京都河原町マルイ前で行われたSEALDs KANSAI主催「戦争法案に反対する街宣アピール」に参加した。300人ほどの人が集まって熱心に話を聞き、通行人の反応もよかったようだ。
与党が戦争法案を7月15日に強行採決する構えとなり、
情勢はにわかに緊迫している。国会でも、民主・社民・生活・維新・それに共産のオール野党が「歴史的」とすらいえる結束をし、共に反対していくことになった。
街頭での反対アピールも熱を帯びている。きのうは国会前でによる国会前でのアクションが行われ、2万人の人が押し寄せて、国会前を埋め尽くしたそうだ。
も、元々7月19日に大阪・御堂筋でのデモを計画していた。
関西リベラル勢集結。#0719関西デモ
【SADL×SEALDs KANSAI「戦争法案」に反対する関西デモ】
日にち:7/19(日)
集合:16:30 うつぼ公園(大阪)
御堂筋南下→元町中公園#本当に止める #戦争法案反対 pic.twitter.com/yNmRTSTmIq— SEALDs KANSAI (@SEALDs_Kansai) July 11, 2015
でもそれでは強行採決に間に合わないということで、急遽、きのう7月10日と17日に、街宣アピールをすることになったのだ。
これにおれも、出かけてきた。河原町は、歩いても行ける場所である。
少し早く着いたのだが、もう学生たちは待機している。報道陣も5~6社が来ていたようだ。
街宣が始まると、とり巻く人は、みるみる膨らんだ。学生たちは、みな自分の言葉で、戦争法案への反対をアピールする。
京都大学の教授も一緒になって、戦争法案への反対を訴えた。
京都大学歴史政治学者、山室信一先生にも来ていただきました! pic.twitter.com/xMGBMrci0W
— SEALDs KANSAI (@SEALDs_Kansai) July 10, 2015
学生たちも、勉強に、バイトに、デートや遊びに時間を使わなければいけないわけで、決してヒマではないのである。しかしこうして時間を割いて、戦争法案に反対している。
もし戦争になれば、まっ先に戦地に行かされるのはこの学生たちだ。
国会では与党が圧倒多数だから、法案を止めるには、街頭で声を上げていくしかない。おれたち上の世代も、他人事であっては絶対にいけないのだと思う。
実はきのう、おれたち上の世代のカウンターメンバーには、あるミッションが課されていた。差別団体のメンバーが、街宣の妨害を予告していたのである。
在特会をはじめとする差別団体は、安倍政権と親しい関係にある。安倍政権の政策に反対する人達を「反日分子」とよび、ネットでも攻撃している。
2年前、在日コリアンが多く住む鶴橋で、「在日コリアン大虐殺」を公言した極悪レイシスト(差別主義者)が来るというから、いつもカウンターへ行くメンバーには連絡がまわり、警戒態勢が敷かれた。
学生たちが必死の思いでやっているアピールを、邪魔させるわけにはいかない。
しかし結局、警戒を怖れたのだろう、レイシストは現れなかった。
「何事もなく終わったのは、何よりだ、、、」
おれはそう思いながら家へ帰り、いつもの通り飯をつくり、酒を飲んだわけである。
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