ゴーヤチャンプルは、カレー味がうまい!、、、と言いたいが、カレー味はだいたいどんなものにも合い、したがってゴーヤチャンプルにも合うわけだ。ベースはゴマ油とオイスターソースの、やや中華風。オイスターソースとカレー粉の相性が、また抜群なのである。
ゴーヤチャンプルはマーボーなすと並んで、夏にはよく食べることになる食べ物だ。何しろゴーヤには、トマトの6倍ものビタミンCが含まれており、しかもそれが加熱しても失われないというのだから、体力を消耗しやすい夏には精々食べる必要がある。
何度も食べるためには、味つけにそれなりのバリエーションがないといけない。
そこでおすすめなのは、「カレー味」というわけである。
インド人は、毎日カレーを食べるそうだ。いやもちろんそれは、カレー味にも色々バリエーションがあるのだろうが、カレー味がどんな食材にも合いやすいことも意味するだろう。
実際どんな料理も、カレー粉を加えるとおいしくなる。
中華系の炒め物はもちろんのこと、和風の煮物にもよく合うわけで、煮魚の残りなど、すこし薄めて炒めた玉ねぎやらカレー粉やらを加えると、実においしいカレーになるから試してみてもらいたい。
なのでゴーヤチャンプルにも、カレー味は当然合う。
ベースはゴマ油とオイスターソースで、このやや中華風の味つけが、カレー味にはまたよく合う。
ゴーヤチャンプルは普通に作ればいいのだが、きのうはスパムではなく豚肉を使った。それから豆腐は、一緒に炒めてしまうのではなく、あらかじめよく焼いておくと、味がしみやすくなる。
卵は炒めてもよいが、きのうは生。生卵とカレーが合うのも、知れた話である。
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- ゴマ油 大さじ1
を引いて中火にかけ、1~2センチ厚さに切った木綿豆腐・2分の1丁を、じっくり焼く。
片面に5分くらいかかると思うが、両面がきつね色になったら取り出しておく。
フライパンにはまだ油が残っていると思うから、そこにゴマ油・大さじ1くらいを足し、
- 豆板醤 小さじ1
- みじん切りのショウガ 1~2センチ大
- 豚こま肉 200グラム
- 半分に割ってスプーンでわたをかき出し、3ミリ幅くらいの半月切りにしたゴーヤ 2分の1本
を入れて、再び中火にかける。
まず先に肉だけ箸でほぐして、塩1つまみ(小さじ2分の1)をふりかけて、さらに炒める。
肉の色が変わったら、取り出しておいた豆腐をもどし、ひと混ぜして油をなじませる。
あらかじめ合わせておいた調味料、
- オイスターソース 大さじ1
- カレー粉(S&B赤缶) 大さじ1
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
を加え、豆腐に汁気を吸わせながら1~2分炒め、最後に酢・小さじ1をまわしかけて火を止める。
皿に盛り、生卵を落とす。
これは、うまい、、、
豚肉、ゴーヤにカレーが合うのはもちろんのこと、味がしみた豆腐がまた、たまらない。
あとは、とろろ昆布の吸物。
万願寺とうがらしを焼いて、削りぶしと味ポン酢をかけたのと、、、
冷やしトマト。
酒は、冷や酒。
きのうも料理があまりにうまくて、食べるのがもったいなくなるのである。なのですぐになくならないように、できるだけチマチマ食べる。
すると当然、酒も進む。
結果、飲み過ぎてしまうことになるわけなのだが、うまいものを飲みたいだけ飲み、悪いことなどないのである。
「早死するね。」
そうだよな。