カワイイ中国人のおねえちゃんが話の相手をしてくれながら、価格は完全に居酒屋価格の、大阪・動物園前の居酒屋「えいちゃん」。ここは、ただおねえちゃんがカワイイだけでなく、料理もうまい。
このあいだ、といってももう1ヶ月くらい前になるのだが、大阪でデモがあったとき、帰りに動物園前の居酒屋「えいちゃん」に顔を出すことにした。
チーママ・れいなちゃんから、「ぜひまた来てね」と連絡をもらっていたからだ。
この店をはじめて知ったときは、衝撃だった。
設定としては、「ガールズバー」とまったく同じ。中国人のカワイイおねえちゃんが、カウンターの向こうで話の相手をしてくれる。
中国人の女性は愛嬌があるから、カラオケをデュエットしたりして、おっさんとしては楽しいわけだ。
ガールズバーなら、セット料金が1時間3,000円、それにだいたい、女の子2人くらいにせがまれて、1杯ずつおごるハメになったりして、1時間で5,000円くらいは取られることになるのが相場。
ところがこのえいちゃんは、掛け値なし、まったくの居酒屋価格なのである。
飲み物は、生ビールや酎ハイなどなら400円くらい。つまみは500円くらい、カラオケは1曲100円で、チャージはない。
完全に注文した分だけ払えばいいから、2,000円もあれば2時間くらい、十二分に楽しむことができる。
これはほとんど、「天国」と言えるのではないだろうか。そういう店が、動物園前にはえいちゃんのほかに30~40軒あるというからオドロキだ。
しかも特筆すべきなのは、このえいちゃん、料理もうまい。
料理は、日本人に合わせたいわゆる居酒屋料理の、焼き鳥だの、イカ焼きだの、みたいなものも用意されている。でもそれよりも、ママかチーママ・れいなちゃんに頼んで、中国料理を作ってもらうのがおすすめだ。
2人とも、もちろん料理は普通にできる。
本場中国人が作る、本格的な中国家庭料理が食べられるという話なわけで、これはかなりレアだと思う。
こないだは、まずジャガイモのシャキシャキ炒めがカウンターに並んでいたから、それを頼んだ。
ピリ辛味で、ニンジンときゅうりも入って、ちょっとしたサラダ感覚。
それかられいなちゃんが作ってくれたのが、トマトと卵の炒め物。
これも、日本の中華料理屋ではなかなか食べられないだろう。ほっこりとするやさしい味だ。
ママが作ってくれた、焼きそば。
これは日本人に合わせてニンニク控えめ、そのかわり削りぶしがかけられている仕様で、ちょっと残念。今度注文するときは、本格的な中国人仕様のやつを作ってもらおうと思っている。
でも味は、細麺がプリプリで、大変うまい。
あとはサービスで、青唐辛子とジャガイモの炒め物。
それに、ひまわりのタネなども出てきたりする。
3品の料理を頼み、酒を5杯飲んで、カラオケを2~3曲歌い、お勘定は4,000円ほど。
えいちゃんがもし家の近くにあったら、毎日でも通ってしまうのではないかと思うくらいだ。
■えいちゃん
住所 大阪府大阪市西成区山王2-13-24
電話 06-6643-9620
営業時間 15時~23時
定休日 水曜
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