会社を辞めてつくづくよかったのである。(子持ちカレイと豆腐の煮つけ)

2014/04/25

 
魚屋へ行ったら旬まっ盛りの子持ちカレイがあったから、これを豆腐と煮つけて酒をのんだ。

子持ちカレイ煮つけ

会社を辞めて、つくづくよかったのである。

 

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会社にはまる24年勤めたのだが、4年前にそれを辞めたのは、「ここではやりたいことができない」と悟ったからである。

しかし会社とは、そもそもそういう場所だっただろう。

社員がやりたいことをやるためのものではなく、社員は会社の利益になることをするだけの話であり、やりたいことがやれるのは、創業社長などごく限られた人だけになる。

それが20年以上もわからなかったというのだから、全くどん臭い話である。

 

やりたいことは、会社を辞めればできるとは限らない。

でも勤めたままでは「絶対にできない」わけで、それにくらべれば可能性はある。

1年は退職金で食べていたが、そのあとネットで探したライターの仕事をするようになり、なんとか食べられるようになっている。

勤めを辞めるときには、「ひとりで食べていくのは大変だぞ」とずいぶん脅されたものだが、何のことはない、食べていくこと自体は簡単なことである。

 

しかし難しいのは、「どのように生きていくか」を決めることだ。

やりたいことをやる以前に、まずは生活を成り立たせなければいけないわけだが、生活するには、「どう暮らせば自分は幸せなのか」を考える必要がある。

会社に勤めていたときには、そんなことは考えるまでもなく、「給料をたくさんもらうこと」に決まっていた。

会社では、「幸せ」がそのように変換されてしまうからで、幸せのほんとうの意味をぼくが知ったのは、会社を辞めてからである。

 

また会社に勤めていたときは、いつも会社の「立場」を背負っていた。

仕事中はもちろんのこと、ひとりで飲みに行ったとしても、「どこの会社のどんな役職の人」というのはついて回って離れない。

人づき合いも、その立場を通してすることになっていたから、会社の助けなしにどうやって人とつき合ったらいいのか、初めはなかなかわからなかった。

個人と個人が立場をこえてつき合うやり方を知ったのは、ようやく最近のことである。

 

やりたいことは、着実にその方向へむかっている実感はある。

会社にいたときとは、日常的にやっていることは大幅に変わっているのだが、そこへ「やりたいこと」をどのようにはめ込んだらいいのかわかってきた。

 

まあしかし、たとえそれが結果として出来なくても、会社にいれば決してやれなかったことなのだから、失うものは何もない。

気楽に生きるだけである。

 

そんなことを考えながら、昨日のんだ酒の肴は子持ちカレイの煮付けだった。

子持ちカレイ煮つけ

赤カレイは今が一番うまいのである。

 

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子持ちカレイはスーパーなどでは冷凍モノが売っているから、いつが旬だかわからなくなりがちだが、「今」である。

魚が産卵前に身が肥えてうまくなるのは知れた話で、今腹にもっている卵を産んでしまうと、カレイは一気に痩せてしまう。

子持ちカレイは、やはり煮つけにするのが定番だろう。

臭みがなく、やわらかな肉質で、もともと煮つけに向いている上、卵に煮汁がしみるのがまたいい。

 

子持ちカレイを煮つけるときは、「たっぷりの煮汁でコトコト煮る」のがコツとなる。

魚屋のおばさんに教えられたが、これはたぶん強い火で煮てしまうと子供をもっているから煮くずれしやすく、さらに卵の中まで味がしみにくいということだろう。

 

きのうはこれを焼き豆腐と合わせた。

やわらかな魚は、豆腐やネギなどやわらかなものと相性がいい。

 

鍋にだし昆布を敷き、皮に2本ほど、縮みをふせぐための切込みを入れたカレイをいれ、カレイと同じ高さくらいに切った焼き豆腐をまわりにならべる。

子持ちカレイ煮つけ 作り方

水をかぶるくらいまでいれ、それが2カップなら、酒と砂糖、みりんを大さじ4ずついれる。

強火にかけ、煮立ったら中火にし、アクをとりながら5分ほど煮る。

5分煮たら、しょうゆ大さじ3をいれる。

 

落としブタをし、弱火にして10分煮る。

子持ちカレイ煮つけ 作り方

煮上げる前にしょうゆ大さじ1をいれ、ひと煮立ちさせて火を止めて、そのまましばらく煮汁にひたして味をしみさせる。

 

煮魚は皿に移すときにくずれてしまいやすいから、フライ返しをつかって慎重にやる。

子持ちカレイ煮つけ

手間もかからず、あっという間に出来るのに、こんなにうまくて煮つけはエライ。

 

この豆腐がまた、味がしみまくっているのである。

子持ちカレイ煮つけ

 
 

きのうはあとは、ブロッコリーとわかめの酢の物。

ブロッコリーとわかめの酢の物

一口大に切り、さっと塩ゆでしてそのまま冷やしたブロッコリーと、生わかめ、それにチクワを、砂糖小さじ1、酢大さじ1、塩少々の割合であえる。

 

とろろ昆布の吸物。

とろろ昆布の吸物

お椀にとろろ昆布と削りぶし、青ねぎとうすくち醤油をいれ、お湯をそそぐ。

 

おとといのイワシの煮つけ。

おとといのイワシの煮つけ

 
 

それにすぐき。

すぐき

 
 

酒はぬる燗。

酒はぬる燗

きのうは食べはじめる前の焼酎で、かなりヘベレケになったから、日本酒は1合にしておいた。

 

12時に布団にはいったが、目覚ましなどはもちろんかけない。

会社を辞めて、つくづくよかったのである。

 

「おっさんは呑気すぎると思うんだけどな。」

チェブラーシカのチェブ夫

そうだよな。

 

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