酒房京子で何度か食べた鶏すきを、きのうは初めて作ってみることにした。
うまく出来るか不安なときは、一杯飲み、景気をつけてからやるのである。
きのうは間違えて、夜の9時半まで仕事をしてしまった。ブログのタイトル下に広告を貼ったのだ。
ぼくもブログの収益化を、きちんと考えていかないといけない。
前々からここに広告を貼りたいと思っていながら、やり方が分からず放置していたのだが、きのうは一念発起してあれこれやり方を検索し、まだ少し不具合はあるものの、何とかできた。
ついでに上部右側の広告を大きくし、小さな広告をあれこれ貼った。
広告を貼れば、収益が上がるという簡単な話でないことは承知だが、やらないよりはマシだろう。
仕事を終え、一息つくと、時刻はもう10時に近い。きのうは買い物をしていなかったばかりか、何を食べるかを考えてもいなかった。
「きょうは外食にしてしまおうか・・・」
考えなかったわけではない。
でも人づき合いを考えず、純粋に食事をするのなら、家で自分で作って食べた方がうまいのは、よく解っていることなのだ。
そこで自転車に乗ってスーパーへ出かけたのだが、売り場にある野菜だの、魚だの、肉だのを順に眺めているうちに、食べたいものが浮かんでくる。
「鶏すきにしよう。」
鶏すきは、自分でやったことはなかったが、よく行く「酒房京子」で何度か食べた。
京子女将の鶏すきをうろ覚えで思い出すと、豆腐とジャガイモ、それにたっぷりの青ねぎが入っていたような気がする。
それらを買い、家に帰った。
うろ覚えの鶏すきだし、だいたいすき焼き自体を、自分で作ったことがない。女将は「お砂糖とお醤油で味付する」と言っていたが、一応はネットを調べ、作る手順を調べてみた。
料理には、同じものでも作り方は色々ある。あれこれ見て、女将がやりそうなやり方に近いものを選ぶことが肝心だ。
作り方を決め、あとは作るだけになったのだが、やはり、うまく行くかどうかの不安はある。
そういう場合は、酒をさらに一杯飲み、景気をつけてからやるのである。
鍋をちょっと強めの弱火にかけ、温まったら、サラダ油をちょっと敷き、一口大に切った鶏モモ肉を、皮目を下にしてならべる。
1~2分焼き、鶏の脂が出てきたら、ひっくり返してさらに1分くらい焼く。
ここにまず砂糖大さじ5を加え、溶けた砂糖をなすりつけ、鶏肉に甘みをつける。
さらにしょうゆ2分の1カップを加え、一煮立ちさせたところで、酒2分の1カップを加えてさらに一煮立ちさせる。
たっぷりのショウガせん切りと、食べやすい大きさに切ったジャガイモ、焼き豆腐を加え、フタをして、10分ほど煮る。
きのうは青ねぎを一緒に初めから入れてしまったのだが、これは煮上がる直前に入れ、サッと煮るくらいにした方がよかった。
青ねぎが柔らかくなりすぎたのを除けば、なかなかうまく煮えている。
卵につけて食べる。
夏に食べる鍋としては、これはベストなものの一つだろう。
きょうの昼は、これをうどんにかけて食べた。
こういう食べ方がまたうまいのは、言うまでもないのである。
あとはとろろ昆布と梅干しの吸物。
冷やしトマト。
新ショウガの梅酢漬け。
酒は焼酎水割り。
きのうもつくづく満足し、気分よく布団に入った。
「ぼくは外で食べるのも好きだよ。」
それもまた楽しいよな。
◎関連記事
鶏手羽と卵の煮物を料理本をみて作ってみると、学ぶことは多いのである。
万願寺とうがらしと手羽先の煮込みは、鶏のだしがしみた肉厚の万願寺がうまいのである。