スーパーを覗いたら、鍋が売っているのが目に止まり、それがめちゃくちゃ欲しくなった。
男の場合、料理をするにも道具に凝る人が多いのではないかと思う。
包丁派と鍋派に別れるのではないかと思うのだが、僕は鍋派で、一時は雪平鍋や中華鍋を3つも4つも持っていたこともある。
今回は、アルマイト製の薄型鍋。
僕は現在、この手の鍋にほんとに弱くて、すでにおなじようなのを2つ持っているのだけれど、いずれもやや大きめで、一人用の小さめのはまだなかった。
「これで鍋焼きのうどんなんかを作ったらいいだろうな……」
そう思うと、もう居ても立ってもいられない。
価格は1,000円しなかったから、熱に浮かされたように衝動買いをしたのである。
さてその鍋で作ったのは、ふたたびサッポロ一番塩らーめん。
先日作ったのとほぼ同じものなのだが、やはりここは鍋だから、卵で閉じることにした。
作り方は、超簡単。
まずは小鍋に、
- オリーブオイル 大さじ1弱
- ベーコン 50グラムとか(食べやすい大きさ・厚さ)
を入れて弱火にかけ、2~3分、ベーコンに軽く焼き色がつくまでじっくり炒める。
この手の鍋は焦げつきやすいのが弱点なのだが、弱火でやれば問題ない。
- 水 500cc
- チューブにんにく 好みの量
を入れ、中火にして煮立てたら、
- サッポロ一番塩らーめんの麺
- 同 スープ
- ネギ 3分の1本とか(ななめ切り)
- 小松菜 1株(ざく切り)
を入れ、2分ほど煮込んだあと、
- 溶き卵 2個分
をまわし入れ、フタをして1分くらい煮る。
スープは煮込む前に入れ、麺や野菜に味をしみさせるのがコツである。
袋に入っている切りゴマと、粗挽きコショウをかけて食べる。
にんにくは独特の甘みがあり、砂糖としょうゆを合わせて使うのとまったく同じ考え方で、コショウや唐辛子を多めに使うと味が引きしまるのだ。
これは、ウマイ……。
ベーコンと卵の相性はいうまでもなく最高で、インスタントラーメンながら33.4回くらいは死ねる。
そしてもちろん、酒はがぶ飲み。
冷めたら温め、チマチマ食べると、麺が多少ヤワヤワになるとはいえ完璧な肴になるわけで、これで飲み過ぎてはいけないというのなら、僕は海底3千里で暮らした方がまだマシだ。
「あきれるね」
ほんとだな。