きょうは約1ヶ月ぶりに、沖縄・高江でのオスプレイパッド建設工事の阻止行動に参加した。
阻止行動は、場合によっては逮捕されることもある厳しい戦いなのだけれど、僕はそこに参加するのが嬉しくて仕方ない。
行動に参加している沖縄の、また全国から集まって来ている人たちが、みな揃いも揃って明るく、そして温かいからである。
厳しい戦いをしながらも、いっしょに戦う人たちをつねに気にかけ、思いやる。
しかしそれは、戦士には当然必要とされることかもしれない。
一人でなく、仲間といっしょに戦うからこそ、大きな敵との戦いに勝利の可能性が出てくるからだ。
朝の6時、まだ夜が明ける前に、工事現場の手前で集合。だから4時に起き、4時半すぎには出発する。
でもそれを、苦に思ったことは一度もない。
戦えることが嬉しいからなのだと思う。
今朝やったのは、工事の作業員が乗った車を止めること。作業員を工事現場に入らせなければ、工事はできない。
作業員は、警察の護衛なしでやってくる。
1台1台、ていねいに挨拶しながら止まってもらう。
作業員も、もちろん仕事。だから止められて、怒りだす人もいる。
行動経験が長い人は、怒りだした作業員に、驚くほど時間をかけ、ていねいに話をする。
でもきょうは、もう何度も車を止めているからだろう。作業員も怒りだす人はなく、すぐにあきらめたようだった。
結局10台近くの車を、1時間以上止めていた。
しかしそれも、機動隊が来るまでの話である。
機動隊に排除されたら、無理な抵抗をすれば逮捕されることもあるから、アッサリと車を行かせる。
そのあとは場所を移して、工事現場入口での座り込み。
老若男女、200人ほどの人がいた。
目的は、今度は砂利を積んだダンプが入口を入るのを止めること。
砂利が入れられなければ、工事は遅れる。
座り込みは、人数が勝負となる。たくさんの人がいれば、警察もそう簡単には排除さらたら、できない。
ただ座り込みは、根気がいる。
ダンプが来そうな時間に、ずっと座っていないといけないからだ。
沖縄だから寒くはないが、お尻は痛くなってくるし、きょうは雨も降ってきた。
だからみんな、その時間を少しでも飽きずに過ごせるように、スピーチをしたり、歌を歌ったりするのである。
特に歌は傑作で、おじさん達がまるでカラオケスナックにいるかのように、高江行動のオリジナルソングを歌いまくる。
結局そうして時間を過ごし、きょうは7時過ぎから、僕は午後1時に失礼したが、多くはさらにその後も座り込んでいたようだった。
沖縄の人たちは、本当に明るく、そして徹底している。
一度でも参加すれば、どうしたって「また来たい」と、つい思ってしまうのだ。