、ちょっと思う。
料金は安いとはいえ、飲み食いし、往復の電車賃をかけるとなれば、それなりの金にはなるし、京都から大阪まで通うのには、けっこうな時間も費やす。
しかし実は、ぼくは中国人の店にハマるのは、名古屋、東京につづいて、これで3度目なのだ。
よっぽど中国人が好きらしい。
何ごとにも、ハマるときには、中途半端に腰を引いてするのでなく、どっぷりとハマった方がいいと、腹を括りはじめてはいるのである。
「どうなっても知らないよ。」
「知らないぞ。」
「知らないぞ。」
「知らないぞ。」
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