スルメイカと大根の煮物。
イカは「おでんだし」で煮るとうまいのである。
きのうは昼から風呂へ行き、、、
昼ビール。
そのあとさらに、ラーメン屋へ行き、、、
チャーシュー麺大盛。
さらに餃子にライスも頼んでしまうわけである。
そうなると晩になってもあまり腹が減らないわけで、晩飯は軽めにイカの煮物を食べることにした。
イカの煮物をつくる場合、「だし」を使うか使わないかが、いちばんの考えどころだ。
だしを使わず、イカのだしだけで煮るのもしみじみとおいしいが、大根などの野菜を炊き合わせようと考えると、ちょっと物足りないものもある。
きのうは冷蔵庫に大根と厚揚げが入っていて、それを使ってしまいたかった。
大根と厚揚げとなれば、「おでん」だろう。
そこでイカを、おでんだしで煮ることにした。
イカを煮るのに、気を付けないといけないのは「煮時間」だ。イカは煮過ぎると硬くなる。
MAX5分。
なのではじめに少し煮て味を出し、いったん取り出して大根と厚揚げを煮、最後にもどして味をしみさせるようする。
だしは、昆布と削りぶし。
3カップ半の水に10センチ長さくらいのだし昆布を入れ、ギリギリ煮立たないくらいの火加減で10分くらい煮出す。
そのあと削りぶし・ミニパック6袋分を4~5分、やはり煮立てないようにしながら煮出し、だし殻を取り出してしぼる。
3カップくらいのだしが出来るのだが、ここに、
- 酒 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 淡口しょうゆ 大さじ3
で味付けする。
輪切りにしたイカの胴を入れ、弱火で3~4分煮たら取り出しておく。
このだしで、下ゆでした大根と、お湯をかけて油抜きした厚揚げを煮る。
20~30分、やはり弱火で、煮立てないようにしながらじっくりやる。
最後にイカをもどし、1~2分煮たら、火を止める。
そのままフタをしてゆっくり冷まし、味をしみさせる。
青ねぎと一味をふる。
イカは、しっとりやわらかい。
イカ風味のだしが、大根と厚揚げにしみたのもうまい。
それからゲソは、イカわた、それにキムチと炒めた。
イカわたとキムチの相性はとてもよく、これは強力にうまかった。
器に、
- ぶつ切りにしたゲソ
- しぼり出したわた
- たっぷりのキムチ
- 酒 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 淡口しょうゆ 小さじ1
を入れ、よく混ぜる。
フライパンにゴマ油を引き、中火でじっくり、汁気がほとんどなくなるまで炒める。
最後に青ねぎを加え、ひと混ぜして火を止める。
「韓国にはこういう料理があるだろう」と思うくらい、何の違和感もないうまさ。
ご飯にもよく合い、チャーハンにしてもうまい気がする。
あとは、カニめし。
これは、カニ缶の小さいのを使った。
米1カップに、水は少なめ、同量の1カップ。
汁ごとのカニと塩・小さじ2分の1を入れて、ふつうに炊く。
セロリの酢の物。
セロリはピーラーで皮を剥き、塩水でサッとゆでる。
水で冷やして水気を拭き取ってちくわと合わせ、
- 砂糖 小さじ3
- 酢 大さじ3
- 塩 少々
で和える。
それからとろろ昆布の吸物。
酒は、熱燗。
イカのおでん味がこの上なく酒に合うのは、いうまでもないのである。
「仕事もしてよ。」
そうだよな。
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