このところ、
・ストレートなしょうゆ味のゴーヤチャンプルー
・トマト入りのゴーヤチャンプルー
・麻婆味のゴーヤチャンプルー
と、ゴーヤチャンプルーについては、研究に研究を重ねてきたわけなのだが、昨日、「決定版」とも思えるゴーヤチャンプルーが完成した。
キムチのゴーヤチャンプルー。
これは凄くて、どのくらい凄いかといえば、食べると味があまりに自然にうまいので、
「え、これ、韓国の定番料理じゃないの?」
と、つい思ってしまうほどである。
しかしそれもそのはず、このキムチのゴーヤチャンプルー、ほとんど豚キムチであるとも言えるのだ。
材料は豚肉にキムチ、それから玉子。ここまでは完全に、豚キムチの材料だと言っていいだろう。
さらにきのうは厚揚げにしたが、豆腐。キムチと豆腐の相性のよさは、キムチチゲには豆腐が必須であるように、知れた話であるわけだし、豚キムチに普通入れないものは、ゴーヤだけだと言ってもいい。
しかしこのゴーヤにしても、多分韓国では、辛くして食べるのではないだろうか。青唐辛子を辛くして食べるのが、韓国の定番料理であるように、唐辛子の辛い味は、刺激が強い、青い野菜によく合うのだ。
きのうはこれを食べ、我ながら唸ってしまった。
「どうしてオレって、こんなうまいものを作ってしまうのだろう・・・」
自分で自分の才能が怖くなった。
というわけで作り方なのだが、まずはゴーヤ2分の1本を、タテに割り、スプーンでワタをかき出し、2~3ミリ幅の輪切りにする。
そして塩を振った水で30秒ほど、サッとゆで、湯を切って皿に取り出しておく。
次にサラダ油少々を引いたフライパンを中火にかけ、溶き卵2個分を炒める。
これはあまり細かくかき混ぜてしまわずに、全体を返すようにしながら大きめにまとめた方が、食べ応えがあっていい。
そうして材料の下処理をした上で、フライパンにゴマ油少々を引き、豚コマ肉200グラム、キムチ200グラム、1センチ幅くらいに切った厚揚げを入れ、中火にかける。
全体を返しながら、じっくり炒め、豚肉に火が通り、それぞれの味が馴染んだところで、火を止めて、調味料を入れる。
調味料は、酒とみりん、うすくち醤油を大さじ1ずつ、おろしショウガを小さじ1。
改めて強火をつけ、少し炒めて豚肉と厚揚げに味をつけたら、皿に取り出しておいたゴーヤと玉子を戻し入れ、全体を返しながら炒める。
味を見て、一つまみくらいの塩を振り、汁けがなくなったあたりで火を止める。
きのうは、酒は焼酎水割り
を飲んだのだが、このキムチのゴーヤチャンプルー
がまた酒によく合い、きのうもぼくは、ヘベレケになって、天国へ召されたのであった。
あとはとろろ昆布の吸物。
お椀にとろろ昆布と削りぶし、青ネギ、淡口しょうゆ、水に浸して絞った焼麩を入れ、お湯をそそぐ。
おとといのイワシ山椒煮。
新ショウガ梅酢漬け。
「ほんとに毎日よく飲むね。」
そうだよな。