女も浮気したほうがいいのである。(酒房京子)

ラーメン香来 京都・大阪の飲食店

 
昨日は「酒房京子」でブログ読者の女性と飲んだ。

ラーメン香来

話をしながら、ぼくは「女性も浮気したほうがいい」と、改めて思ったのである。

 
四条大宮の飲み屋には、時々ブログ読者の人が訪ねてきてくれることがあるのである。

その場で出くわすことも少なくないし、店主が気を利かせてぼくに電話をくれたりすることもある。

ぼくももちろん、電話をもらったからといっていつでも行けるわけではないが、タイミングがよければ出向くこともないではない。

昨日はまた、絶妙なタイミングで女将から連絡が入ったので、「女性だ」ということもあり、「酒房京子」へ出かけていったわけなのだ。

 

店に入ると、年の頃は40くらいの、南果歩にも似た女性がすわっている。

酒房京子

ぼくはちょっと緊張しながら隣にすわり、ビールをたのんだ。

 

女性は2年くらい前からぼくのブログを見てくれているそうだ。

「高野さんがご飯をていねいに作っているのがいいなと思っているんですよ・・・」

女性もだしを自分で取るようにしたところ、料理が楽しくなったそうだ。

「それに浮気のこととか、いかにも叩かれそうなことを懲りずにネタにするのがおもしろくて・・・」

チェブ夫と一緒にツッコミをいれながら、笑ってくれているそうである。

 

酒房京子は料理を注文しなくても、女将が適当に見つくろって出してくれる。

「その日のコース」を決めているわけでもなく、お客さんの顔を見てから、何を出そうか考えはじめるのだそうだ。

にもかかわらず、これまで何十回と来ているけれど、同じものが出てきたことはほとんどない。

どの料理もいかにも京都らしい風情があり、しかも値段は「居酒屋クラス」で、ありがたい店なのである。

 

昨日出てきたのは、まずはたたきゴボウ。

酒房京子

 

うどの酢味噌和え。

酒房京子

マヨネーズを隠し味で使うそうだ。

 

カレイの塩焼き。

酒房京子

 

なまこの酢の物。

酒房京子

セロリはサッとゆでると言っていた。

 

まぐろの煮たの。

酒房京子

 

ちしゃの茎のマヨネーズソース和え。

酒房京子

「ちしゃ」というのは初めて聞いたが、茎はちょうどブロッコリーの茎のような歯ごたえだ。

 

小イワシの煮たの。

酒房京子

 

油あげのおろしポン酢。

酒房京子

 
 

酒はぬるめの燗をたのんだ。

酒房京子

これを飲み、話をしながら、

「女性も浮気したほうがいい」

と、ぼくは改めて思ったのである。

 

さて「浮気」なのだが、南果歩にも似た女性は、酒が進むと身の上話をしはじめた。

赤の他人であるぼくは、友達や知り合いより、かえって話しやすいのだろう。

女性は結婚しているが、切望していた子宝に恵まれなかったのだそうだ。

ずいぶんのお金と時間をかけ、不妊治療もしてみたが、うまく行かなかったそうである。

 

さらに不妊治療がきっかけで、夫婦仲がギクシャクしてしまったとのことなのだ。

ご主人とはもう3年も、「何もなくなってしまった」そうだ。

「家でもきちんとお化粧したり、努力しているつもりだけれど、指一本触ってもらえないのは私もあまりに寂しくて・・・」

女性はつらそうに告白する。

「今までは考えたこともなかったけれど、『私も浮気でもしようか』と思ったりもするんですよ・・・」

 

それに対するぼくの答えはハッキリしている。

「ぜひ浮気したらいいですよ。」

ぼくは断言するのである。

 

「3年も何もない」のは、十分離婚の理由となる。

女性は子供がいないのだし、思い切って離婚するのもおかしいことではないだろう。

でも色々な事情があり、離婚に踏み切れないこともある。

そうならば、浮気したらいいのである。

 

つらい気持ちを抱えたままでは、生きていくのはむずかしい。

浮気でそれが、いくばくかでも解消できるというのなら、何も悪いことはないと思う。

 

ただぼくは、最後に一つ、つけ足した。

「人生の目標を、『お母さんになる』というところから、何か別のところへ切り替えられたらいいのかもしれないとは思います・・・」

女性はかなり切れる人だから、事業でもはじめれば成功しそうなのである。

 

そんな話をしていると、酒房京子の店内は、「カラオケタイム」と相成った。

酒房京子

そうなれば、ぼくももう話は切り上げ、歌うまでなのである。

 

女性とは、さらに一軒、「香来」へ行ってビールを飲み、ラーメンと餃子を食べた。

ラーメン香来

ラーメンを食べ終わったら、女性はスッキリしたようで、

「今日はどうも、ありがとうございました。
 またお話させてください・・・」

店の前に停まっていたタクシーに乗り込むと、手を振りながら去っていった。

 

ぼくは女性が乗ったタクシーを見えなくなるまで見送って、家に帰った。

もうずいぶん飲んでいたから、そのまま歯をみがいて布団に入った。

 

「浮気の相手をつとめようなんてダメだからね。」

チェブラーシカのチェブ夫

わかってるよ。

 

 

◎よろしかったら一冊どうぞ

 

◎関連記事

男は浮気したほうがいいのである。

酒は飲み過ぎてなんぼなのである。

自分の「本能」を信じることが大事なのである。

「やりたいこと」の方向だけ見ていればあとは何とかなるのである。

「酒飲みの品格」を身につけたいのである。
 

コメント

  1. zen より:

    いい酒房ですな~ 女の浮気は俺は反対だがしてもいい違うかな。旦那次第やな。

  2. より:

    最後のオチが最後です(*^^*)

  3. カーペンター より:

    うそつけ、あんたいただいたやろ正直ゆうてみ。

  4. 栗田三江(くんだみえ) より:

    高野さんこんばんは
    基本的に浮気は駄目です。相手が気に入らなければハナシ合いをし、(離婚という)結論を出してから新たな恋愛をすべきです。いい加減な態度は現在の相手だけでなく、浮気相手に対しても失礼ではないでしょうか。私の場合浮気は絶対にしません。妻もしないはずです。誰かを傷つける行為はヒトとして最低だと考えます。

    高野さんは昨夜の女性に対して「ご主人とじっくり話しをされてはいかがでしょうか」とアドバイスされた方がよかったのです。ヒトは派手で激しい行為や態度にひかれます。真面目で地味な選択は避ける場合が多いです。しかし本質を考えた場合、ヒトとぶつからず調和し和合する事が生きていく上で最も大切なのではないでしょうか

  5. ももぱぱ より:

    意味がわからん。

  6. 匿名 より:

    栗田三江さんの意見に全く同感です。
    気に入らないコメントがくると削除されるのはわかっているのですが・・・。
    女も男も浮気はアウトです。
    人間として失格です。結婚生活がうまくいかなくて悩んでいるのならちゃんとむきあって解決すべきであって他に逃げるのは一人に決めたときの自分の気持ちもそれ以上に相手の気持ちをも冒涜している以外のなにものでもありません。
    浮気は勧めるものではないのですよ。高野さん。
    浮気する気持ちがある人はもともと結婚すべきいではないのです。
    年老いて1人ぼっちで腐ちていけばいいのです。その覚悟もなくおいしいとこどりの人生、そんなものなまぬるくうそっぱちの世界です。天罰物です。
    何事も誠心誠意ぶつかれないことの証です。
    栗田三江さん、ありがとうございます。
    このコメントが削除されないことを祈ります。

    • 匿名 より:

      そうですよね。
      私もいい年の人に浮気を勧められたら正直、心の中でドン引きする。

      それに相手と不仲で離婚だとか、別れとか真面目に考え出すと浮気どころじゃなくなると思う。

      パートナーはもとより、浮気相手だって傷つく。

  7. 匿名 より:

    自分の女の浮気は許せないが、人の女の役には立ちたい! チュブオゴメン

  8. シトリン より:

    何もないからと言って夫婦がうまくいかないということもあるまい
    それには他にも原因があるのでは?
    何でもそっちに結びつけるのは若い時だけでいいと思うが?

  9. 匿名 より:

    ただ一言。

    「最低の人間ですな。」

    以上。

  10. まりお より:

    皆さん真面目ですなぁ。

  11. 匿名 より:

    いろいろ読ませてもらってますが、なんか凄く物の考えが短略的な気がします。

  12. るな より:

    ありですよ(笑)
    また、ゆっくりコメントします

  13. yaa より:

    高野さん、初めまして
    浮気のコメントは皆さん、されてるので
    置いておいて・・・・・
     
     爪の色が気になったのですが、前からですか?
    マニキュア?じゃないですよね
    勝手に心配してしまいました

    • 高野 俊一 より:

      あれはぼくの指ではなく、一緒にいた女性の指なんですよ。

  14. おれんじ より:

    私はいいとおもうなぁ。
    オカネを持ち出さず、病気をもちこまなかったら。

    夫として、父として、すごくとてもとてもばっちりだったとしても、
    セックスがどうしようもなくあわなかったら、どうしようもない。
    「あなた、へたくそだから、やりたくない」とか
    「満足させてほしい」といっても、夫がどうしても下手な場合、
    女はどうしたらいいんだろう。下手なのは、話し合いでもどうにもならない。
    上手になる努力を40歳くらいになってからも、してくれるのかな?
    女は、一人でするのかな?むなしいよね~。

  15. 橘柳 より:

    生き方に絶対なんて存在しないから栗田さんの生き方も高野さんの生き方もどっちも正解だと思う。
    ただ、栗田さんのような考え方はどちらかというと綺麗な生き方で、人間綺麗事だけじゃなくて汚い物も持っているからその方に目を向けていてある程度開き直ってるのが高野さんのような考え方じゃないですかね。

    個人的には栗田さんのような考え方は理想であって現実ではないと思いますまる

  16. 特命ちがった,匿名 より:

    人は万能ではないのである。

    個人的な分類ですが,
    友人1は,癒し系+料理の師匠(京子さんみたいな人)
    友人2は,スポーツ友人
    友人3は,あこがれ(いい女)
    友人4は,巣を守りたがる人(ご飯作る人)

    それぞれ,持ち味や付き合う分野が違います。
    美味しいところを,お互い納得で運用するのがよろしい。

    基本は,独立独歩

    友人4を自覚する人は怒るだろうな~ (^^;)

    +SEX があると更に深みが増します。
    だが,プラス部分に変なやっかみが入ると,ウザイ
    大人のルールで ね!

    だから,つかず離れず。これが私のセオリー。
    譲れない部分です。
    死ぬときは,私一人で。勝手に生きた人生の末路

  17. きき より:

    鬱になって自殺したくなったりするくらいなら、浮気した方が
    はるかにましです^^

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