「キャベツを使った手軽な料理といえば何?」
そう思う場合には、「ミートソース煮」がおすすめです。
キャベツのミートソース煮とは、一言でいえば、ロールキャベツ的な味がする煮物。
トマトソースの味がしみたロールキャベツは、キャベツを使った料理のなかでも最もおいしいものの1つですよね!
しかも、ミートソース煮は、キャベツを巻いたりする必要がありませんので、ロールキャベツよりはるかに手軽に作れます。
さらに、野菜ジュースを使うことにより、キャベツへのしみ込みが良くなるのとともにコクもバッチリ!
この記事では、じゃがいもやニンジンを加えた『キャベツのミートソース肉じゃが』をご紹介します。
具材を少し変えればまた違った味わいになりますので、このレシピを覚えると、もしかしたら毎日とか、作ってしまうかもしれませんYO!
キャベツのミートソース煮はロールキャベツ的な味
キャベツを使った料理のなかで、最もおいしいものの1つといえるロールキャベツ。
でも、ロールキャベツを作るためには、
- キャベツをやわらかくするため下ゆでする
- ひき肉に香味野菜を加えるなどしてタネを作る
などが必要になるために、どうしても手間がかかります。
そこで登場するのが、ミートソース煮!
ミートソース煮は、ひき肉と香味野菜を炒めたら、そのままキャベツを炒めて煮込んでしまいますので、炒めもの感覚で手軽に作ることができます。
でありながら、トマトソースがしみたキャベツの味わいはそのままですので、だいたい5億54回くらい死ぬのは確実。
しかも!
キャベツ以外の具を色々と加えることができるため、さまざまなバラエティを付けることもできます。
ロールキャベツと味わいが同じでありながら手軽に作れ、しかもバラエティをさまざまに付けることができるこのキャベツのミートソース煮。
作り方を覚えると、たぶん、毎日でも作りたくなってしまいますよ!
野菜ジュースを使うとおいしくできる
キャベツのミートソース煮をおいしく作るポイントは、「トマトベースの野菜ジュースを使うこと」!
これは、トマトジュースでも悪いことはありません。
いずれにせよ、ジュースを使うことにより、トマトの固形物がないために、キャベツへの味のしみ込みが良くなります。
しかし、野菜ジュースは、トマト以外にさまざまな野菜が入っています。
そのために、それら野菜によるコクが出て、トマトジュースよりおいしくできます。
野菜ジュースは、トマトベースであれば何でもいいです。
ただし、「塩分無添加のものを使うこと」は、味つけが狂わないようにするためには重要です。
[afTag id=36194]
キャベツのミートソース肉じゃがの作り方
それでは、キャベツのミートソース肉じゃがの作り方を紹介します。
作る手順は、
- ひき肉と香味野菜を炒める
- キャベツなどの野菜を炒める
- 調味料と野菜ジュースを入れて煮込む
の3工程です。
簡単なので、あまり失敗はしないと思います。
ただし、よりおいしく作るためには、炒める際、火加減を弱めにしてじっくりやることがポイントです。
1.ひき肉と香味野菜を炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ2(オリーブオイルは多めに入れるとおいしいです)
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 輪切り赤唐辛子 1つまみ(2~3本分。丸まんまの赤唐辛子を自分で切ってもいいですが、「輪切り赤唐辛子」を購入すると便利です)
- ひき肉 100~150グラム程度(牛豚合い挽き、または豚がいいです)
を入れ、「強めの弱火」くらいをつけ、ひき肉からでてくる水分が「ジューッ」とする音が収まってくるまで(=ひき肉の水分がなくなるまで)、4~5分じっくりと炒める。
2.キャベツなどの野菜を炒める
ひき肉の水分が飛んだところで、
- キャベツ 4分の1個(5センチ台くらいに大きく切る。炒めるときは「デカ過ぎかな」と思っても、煮込むとしんなりとしてちょうど良くなります)
- じゃがいも 1個(皮をむいて2センチ大程度に切る)
- ニンジン 2分の1本(1センチ幅くらいに切る。ニンジン煮込む際には、皮はむかなくていいです)
- 玉ねぎ 4分の1個(2センチ大くらいに切る)
- ピーマン 1個(2センチ大くらいに切る)
を入れ、火を「弱めの中火」くらいに少し強くする。
3~4分、キャベツがややしんなりとしてくるまでじっくり炒める。
3.調味料と野菜ジュースを入れて煮込む
キャベツがしんなりとしてきたら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 酢 小さじ1
- ナンプラー 小さじ1
を入れ、1~2分炒めて味をなじませる。
つづいて、
- 野菜ジュース 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- 塩 小さじ4分の1
- コショウ 4~5振り
を加え、よくまぜてなじませ、具材が平らになるようにならしてから、フライパンのフタをして「弱めの中火で10分」煮込む。
また、煮汁は、10分煮込んだ段階で「ほぼなくなっている」ことを目標とします。
したがって、10分たたないうちに汁けがなくなってしまったら、少し水を足します。
反対に、10分たっても煮汁がジャバジャバしているようなら、フタをはずして火を強め、まぜながら煮て汁気を飛ばします。
キャベツのミートソース肉じゃがは5億54回くらい死ねる
キャベツのミートソース肉じゃが、キャベツやじゃがいも、ニンジンにトマトの味がしっかりしみて、ほっこりします。
マジで、5億54回くらいは死ねるかと思います。
洋風の味つけなので、付け合せはパンがよく合います。
ただし、ナンプラーを使っていますので、ごはんも大丈夫だと思います!
キャベツのミートソース煮 バリエーション
キャベツ以外の具を変えることにより、キャベツのミートソースにはさまざまなバリエーションを作ることができます。
そのいくつかを紹介します。
ゴーヤー肉じゃが
上のレシピで、ピーマンのかわりにゴーヤーを入れたもの。
ゴーヤーも、トマトソースはよく合います。
厚揚げ入り
じゃがいもとニンジンのかわりに厚揚げを使ったもの。
ゴーヤーは、余っていたから使ったもので、ピーマンでもOKです。
厚揚げも、トマトソースがしみると涙がちょちょ切れるくらいおいしいですYO!