「うまい、安い、早い!」といえば「サンマのたたき丼」なのである。

サンマのたたき丼 サンマ

サンマを買い、たたき丼にした。

サンマのたたき丼

「うまい、安い、早い!」といえば、これなのである。

 

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スーパーの鮮魚売り場を覗いてみると、98円の特売サンマが一尾だけ残っていた。担当のお兄ちゃんに、

「これ生でイケますか?」

と聞くと、

「だいじょうぶです」

とのことである。

 

あまり腹が減っていなかったから軽いものが食べたかったし、何より、もう夜も遅いから、手早く出来るものを作りたかった。

となれば、「サンマのたたき丼」に決まりだろう。

 

サンマのたたき丼は、ご飯を炊いて、サンマをおろすだけである。

サンマのたたき丼

サンマをおろすのは、慣れないと時間もかかるだろうが、慣れれば5分もかからない。

原価はサンマの100円に、米やもろもろを入れても50円ほど。

それでいて、「死ぬか」と思うくらい、うまい。

 

世の中には「カネがないから」と、毎日牛丼ばかり食べている輩もいるそうだ。

魚のおろし方を知らないからとはいえ、全くかわいそうなことである。

 

サンマをおろすやり方は、YouTubeにアップされている。

簡易研ぎ器できちんと研げば、家にある包丁でまったく問題なくできる。

 

三枚におろしたサンマに、青ねぎとおろしたショウガをたっぷり加える。

サンマのたたき丼

みそを加え、「なめろう」にしようかと迷ったが、今回はしょうゆで行くことにした。

サンマと薬味を、包丁でザクザクと、ぶつに切る。

あまり細かくするよりも、ゴロゴロと身が残るようにした方が、食べ応えはいいだろう。

 

炊きたてのご飯に乗せ、しょうゆをかける。

サンマのたたき丼

 

まだまだ脂が乗ったサンマは、ご飯も酒も超速で進む。

サンマのたたき丼

 

それからおとといの角煮大根。

角煮大根

味がしみまくっていながら、相変わらず「プリプリ」という代物だ。

 

それにやはりおととい、角煮を作ったときに出た、大根の皮やだし殻のじゃこ炒め。

大根の皮やだし殻のじゃこ炒め

ゴマ油とちりめんじゃこで炒め、淡口しょうゆで味付けすると、「廃材」とは全く思えないほどうまい。

 

とろろ昆布の吸物。

とろろ昆布の吸物

水に浸し、よくしぼった焼き麸入り。

 

酒は、焼酎お湯割り。

焼酎お湯割り

夜遅かったため、いつも飲んでいる「月桂冠」を買えなかったのだ。

 

 

さて猫なのだが、おとといは、チビにゃんはデカイのと、出くわすことはなかったようだ。

ネコ

しかし、気になってはいるらしい。

エサを食べながらも、たびたび後ろを振り返り、デカイのがいないかどうかを確認する。

ネコ

気になりながらも食べには来るから、こちらも生きるのに必死なのだろう。

 

今朝も、チビにゃんはエサを食べに来た。

ネコ

何度か振り返って確認するも、デカイのはいないようだ。

しかしあらかた食べ終わり、改めて振り返ってみると、、、

 

デカイのが、塀の上に座っていた。

ネコ

 

急にソワソワし始めるチビにゃん、、、

ネコ

「ああよく食べた」とでもいう調子で伸びをして、何くわぬ顔で立ち去ろうとする。

 

それをデカイのが追いかけた。

ネコ

チビにゃんは戦闘態勢で背中を丸め、

「エアーーオウ、エアーーオウ」

と、威嚇の声を発している。

 

チビにゃんと、無言で向き合うデカイの。

ネコ

 

さらに距離を縮める、、、

ネコ

 

ここでデカイのは無言のまま、口をパクパクさせる。

ネコ

 

また距離を詰める。

ネコ

 

そしてまた、口をパクパクさせる、、、

ネコ

 

しばらくのあいだ、にらみ合いが続いたと思ったら、やおらデカイのは、チビにゃんから顔を離した。

ネコ

 

一周まわり、チビにゃんのいるところより、さらに奥に座り込む。

ネコ

 

解放され、ホッとした様子で帰ってくるチビにゃん。

ネコ

 

反対側の塀に上り、逃げ出そうとする。

ネコ

 

すると、またデカイのが追いかけた。

ネコ

 

しばらくエアコン室外機の上で、くつろいだ様子をする。

ネコ

逃げ出そうにも、そうも行かない様子のチビにゃん。

 

やがてデカイのは室外機から降り、出してあるエサを食べはじめた。

ネコ

その隙にチビにゃんは、スッと姿を消していた。

 

延々30分以上にもわたって繰り広げられた、チビにゃんとデカイのの攻防劇。

ぼくは「どうなるのだろう、、、」と、固唾を飲みながら見守った。

 

デカイのは、チビにゃんを追いかけるわけだから、

「ここは俺の縄張りだ」

と主張しているのは確かだろう。

チビにゃんもそれは分かっていて、毎回ビクビクしながらエサを食べに来る。

 

でもデカイのは、チビにゃんを完全に追っ払おうとはしていない。

威嚇の声も発しないし、チビにゃんの眼前で口をパクパクさせてみたり、逃げ出そうとするチビにゃんのすぐ脇で、寛いで見せたりする。

いかにも、

「そう怖がるなよ」

と言っているようにも見えるのである。

 

これからチビにゃんとデカイのは、どう折り合いを付けていくのだろう?

 

「猫もけっこう考えている感じがするね。」

チェブ夫

ほんとだな。

 




 

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