恋愛は、結果を急ぐと失敗するのである。(居酒屋ふる里)

居酒屋「ふる里」 京都・大阪の飲食店

昨日は「最近失恋した」という、ブログを読んでくれている女性と四条大宮で食事をした。

居酒屋「ふる里」

話を聞いて、恋愛は、「結果を急ぐと失敗する」と、改めておもったのである。

 
女性は大阪に住むアラフォーの、天海祐希に似たOLで、料理が好きで、前からぼくのブログを見てくれているとのことだが、今回ぼくが失恋したのに、自分と重ねて共感し、初めてメールをくれたのである。

ちょうど京都へ来る用事があるとのことだったので、昨日いっしょに食事をし、話をすることにした。

案内したのは、居酒屋「ふる里」。

居酒屋ふる里

他府県の人を連れていくには、「酒房京子」が一番おもしろいと思うけれど、京子へはぼくが数日前に行ったばかりで、さすがに続けていくのは何だから、こちらを案内することにした。

 

ふる里は大宮で最古参の飲食店で、「大宮で一番おいしい」という人もいる。

居酒屋だが、料理はかなりしっかりしていて、「京都の良質な庶民料理が食べられる店」といえるとおもう。

いつもお客さんで一杯で、予約しないと入れないことも多い。

昨日も8時ころに入ってから、11時ころ出るまでの間、ずっと満席が続いていた。

 

食べたのは、まずはお通し。

居酒屋ふる里 お通し

ハモの煮凝りとカキフライ。

この店はお通しが、いつも立派なものが出てくる。

 

やはりお造りは、たのむのだ。

居酒屋ふる里 お造り

どれもきちんとうまいが、特に手前のヒラメの昆布じめが最高だった。

 

ブリ大根。

居酒屋ふる里 ブリ大根

いよいよブリの季節である。

コッテリと味がしみている。

 

おでん。

居酒屋ふる里 おでん

いよいよおでんの季節でもある。

ややうす味だが、うす過ぎない。

 

万願寺の焼いたの。

万願寺の焼いたの

炭火だからしっかりと火が通ってやわらかい。

 

冷やしトマト。

冷やしトマト

京都のトマトは、味が濃い。

 

酒は、冷や酒にしたのである。

居酒屋ふる里 冷や酒

 

というわけで、食事をしながら天海祐希の話を聞いたのだけれども、天海祐希の元カレは、ぼくと同年代なのだそうだ。

バツイチで、地元が同じで以前から知っていたが、最近になって付き合いはじめたとのことだ。

ところが付き合ってからそれほど時間がたたないのに、もう「別れよう」という話になった。

別れ話を持ちかけてきたのは男性で、理由を説明することもなく、「ちょっと無理だから」と言うだけなのだという。

男性からは「結婚しよう」とまで言われていて、天海祐希もあれこれ考え、迷った末に承諾した。

それがいきなり、理由もわからず別れることになったので、「納得できない」というわけである。

 

ぼくは話をあれこれ聞いて、同年代ということもあり、男性の気持ちがわかった気がした。

男性は、おそらく急ぎすぎてしまったのだ。

ぼくも出会ってすぐに「彼女」にしたはいいけれど、2~3度会って、「合わない」とおもい、別れたことが何度かある。

時間をかけ、お互いの性格を理解し合い、気持ちを重ね合ってから、付き合うことにすればよかったのだけれど、それを省略してしまったから、「自分がおもう彼女の条件」と相手が当てはまらないところがあると、それでもう、一気に「ダメだ」となってしまう。

ぼくは一度、「ラーメン屋で餃子をいっしょに食べない女はダメだ」という、ほとんど理由にならない理由で、女性と別れたことがある。

たぶん天海祐希の元カレも、理由があまりにつまらなすぎて恥ずかしく、彼女に説明できなかったのではないかとおもう。

 

ぼくの前回の恋愛が、あのような形で終わったのも、煎じ詰めれば、ぼくが元カノを「彼女」にしたのが早すぎたからだともいえる。

ただ前回の場合は、ぼくではなく元カノが、同じように「合わない」となってしまった。

もちろん、仮にそうであったとしても、相手をきちんと納得させる努力をせず、一方的に関係を断ち切るのは言語道断、失礼極まりない行いだ。

そういう話を少ししたら、天海祐希も、多少は気が晴れたようだった。

 

「おっさんも今度は急がないようにしなくちゃね。」

チェブラーシカのチェブ夫

ほんとにそうおもっているよ。

 

 

◎関連リンク

居酒屋「ふる里」(食べログ)
 

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鶏の塩焼きは、鶏肉の食べ方として最も簡単でうまいのである。

元カノのことが吹っ切れたら、豚ニラ炒めが食べたくなったのである。

コメント

  1. ピーナッツ より:

    はじめまして。いつもこちらのブログの更新を楽しみにしている一児の母です。

    最近子供が生まれましたので今のうちに料理の腕を上げて、母の味というものを残したくてネット上でレシピを探していました。

    そうしましたら、こちらに辿り着きました。
    どれも気軽にできそうで、楽しそうです。

    お写真や文章もたいへん楽しく、そして読みやすく、はやく次の記事が読みたくていつもワクワクしています。

    更新するのは大変だと思いますが、楽しみにしているのでこれからも頑張ってください。

  2. 匿名 より:

    こんにちは。
    高野さんのブログ、毎日楽しみにしております。
    「酒房京子」に行きたいと思っていてまだ行けず、こちらの「ふる里」にも是非行ってみたいと思いました。
    その土地に行ったら、その土地の庶民料理をいただきたいものです。
    そしてそれを見て、これは何の味だとか、なんのお出汁なんだろう~とかいろいろ思いをはせながらお食事するのが楽しいですね。

    結果を急ぐと失敗するも勉強になりました。
    でも、ついつい想いが募って、強引に先に進めようとしてしまうのですが・・・

  3. ゆうり より:

    京子さんのお料理もおいしそうですが、ふる里さんもおいしそうなお料理を出してくださるのですね★

    じっくり時間をかけてお互いを知りあってから付き合っても、結局は違う人間なのだから、考え方や感じ方は違うわけで…
    そこを許せるかどうかですよね。
    すべてが理想通りというのは難しいかもしれませんねー。
    まぁ、相手をじっくり見極める…ということは大事なことですね☆

  4. mieko より:

    はじめまして、こんにちは。
    夕飯に肉じゃがをつくろうとおもっていたら、こちらにたどり着きました。
    肉じゃがをつくるために、というところで私のレベルがバレバレでお恥ずかしいです。
    料理などまともにやったこともなく・・・。でも、食べることは大好きなのです。
    ぶり大根、ほんとうに美味しそうです。 作り方も書かれていてありがたいです♥

    私は昨年4月に会社をリストラされ、7月には病気の母を看取りいまは父と二人暮らし、独身49歳です。最近ようやく少しすすんでいけそうなこのごろです。
    先日もオムレツを焼いて(いわゆる卵焼き)返そうとして、飛び出たオムレツを胸で受けてしまい朝からドロドロになりました。トホホ・・   
    これからも更新を楽しみにしています♪

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