ハマリやすいたちである僕のこと、この頃は沖縄の炒め物チャンプルーにハマっているわけである。炒め物だから手軽にできるのがまずいいわけだが、中華とはまたちがう、和風の味つけであるのが面白い。
ゴーヤーチャンプルーが、やはりチャンプルーとしては代表選手となるのだか、その他にも豆腐チャンプルー、麩チャンプルー、野菜チャンプルーと、チャンプルーにも色々ある。
その中で、野菜チャンプルーの一種となるほうれん草のチャンプルーが、いま現在僕的には、最強のチャンプルーであると思える。
チャンプルーの条件は、まず味つけ的にはかつお節(だしの素)を使うこと。そのため味が和風になる。
それから具材として、スパム(沖縄では「ポーク」という一般名称で呼ばれ、スパムのほかにもいくつかのブランドがある)と卵を入れることもあげられる。
このスパムと卵が、最高の相性なのだ。豚肉と卵はもともと相性がいいわけだが、スパムはスパイシーに味がつけられ、さらに食べ応えがやわらかいことにより、卵との相性はさらにいい。
チャンプルーは、このかつお節とスパム+豚肉で味が決まる。
かつお節の和風テイストに、スパムの洋風が加わって、チャンプルーはまさに異文化のマリアージュが達成されているのである。
ところで豚肉と卵とくれば、やはり言語道断、八面六臂でほうれん草。
だからこのほうれん草のチャンプルー、まさに「最強」といえる味になり、2854回食べても、絶対飽きない。
僕もついこないだ食べたばかりなのに、また食べたくなってしまった次第。
ウソだと思うのなら、作ってみればいいのである。
コツは、ほうれん草をいため過ぎないことである。ほうれん草を入れてからの炒め時間は、2分くらいと思って間違いない。
作り方
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1かけ
- スパム 100グラムくらい(5ミリ厚さくらいの短冊に切る)
を入れて中火にかけ、スパムに軽く焼き色がつくまで3~4分炒める。
- ほうれん草 1束(ざく切り)
を入れてひと混ぜし、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
を入れてさらにひと混ぜ、
- 溶き卵 2個分
を流し入れ、ほうれん草のシャッキリ感を残すようにして炒め上げる。
皿に盛り、
- 粗挽きコショウ 少々
- かつお節 2.5グラム入りミニパック1袋
をかける。
これはほうれん草の料理としても、最もウマイものの一つではないかと思う。
そしてこれが、死ぬほど酒に合うのである。
ここまで酒に合ってしまうと、どんなに抵抗しようとしても、ベロベロになるのは避けられないのだ。
「避けられる。」
そうだよな。