この和風ミートソースはみりんやしょうゆ、オイスターソースがベースの味になっているから、厚揚げはとてもよく合う。というかむしろ、和風の煮物よりこちらのほうが、厚揚げには合うのではないかと思うくらいだ。
この厚揚げに、ゴーヤを加えた「ゴーヤと厚揚げの和風ミートソース煮」。
ミートソースの豚肉とゴーヤ、豆腐は、ゴーヤチャンプルーの黄金のとり合わせ。ゴーヤチャンプルーにトマトを入れたこともあり、それもまた大変うまかった。
なのでこれは、つくる前から「うまい」とわかっているやつなのである。
和風ミートソースは、ここ数日つくっているのと全くおなじ。ご飯にはガッツリ合うから、これをご飯にぶっかけて、どんぶりにするのもおすすめだ。
つくり方
ゴーヤは瓜系の植物だから、ガボチャなどと同様に、煮込むとホックリとおいしくなる。ただしゴーヤはやはり、その苦味とシャキシャキ感が身上。
なのでゴーヤの煮込み加減に気をつけるのが、この料理のポイントだ。
またゴーヤの幅を少し広めに切ると、煮込んでも苦味が失われにくくなる。
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- 豚ひき肉 150グラム
を入れて弱めの中火にかけ、スプーンで押し潰してほぐしながら5分くらい、肉汁が「ジュージュー」と弾ける音が収まってくるまでじっくり炒める。
酒・大さじ1くらいを加え、さらに焼色がついてくるまで、5分くらいじっくり炒める。
オリーブオイル・大さじ1を足し、
- ニンニク 1かけ （みじん切り）
- 豆板醤 小さじ1
を入れて、弱火で2～3分じっくり炒めて味をひきだす。
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ2
- 薄口しょうゆ 大さじ2
- オイスターソース 小さじ2
- コショウ 少々
を加え、さらに2～3分弱火でじっくりと熱して味をなじませる。
- ゴーヤ 2分の1本 （タテ半分に切ってスプーンでわたをかき出して、5ミリ幅の輪切りにする）
- 厚揚げ 1袋 （厚さ1～2センチの食べやすい大きさに切る）
を入れて、弱めの中火で2～3分、じっくり炒めて味をからませる。
カットトマト 1缶を加えて混ぜあわせ、フタをして、弱火で15分くらい、ゴーヤの苦味が残りながらもホックリとしてくるまで煮込む。
（火を止めてからしばらく置くと、さらに味がしみる）
皿に盛り、粗挽きコショウと、ご飯に合わせる場合にはパルメザンチーズをかける。
これは、ウマイ……。
ゴーヤと厚揚げのトマトソースへの合い方は尋常ではなく、1210回は死ねる。
またこれが、しっかりと味がしみているのがたまらない。
そしてこのゴーヤと厚揚げの和風ミートソース煮が、酒に、やはり尋常でないほど合うのである。
そうそう毎日飲み過ぎているわけにもいかないのだが、僕は酒に合う料理しか作れないから、仕方ないのだ。
「飲めれば塩でもいいんでしょ。」
そうだよな。
