ツナとなすは、大変相性がいいのである。そしてツナとそうめんは炒め合わせるとうまいから、このツナとなすのソーミンチャンプルー、自動的にうまいという企画なのだ。
ツナとなすの相性がいいのは、考えてみたら京都の定番料理として、なすとニシンの煮物がある。なすはコッテリとした青い魚と相性がいいということだと思う。
そこでツナを使ったソーミンチャンプルーに、ナスを入れる。
これが非常に簡単で、286回は死ねるから、試してみるのがおすすめなのだ。
作り方
ソーミンチャンプルーは、とにかくそうめんに火を通しすぎないのがポイントだ。ゆでるのは30~40秒、炒めるのも長くて2分くらいにしないと、粘り気が出てしまっておいしくない。
フライパンにお湯を沸かし、そうめん・2把(1把でもいい)を30~40秒ゆでる。
すぐにザルにとって水で洗い、粗熱をとる。
あらためてフライパンに、
- ツナ 1缶 (油漬けのやつを油ごと入れる)
- なす 1本 (5ミリ厚さくらいに切る)
- ゴマ油 大さじ1 (そうめんが1把の場合は少なめに)
を入れて中火にかけ、3~4分かかると思うが、なすがしんなりとするまでじっくり炒める。
ゆでたそうめんを加え、塩・少々(そうめん1把につき小さじ4分の1程度)、コショウ・少々で味つけし、麺をよくほぐしながら1~2分炒めたあと、しょうゆ・小さじ1を鍋肌から入れてひと混ぜし、皿に盛る。
これがアッサリとしていながらコクがあり、286回はぜったい死ねる。
ツナの味を吸い、しんなりとしたなすは、タマラナイ。
ちなみに食事は、これだけだとちょっとスタミナおよびビタミン不足だ。
ウインナーとピーマン・トマトのみそ汁(ニンニク入り)などを献立に加えるのがおすすめだ。
そしてこのツナとなすのソーミンチャンプルーがまちがいなく酒に合うにもかかわらず、今朝も「朝だから」というだけの理由で、酒を飲まなかったのだ。
さすがにここまで非常識なことをこれだけの期間つづければ、酒の神様にぜったい見捨てられると思う。
「見捨てられないよ」
そうだよな。