ぼくは、だいたい毎日後悔している。
人生は、後悔してこそナンボである。
後悔を畏れる人の、気持ちはもちろん、解らなくはない。
「ああ、ああすれば良かった・・・」という想いは気持ちのいいものではないから、「できれば後悔はしたくない」と思うのも、当然のことだろう。
しかしぼくの場合は、だいたい毎日、後悔している。
原因は、まず酒を飲み過ぎてしまうことで、飲むのに延々と時間を費やし、さらにおかげで次の日残って、使い物にならなくなる。
おまけに外で飲めば、その分、金も浪費するわけで、
「その時間を仕事に充てれば、もうちょっとはマシな生活ができるのに・・・」
そう思うわけである。
それから料理のことでも、後悔することはしばしばある。だいたいは味付けに関してで、
「ああ、あれを入れればよかった」
と思う。
調理を少しでもシンプルにしたいと思い、何かを省略してみたりするのだが、そうすると、「省略し過ぎだった」となってしまうことも少なくないのだ。
味の足りない料理を食うのは、気持ちがいいものではない。
ちなみにこれはもちろん、ブログに掲載する際には修正するから、ぼくのレシピ通り作るのは、問題ない。
あとは女のことでも、後悔することが多い。こちらが一方的に好きになり、相手に引かれてしまうのだ。
ぼくの場合、後悔するのはそのくらいで、あとはあまり、思い当たることはない。
しかし酒にせよ、女にせよ、過ぎるのは「好き」だからだし、調理についての「チャレンジをしたい」と思うことにしても、後悔する原因は、いずれもポジティブなものではないだろうか。
ポジティブに行動するから、その結果として失敗し、後悔するわけである。
だから後悔するのは、ポジティブに行動したことの証しであり、むしろ勲章なのだ。
「後悔してこそ、人生ナンボだ」
と言えるのではないだろうか。
むしろ後悔を畏れる人は、あまり後悔したことがないのだろう。
ぼくのように、毎日後悔していれば、嫌な気持ちも夕方頃にはすぐに忘れる。
「アホだよね。」
ほんとだな。
◎関連記事