たらと豆腐をうす味のだしで炊いたもの。ここにニンニクとコショウを入れると、これがまたウマイのだ。
おれは自炊の天才だから、うまいものを作ってしまうのは、仕方がない。
きのう作ったのは、たらと豆腐のうす味煮。
ニンニクが入っているのである。
うす味の煮物は、「日本の味」の代表ともいえるもの。「そこにニンニクなど、何ごとか」と思う人もいるかもしれない。
しかし、ウマイのだ。
ただし、一つだけ条件がある。それは、「コショウを利かせる」こと。
ニンニクとコショウは、ステーキをニンニクに塩コショウだけで焼くとうまいことからも分かるとおり、最高の相性なのだ。
日本風のうす味の煮物にニンニクとコショウを入れると、ちょっと「ポトフ」にも似た、洋風っぽい味になる。
これは魚でも、もちろん問題ない。特にたらは、ヨーロッパでも韓国でも、ニンニク入りの料理によく使われる。
作り方は、うす味の煮物を作り慣れている人なら、単純にだしにニンニクを加え、最後にコショウをふりかけて食べるというだけでいい。
魚を煮る場合、「煮過ぎないこと」が最大のポイントになると思う。
鍋に、
- たらの切り身
- 焼き豆腐
- 長ねぎのぶつ切り
をおなじ高さくらいになるように入れ、「ヒタヒタ」の加減、たぶん2カップくらいの水を入れる。
- だし昆布 10センチほど
- つぶしたニンニク 1かけ
を加えて強火にかける。
煮立ってきたら弱火にし、アクをサッと取って、入れた水が2カップなら、
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 淡口醤油 大さじ3~4(味を見ながら)
で味つけして、落としブタをし、5~6分煮る。
火を止めたらフタをして、そのまましばらく冷まし、味をしみさせる。
皿に盛り、青ねぎと粗挽きコショウをかける。
優しい味で、大変ウマイ。
あとは、ウインナーとじゃがいもの赤出し。
メインがうす味だったので、こちらは濃い味。
鍋に、
- 水
- ウィンナー
- 拍子木に切ったじゃがいも
- 拍子木に切ったニンジン
- 玉ねぎ
- ニンニク 1かけ
- 頭とわたを取った煮干し 1つまみ
を入れ、5分ほど煮たら、酒・少々と赤出しみそ、コショウ1ふりを入れ、じゃがいもがやわらかくなるまで煮て、ざく切りのニラを入れて火を止める。
お椀によそい、ゴマ油をたらして一味をかける。
それに、白めし。
酒は、焼酎水わり。
うまいものを作ってしまうと、ついつい酒も進んでしまう。
なのでおれが飲み過ぎるのは、仕方がないのだ。
「まず天才じゃないから。」
そうだよな。
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