キャベツをチャンプルーに入れるのはウマイです。
キャベツに火を通す際には、フライパンのフタをして蒸し焼きにするとホックリと仕上がります。
キャベツをチャンプルーに入れるとウマイ
キャベツを中心としたいわゆる野菜炒めに使うような野菜をチャンプルーに入れるのはウマイですし、沖縄でもとてもポピュラーな料理です。ですが「キャベツチャンプルー」は食堂のメニューにはありませんし、「野菜チャンプルー」もあまりないと思います。
キャベツを中心とした野菜を入れるチャンプルーは、沖縄では「豆腐チャンプルー」と呼ばれます。
ゴーヤーチャンプルーのゴーヤーをキャベツにしただけなのに、そのネーミングが豆腐チャンプルーとなるのはなぜか、理由を解明したいです。
豆腐チャンプルーに入れる野菜は、キャベツのほかにもやし、玉ねぎ、細切りのニンジン、ニラなどが定番ですが、今回は冷蔵庫に余っていたピーマンとしめじを使いました。
また玉ねぎも、ここではにんにくを使いますので省略です。
作り方~蒸し焼きにするとホックリ仕上がる
豆腐チャンプルーを作る際、沖縄ではフライパンのフタを閉め、キャベツを蒸し焼きにします。広島のお好み焼きで分かる通り、キャベツは蒸し焼きにすると非常においしく、ホックリと仕上がりますので、これはとても合理的な料理法だと思います。
蒸し焼きにするのはゴーヤーチャンプルーを作る場合も同じです。ゴーヤーも、炒めるだけだとうまく火が通りません。
今回はキャベツとピーマン、しめじを使いましたので、このうちキャベツだけをまず蒸し焼きにし、火がすぐに通るピーマンとしめじはそのあとにサッと炒めます。
例えば野菜にキャベツのほかにもやしと玉ねぎ、ニンジン、ニラを使うなら、同様にニラだけあとで加えるのがおすすめです。
STEP1 豆腐と肉をじっくり炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 木綿豆腐 200グラムくらい(1センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
- 豚コマ肉 100グラムなど(食べやすい大きさに切り、あらかじめ軽く塩コショウしておく)
を入れて中火にかけ、肉はほぐし、豆腐は一度ひっくり返して、豆腐の両面にうすい焼き色が付くまで3~4分じっくり焼く。
STEP2 キャベツを蒸し焼きにしてピーマンとしめじを炒める
- キャベツ 4分の1玉(ざく切り)
を入れて軽く炒めて油がなじんだら、
- 酒 大さじ1
- 塩 小さじ2分の1
- コショウ 少々
- ナンプラー 小さじ1
を入れ、少し全体を混ぜてからフタをする。1分ほどしてキャベツの芯が柔らかくなったところでフタを外し、
- ピーマン 1個(1センチ幅くらいの食べやすい大きさに切る)
- しめじ 3分の1袋(石づきを切り落としてバラす)
を入れて、さらに1分ほどサッと炒める。
STEP3 卵で閉じる
- 溶き卵 2個分
をまわし入れ、あまり細かくかき混ぜずにオムレツを作る要領で2~3度上下を返しながら火を通す。
粗挽きコショウをかけて食べます。
ホックリと火が通ったキャベツは、2億5千36回くらいは死ねます。