これは食べるべき。【四条大宮・壺味 塩焼きそば】

壺味 塩焼きそば 京都・大阪の飲食店

壺味 塩焼きそば

元旦の晩は、四条大宮のたこ焼き壺味で、「豚肉の塩焼きそば・ニンニク増量」を食べた。これはほんとにウマイから、食べてみるべき。

 



 

元旦は、朝から飲みだして昼にはつぶれ、それから夕方まで昼寝した。 起きだしてまた飲むにあたり、さすがに家で一日2回、一人で飲むのは、あまりに芸がないと思った。

それで、四条大宮へ飲みに出ることにした。

元旦だから、もちろんほとんどの店は閉まっている。でも四条大宮「壺味」は、元旦でも開けているのだ。

四条大宮・壺味

 

壺味は、四条大宮の「ヘソ」ともいうべき名店だ。亡くなった先代を引き継いで、現在はその息子さんが大将となっている。

常連さんでいつも賑わうその訳は、やはり何といっても「安くてウマイ」こと。

たこ焼きからお好み焼き、焼きそば、鉄板焼き、その他一品、、、何を食べてもまちがいない。

 

そこできのうは、まずはすじ肉の○○焼き。

すじ肉の○○焼き

○○焼きとは、鉄板の上に直径7~8センチの金属の輪っかを乗せ、具をその中に入れて焼くもの。小麦粉の地に卵がおとされ、すじ肉、青ねぎ、キャベツがかかっている。

たこ焼きとも、お好み焼きともまた違う、ふんわりとした食べごたえで、大変うまい。

 

それからあとは、豚肉の塩焼きそばを頼むことにした。ただしおれは、ニンニクにハマっている。

それで「ニンニクを入れてほしい」というと、大将は即座に引き受けてくれた。

塩焼きそばは、元々焦がしニンニクもすこし入っているそうで、これはニンニクを「増量する」ということになるようだ。

 

大将が塩焼きそばを作りはじめる。

塩焼きそば

壺味では、大将が作るとき、違った料理を2つ以上、並行させることはないようだ。一つ一つ、順番に作っていく。

おまけにていねいに作るから、一つの料理ができるまでに時間がかかる。

なので注文が立て込んでいれば、注文してから料理が出てくるまで、軽く1時間くらいかかることはしょっちゅうだ。

でもそうやって、お客さんがゆっくりと待つことで、この店ののんびりとした雰囲気が作られているように思う。

 

出来上がった豚の塩焼きそば・ニンニク増量。

豚の塩焼きそば

これが非常に、うまかった。

大将は、まずオリーブオイルでみじん切りにしたニンニクを炒めていた。それから塩ベースの味つけをしていくから、焼きそばなのに、パスタ感覚になっているのだ。

 

おまけに壺味の焼きそば麺は、パスタかと思うような太い丸麺。

豚の塩焼きそば

この丸麺に、ニンニク味が実によく合う。

 

「ウマイっすね~。ウマイっすね~」

おれは何度もそうつぶやきながら、一気に食べた。

これはほんとにウマイから、壺味に行ったら、絶対に食べてみるべき。

 

酒も腹も満足し、家に帰った。

体はポカポカと温まり、布団に入って、すぐに寝た。

 

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