相変わらずチャンプルーにハマっていて、スーパーへ行けば野菜をみては、これはチャンプルーになるかとばかり考える。
チャンプルーは、ひとことで言えば「野菜の塩炒め」だから応用範囲は広いはずで、しかもそれが中華でなく、スパムを使うことで洋風っぽい味になるところがおもしろい。
きょうはカット野菜が目についた。野菜炒め用のキャベツや玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどが入ったやつで、しかも半額だったから、これをチャンプルーにすることにした。
キャベツは炒めるだけでも決して悪いことはないが、街の中華屋で出てくるタンメンから分かるように、サッと煮込むと大変うまい。
そこでそれにトロミをつけ、どんぶりにすることにしたのである。
味つけは、いつものようにニンニクとオリーブオイル、酒とみりん、それに塩。加えてだしとしてオイスターソースを使うことにした。
オリーブオイルとオイスターソースは、方や洋風、方や中華でミスマッチのように思うかもしれない。
でもオリーブオイルはバターをちょっとあっさりとさせたような味、オイスターソースはしょうゆにコクをつけたような味であるわけで、この両者を組み合わせると、「バターしょうゆ」のようになって大変ウマイのだ。
チャンプルーだから、やはり豆腐、でも今回は厚揚げを入れることにした。べつに豆腐でもいいのだが、厚揚げのほうが水分が少ないから炒め物には使いやすい。
作り方
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1かけ(みじん切り)
- スパム 100グラムくらい(減塩タイプがいい。5ミリ厚さの短冊にする)
- 厚揚げ 1個(5ミリ厚さくらいに切る)
を入れて中火にかけて4~5分、スパムや厚揚げにかるく焼き色がつくくらいまでじっくり炒める。
- キャベツを中心としたカット野菜 1~2人前用
を加えて1~2分、油がなじむまでかるく炒めて、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 塩 小さじ2分の1
を入れてひと混ぜする。
- 水 1カップ
- オイスターソース 小さじ1
を入れて2~3分、キャベツがしんなりするまで煮込み、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 同量
を混ぜながら少しずつ入れてトロミをつけて、粗挽き胡椒をたっぷりかける。
ご飯をよそった器に盛る。
これは、ウマイ……。
スパムとキャベツも、相性はこの上なし。
ご飯にもバッチリ合って、2,983回くらい死んだ。
しかしきょうも、「昼だから」というだけの理由で酒を飲まなかったのだ。
そんなつまらない理由で酒を飲まないくらいなら、「朝だから」という理由で起きたり、「夜だから」という理由で寝たりする必要もないだろう。
「ぜんぜん違うよ」
そうだよな。